三股町 田上
午後2時6分。
ふと足下に目をやれば、セロリの葉上にほっそりとした、クモヘリカメムシがいた。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
左後ろ脚が無いけれど、きっちりと決まりポーズで構えている。
前両脚は触角とぴったし合わさっている。このこだわりが、良い。
今日の日中は昨日より1度ほど高く、風がほとんどないので、体感気温も少し暖かめ。
成虫越冬のクモヘリカメムシが、こんな吹き曝しにお出ましになった理由も少しはわかるような気がする。
けれど微動だにしないのも賢明な策であろう。
今の時期、鳥たちは昆虫に飢えている。見つかればあっという間に丸呑みの憂き目に合うに違いない。
すぐそばにあるクヌギの枝にびっしりと群れていたクリオオアブラムシは、
連日、エナガとシジュウカラ、コゲラのお腹に次々と消えていき、今はまばらになっている。
じっとしていることは、ある程度は有効な策だが、しかしこれも油断大敵。