2020年12月13日

消えたクロセセリ前蛹

三股町 田上

ずっと観察していたクロセセリの前蛹、グッタリと頭が垂れて様子がおかしくなっていたけど、今朝になっていなくなった。
おそらく、何らかの捕食者に食べられてしまったのだろうと思う。
いづれにせよ、蛹化できずに死んでいたかも知れない。

1213クロセセリ-5335.jpg
EOS-5D MarkV  SIGMA50mmMacro 270EXU
すぐ近くのハナミョウガでは数日前に蛹室にこもった幼虫もいる。こちらはどうなるだろうか?

庭のクヌギではまだ葉っぱを食べている、アカイラガ幼虫。


1213アカイラガ -5341.jpg
EOS-5D MarkV  SIGMA50mmMacro 270EXU

蛹といえば、、、、、、、

家庭菜園のナスで育ったクロメンガタスズメの幼虫2頭のうち、一頭は回収できたがもう一頭は地面に潜り込んでしまったらしく見失ってしまった。
回収した幼虫はしばらくして、用意した土に潜り無事に蛹化した。

クロメンガタ-1.jpg


クロメンガタスズメ幼虫を回収して数日後、玄関前を徘徊していたエビガラスズメ幼虫。
蛹化場所を探していたので、土を入れた容器に回収するとこれも程なく、蛹化した。
上写真と同倍率なので、エビガラスズメに比べてもクロメンガタスズメの蛹は結構大きいことがわかる。

エビガラスズメ-1.jpg

EOS-5D MarkV   EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 深度合成 (蛹の2カット)

黒バックでの蛹の写真撮影などは、専用の撮影台を組んでいる。
背景の黒紙から蛹を15センチほど浮かし、また背景にはできるだけ光が回らないように調整する。
蛹を固定するのが厄介だが、被写体の大きさに合わせて逐一固定台を工夫して作る。
条件によっては透明ガラス板やアクリル板に置くこともあるが、ゴミ写りなどの後処理に苦労するのであまり使っていない。パソコンでの画像処理はできるだけ少なくしたい主義だ。
照明のストロボは、通常3灯で間に合う。
1212撮影セット-5229.jpg


被写体を乗せる台はベローズで可動式にしてあるが、深度合成をする時はカメラ側のフォーカス送りで行うことが多い。
低倍率専用なので、撮影枚数も10カット前後で済む。
ちなみに、先日載せたギンシャチホコ蛹の写真は、被写体を可動させて深度合成している。こちらは撮影枚数が多かったので被写体の微動によった。
撮影倍率としては、ギンシャチホコの蛹(体長20mm)程度の大きさが最大倍率で、これ以上の倍率が必要な時は、別の専用撮影台を組んでいる。
posted by やまかます at 21:26| チョウ