三股町
毎朝、仕事部屋に入ると、まずは扉を開けて外灯を見るのが習慣となっている。
今朝は、アオスジアオリンガの雰囲気を纏った、少し大きめの蛾がいた。はて?リンガ類にこんなのがいたっけ?
白幕に止まったままの姿を撮影してから、落ち葉の船に乗せてイチイガシの若葉にそっと移動させてみた。暴れることなく大人しい。
色合いと言い、質感と言い、イチイガシの若葉がいかにも似つかわしく思えたからだ。
実際こうした場所にとどまることがあるのかどうかはわからないから、これは意図的な演出であることをお断りしておきます。本種は、シャクガ科のナンカイキイロエダシャク。
顔が可愛いのと、あとあと同定のためにと思い、いろんな角度からも撮影しておいた。
同属で本種とよく似た、キイロエダシャクもいるが、それとの識別点として、前脚と中脚の特徴も決め手の一つになることがあとでわかった。キイロエダシャクの食樹はサクラだそうだが、ナンカイキイロエダシャクはアカメガシワとか数種の樹木が食樹らしく、飼育下ではサクラも食べるようだ。
それにしても、なんと艶やかな姿だろうか。しばらく離れがたくじっと眺めていた。写真の個体は触角の形状からメスとわかる。
EOS-5D MarkV
SIGMA50mmMacro 270EXU
2021年04月10日
ナンカイキイロエダシャク
posted by やまかます at 14:38| ガ