2020年11月12日

山彦〜ヤマカス

三股町 上米公園

先月はじめにイロハカエデの木末で見つけた、ウスタビガの繭
今年の羽化は少し早いかもしれない、そんな気がして昨日から観察を始めた。
もしかして、他にも繭があるのでは? 同じイロハカエデの木末を丹念に探してみると、やはりあった。

1111ウスタビガ-111168.jpg


最初に見つけた繭と比較するとよくわかるのだが、おそらくこの繭はオス。そして最初に見つけた繭はメス、だろう。

このところ、寝床に入ってから読んでいるのは
『おらが村』矢口高雄(ヤマケイ文庫)。
去年、購入して読んだのだが、また読み返している。
昨晩、ちょうど、こぶしの章Aカタゴの花筵(カタゴのはなむしろ、とはカタクリの群落)で、
ウスタビガの空繭のことを「山彦」と、物語の舞台、奥羽山脈の山里ではそう呼んでいることが出ている。
枝付きの繭がカラカラと奏でる音が「たえなる”山彦”の音」という。子供の背中につけると風邪をひかないからと着物にとめる、という風習もあったらしい。


休耕田の水際で、クビキリギス褐色型のオスが飛び出した。


1112クビキリギス-121515.jpg


E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:46|