2021年05月11日

ナメクジもどき

三股町

網カゴにサクラの枝葉と一緒に一晩入れておいたオオミズアオ♀が、産卵していた。網から出したオオミズアオは、鳥に見つからないようアジサイの茂みの中にそっと放った。
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卵は水で濡らせば、じんわり筆で掬い取れる。網から外したらダンボールなど厚紙に乗せて、孵化を待つ。おそらく受精卵だろう、と思う。
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ネズミモチの若葉に食痕と小さな黒い糞が目立つようになった。
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ハイイロタマゾウムシ幼虫のしわざだ。
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幼虫は体全体に粘液を纏っており、その粘着力で葉っぱに取り付いているようだ。
同じような姿ではナメクジハバチ類の幼虫が、エノキやクヌギ、コナラなどの葉裏でよく見つかる。
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ハイイロタマゾウムシのしわざと生態については、
拙著『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社・2020年)に載せているので興味ある方はご覧下さい。
posted by やまかます at 19:32| コウチュウ