昨日、南郷町で見つけた、小さなしわざ。
雨が凌げる崖のくぼみに生えたシダの葉についていた。
一箇所に4個がまとまって。
一番大きなものでも長径8ミリ。よくみるとどれも小さな穴が開いている。
褐色の天幕を剥がすと、中には卵殻か脱皮殻と思われる残骸が残っているだけだった。
つまりこれはおそらくクモの卵のうで、すでに出のうした後かと思う。
調べてみたがクモの種類まで辿れなかった。
南郷町の海岸で拾った、貝殻。狭い範囲で圧倒的にゴミが多くて、生物の漂着物は少なかった。
右上の大きな貝殻は傷みが激しいけれど、フジツガイ科の仲間のようだ。長さは7cm。
フジツガイ科には「三大美螺」とされる、ジュセイラ、ショウジョウラ、バンザイラ、があるそうだ。
三大美螺はもう少し小振りのようだ。
名前だけでも何だか見てみたくなる。こんど海岸に行くときっと探してしまう自分を想像できる。