2021年02月27日

オオテントウ

宮崎市

海岸ベリをドライブして、ホウライチクを見てまわった。
今頃、オオテントウの餌となるツノアブラムシ類はどこでどう越冬しているのだろう?
さんざん探したけど、手掛かりすら見つけることはできなかった。
ホウライチクのすぐそば遊歩道の杭に、ちょこんと、オオテントウが止まっていた。
今日は風が強く海は大しけ。気温もこの時点で9℃前後と低い。
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よく見ると、背面の一部が窪んでいた。大丈夫だろうか?
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枯れ草でそっとひっくり返してみれば、元気にもがいて立ち戻った。
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オオテントウの越冬場所はよくわからないが、こうして剥き出しの場所で出会うことが過去にも二回あった。
越冬休眠はよほど浅いのかもしれない。

オカメザサの葉表を舐めとるように食事していた、タケトゲハムシ
葉脈に沿った、白くてよく目立つしわざ(食痕)がこれからどんどん増えていくことだろう。
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薄暗い林には、フウトウカズラのつるがたくさん絡んでいて、赤い果実が目立っていた。
フウトウカズラは雌雄別株。

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海岸線をどんどん南下して、日南市に入って山を見上げると、ヤマザクラの開花が始まっていた。
日南市の街中で昼食をとるつもりだったが適当な店も見つからず、車を停めることなく宮崎市田野町に抜けた。
田野町、国道269号線沿いの『百菜』で遅めの昼食をとったあと、「天神のヤマザクラ」(樹齢100年)を見に行った。
しかし、ここのヤマザクラの開花はまだだった。やはり日南市はだいぶ早いようだ。
天神ヤマザクラのすぐ下の車道沿いに植わっている、イロハカエデにウスタビガの空繭が2個あった。

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「よく目立つね、ほらウスタビガの繭だよ」

「中に入っているの?」と嫁さん。

「去年の秋に出たあとだよ。最初のがオスの繭、次に見つかったのがメスの繭。ほら繭の大きさが違うでしょ。大きさだけでなく、プロポーションも違うんだよ。しかし、卵がついてないなあ、、、、残念!」

OM-D E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14
posted by やまかます at 19:53| コウチュウ