日本最大のオオアメンボ。
そのオオアメンボ の、ずばりデッカイとわかるような写真を、というリクエストが入った。
自然状態で、虫の大きさを写真で表現するのは難しい。
オオアメンボを撮影したことはあるが、10年以上前だし、手応えはそこそこだったと記憶している。
まして大きさがわかる写真でないことは間違いない。
ならば撮り下ろすしかない。
猛暑の中、午後2時過ぎ頃から、以前撮影した隣町の公園に行ってみた。
この公園には人工のせせらぎがあり、シオカラトンボも多いので、シオカラトンボ狙いで出向いたことも何度かある。それ以外では、あまりにも植生が単調で貧困な環境ゆえ、まず訪れることはない。
久しぶりに訪れてみると、水量がきわめて少なく、数頭のナミアメンボがいるだけで、オオアメンボ はいなかった。相変わらず、シオカラトンボだけは多い。
目の前のサクラの幹上で、アブラゼミが暴れていた。ハラビロカマキリに捕らえられ、食事が始まったばかり。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
キアゲハの蛹殻がアジサイの茎にあって、羽化して日が浅いことがわかった。
近くに食草があるはず、と探してみれば、4メートル離れた先に、食痕だらけのシラネセンキュウが生えていて、
キアゲハの若齢幼虫が次々と見つかった。全部で6頭。
今日中に何とか撮影しておきたいので、公園を出てから自分ちの林の下にある池に寄ってみた。
車を池に横付け。
すると、ナミアメンボが日陰にウジャウジャいて、オオアメンボも数頭、水面を漂っていた。
「何だ、それなら最初から池に降りてみれば良かった」とは思うが、
機会あるごとに近場のフィールドもこまめに覗いておくことも大事だ。
気を取り直して、オオアメンボをカメラで追っていると、ナミアメンボがフレームの中に入ってき、オオアメンボ に体当たりしたりすることもあった。
ナミアメンボと並んだ、オオアメンボ。今日の成果はそこまで。
明日、もう一度、トライしてみよう。
2020年08月29日
ハラビロカマキリ褐色型
posted by やまかます at 21:59| 本