三股町
お荷物を背負っていたギボシヒメグモ♀親は、昨日の午後から忽然と姿を消してしまった。そして、今朝のこと子グモたちも1匹を残して皆、消えていた。
親グモによる見守りと給餌は終了し、子グモ達は独り立ちできるまで成長した、ということだろうか。寄生バチと思われる幼虫の影響は如何程だったのだろうか?メス親は無事なんだろうか?経過観察ができず、なんともスッキリしない。
〜サクラにしわざ〜
分散したであろうギボシヒメグモの子グモやメス親を探しているうちに、セモンジンガサハムシの卵がいくつか見つかった。全て葉裏である。
薄っぺらい長楕円形の卵は、茶色の幕で覆われており、その表面には糞がのせてある。糞の量は様々。
そして、うっかり見落としそうな小さな幼虫もいた。どうやら脱皮直後のようだ。
葉裏でじっと落ち着いているのはメスだろうか。先週だったか、交尾カップルがいた。
〜ヒメジョオンにしわざ〜
庭のヒメジョオンの何本かが、根本から倒れていた。花も葉っぱも萎れてないので、茎が折れただけなのだろうか?
「イタズラしたのは、誰だい!」と、根本を覗き込んでみれば、白いクズの塊があって、そこで折れている。
これは、コウモリガ幼虫のしわざだ。茎を割り開いてみれば、空洞内に幼虫がいた。
コウモリガは飛翔しながら多数の卵を空中散布することで知られている。地上で卵から孵化した幼虫は、あらゆる草本植物の茎内に潜り込み、そこである程度まで成長してから、大きな樹木へと引っ越しをする。
必ずしも木本植物に移動するとは限らず、大きくなる草本植物ならそこで蛹まで成長を遂げることもある。例えば、オオイタドリとカラムシとか。カラムシには人の背丈よりも大きくなる株もあって、その姿はまるで小木のようだ。
自宅フィールドにて、今日の虫達。
ヒゲコメツキ♂
先日、すぐ下の谷津田のヨシでメスを見つけたばかりだが、今日はオスに出会えた。
ヒメカメノコテントウ
セイタカアワワダチソウヒゲナガアブラムシのコロニーに来ていた。
モノサシトンボ♀
駐車場、カーポート横のエノキにて休憩中。林内にはかなり密度が高くいて、たまに庭にもやってくる。
2021年05月30日
サクラとヒメジョオンに、しわざ
posted by やまかます at 17:57| しわざ