2021年02月07日

野焼き畔に、フチグロトゲエダシャク

三股町

気温がグンと上がって、キタテハやモンキチョウの姿が多い。
みな活発に飛び回っていた。
キタテハ-2077404.jpg


午前10時58分。
先月末に野焼きした畔で、地面近くを舞うフチグロトゲエダシャクのオスがいた。

「うん!?これはメスが近いな」

メスの姿はすぐに見つかり、その直後、オスが到達してあっという間に交尾が成立した。
フチグロトゲエダシャク交尾-2070523.jpg

交尾時間はわずかに5分間。オスはさっと飛び立つと、2メートルほど西に移動してすぐさま、そこで待っていた別のメスと交尾。この交尾も、6分間で早々と終了した。
フチグロトゲエダシャク交尾-2070533.jpg

草刈りした後に火入れしているので、メスが登る草は黒こげで高さもない。なので、メスの姿がよく目立つ。
これではあまりにも無防備に思えた。近くにはモズのオスがいたりした。
土中で数ヶ月間過ごしていた蛹は、火入れくらいでは焼け死ぬこともなくこうして羽化できるようだ。

1時間後、同じ場所に行ってみると、2頭のメスはまだ元のまま静止していた。
果たして多回交尾することがあるのだろうか?

野焼き畔-2070557.jpg


さらに火入れしていない畔も見て歩くと、オスがチラホラ、低く飛んでいたけど、3頭目のメスは見つからず。
ススキにこっそり、オオカマキリの卵しょうがあった。

野焼き畔-2070562.jpg

posted by やまかます at 16:37|