都城市
例年通り、漆喰塀の白壁にアオスジアゲハの越冬蛹が、危なっかしい格好でぶら下がっていた。
帯糸が切れている。
毎冬、見ている塀だけど大抵はついている。
しかし、1体のみで複数が見つかったことは無い。
この蛹が幼虫時代を過ごしたクスノキは、2メートルほどのところにあり、
梢を見上げていると、黒く変色した蛹が3体あった。写真はそのうちの2体。
もちろんすでに死んでいる、と思う。
さらに別のクスノキでは、木から13メートルほど離れた、ステンレス製のパイプにも。
アオスジアゲハは蛹化に先立って、食樹を離れる傾向が強く、その場合、蛹化場所の条件は、表面がツルんとした滑らかな足場を選ぶことが多い。
特に越冬蛹では、食樹で蛹化した場合は寄生されたりして死んでいるのが目立つ。
寄生蜂や寄生バエが、宿主を探す手掛かりに食樹のニオイを使っているなどの理由も考えられるだろう。
塀の上から、蛹探しをしている私を見つめて、
「ナニ、してるニャン?」
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
GODOX TT350