飼育していたモンクチビルテントウの蛹が、昨日、羽化した。
飼育下ではあるけど、蛹期間は5日程度。
E-M1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 GODOX TT350
体色はまだ薄いが、体型、紋の形などから、モンクチビルテントウ、と改めて確認できた。
写真の成虫の顔は黒い。これはしかし、個体によって違い、白いものもいる。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX DE300 深度合成
ススキで今日、見つけた個体の顔は白い。やはり顔色はヨツボシテントウとの区別点にはならない。
背面から見た体型、黒い紋の形、などで二種の区別はできる。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350
キツネノマゴに似ていて、花がより大きい、ハグロソウがすぐ近所の道端に咲いていた。
ハグロソウもキツネノマゴ科。
キツネノマゴには昆虫がよく訪れるけれど、ハグロソウの花にきているところはまだ見ていない気がする。これからしばらく、訪花昆虫の観察にも気を配りたい。
EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU
花は二つの苞の間から出ている。
EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU
ハグロソウの蕾。
EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU
ハグロソウという名前だが、葉っぱが特に黒いわけでもない。
名前の由来は不明だそうだ。
( 高橋修 著『色で見わけ五感で楽しむ 野草図鑑』ナツメ社 より )
ハグロソウの名前は覚えにくいが、何かしら昆虫でも来てくれると印象づく気がする。
そう思ってしばらくハグロソウを眺めていたら、クロセセリが近くにやってきた。
お!吸蜜に来るかな、と期待してみたが、あちこち移動するだけで花には一度も寄ってこなかった。
日光浴ばかり。
EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU
庭のクヌギ樹液に、ノコギリクワガタ♂が来ていた。久しぶりの登場だ。
体には三箇所、痛々しい傷がある。
EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 430EX III-RT
オスの陰になって見えないが、メスもいる。メスは食事に専念している。
オスがボーッとしているように見える理由はそのためで、樹液に来ていても樹液を舐めてはいない。
ボーッとしているというのは見た目でしかなく、オスはひたすらメスをガードしている。
もちろん、この場に別のオスが現れたら、かのオスは俄然、ファインティングポーズをとる。
けれど、体のより小さいオスはちょっとした隙をついて、ちゃっかりメスに言い寄ることもしばしば。
体が立派なオスは喧嘩相撲では負け無しだが、小回りが効かないのがアダとなる。
それにしても、、、、、、
写真のオスは結構、大型の体格。なのにこれほどの傷を負う、ということは、喧嘩の相手はどんなタフな奴だったのだろうか?
それとも、天敵の鳥にでも襲われたのだろうか?
クワガタムシの喧嘩では、通常、小さい方が早々と負けを宣言して土俵から去ってしまう。
勝ち負けは睨み合いで方が付くと言っていい。不思議な気もするのだが、視覚で相手の大きさがわかるのだろうか?それとも気迫が伝わる?
無用な争いは避ける、それが生き残るための知恵だ。
けれど、もしも体格が互角の場合は、これは激しい取っ組み相撲になる。
お互いに、「お〜!コイツ、やるな!」と判るんだろうか。
まさにガチンコ相撲だ。そういう場面はしかし、そうそう見れるものでもない。
勝ち負けを、ゲーム感覚で楽しむのは、人間だけかもしれない。
2020年08月27日
羽化した、モンクチビルテントウ
posted by やまかます at 18:23| コウチュウ