三股町 田上
一昨日の日曜日、三股町図書館の並木にあった大きな置き石に、ミナミアオカメムシがいた。
石のすぐ横にはイロハカエデが植わっており、おそらくそこから葉布団にくるまったまま着地したのかもしれない。
カメラを持っていなかったので、携帯で撮影した。
背後の建物が三股町図書館。
で、写真をパソコンに転送して拡大してみれば、カメムシのすぐ右下に、フタスジヒラタアブの幼虫がいたことに気付いた。幼虫は石の表面に見事に溶け込んでいる。
写真下は指で触れたせいで、体を立ち上げたところ。
この幼虫は待ち伏せ型の捕食者で、体に触れた生きものなら何にでも食らいつき、吸血する。
小枝に巻きついて待ち伏せしている姿をよく見るので、私はこれを「エリマキアブ」と名付けたことがある。
この石上では体をペタリと密着させていた。
しかしこんな場所で獲物はいるのだろうか?という心配もしたくなるが、意外と獲物になりそうな虫が徘徊しているようだ。
例えばすぐ近くを歩いていた、アブラムシの一種。
このタイミングでヒロヘリアオイラガの繭から体を乗り出していた、蛾の幼虫もいた。
繭殻の中で育ったのだろうか?たまたま居合わせただけなのか?
こちらもエリマキアブ幼虫の餌食になり得る虫ではあるだろうが、このイモムシの正体の方が気になって仕方が無い。
2020年12月29日
ミナミアオカメムシとエリマキアブ幼虫
posted by やまかます at 21:05| アブ・ハエ