2020年11月30日

イシガケチョウ、越冬成虫

延岡市植物園

オガタマノキの枝先にぶら下がっていた、
ミカドアゲハの越冬蛹。
帯糸も切れて風に揺れていた。ほぼ目線の高さ。
蛹のついた葉っぱがなんらかの理由で枯れてしまったのが災い。これでは目立って仕方が無い。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ボロボロノキから2メートルほど離れた藪の中で見つかった、
ベニツチカメムシ集団。
まるでオビカレハの越冬卵のように枝を取り巻いている。
いづれ厳冬期には地中に移動してしまう。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

三股町 田上

自宅の向かいの果樹園の下生えでは、ハナミョウガが自生しており、クロセセリ幼虫2頭を継続観察していた。
うち一頭は忽然と姿を消してしまった。他の株を探ってみると、蛹化場所の形跡を見つけた。
真新しい座糸の状況から、蛹は何者かに食べられてしまったようだ。
クロセセリの蛹では、こうした災難?をよく見る。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

同じ株のすぐ隣の葉をめくったら、イシガケチョウがペタリと張り付いていた。
地面からわずか20センチの高さ。

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EOS-5D MarkV EF15mm F2.8フィッシュアイ

葉をめくるとき、イシガケチョウの体に触れなかったのが幸い。
こんな出会い、今年の1月16日にもあった
イシガケチョウの越冬成虫が見つかるのはワンシーズンに一回程度。
しかし、この冬はまた新たな出会いがありそうな予感がしないでもない。
posted by やまかます at 20:42| チョウ