先月、23日。
クヌギの葉に群れているイラガ類幼虫たちの間に身を潜めるのは、
ヒラタアトキリゴミムシの幼虫。
写真画面では、大小4頭がいる。
EOS-5D MarkV MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
ヒラタアトキリゴミムシ幼虫はイラガ類幼虫の体に食いつき、ドラキュラさながら体液を吸い尽くす。
イラガ類幼虫はというと、全く抵抗することもなく、まるで同じ兄弟かのように平然と肩を並べている。
ヒラタアトキリゴミムシ幼虫は、イラガ類幼虫に敵意を抱かせないための策でも講じているのだろうか?
先週末、
成熟したと思われる幼虫を数頭、土を入れたケースに取り込んでおいたら、まもなくして蛹になった。
EOS-6D MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
この蛹からやがて羽化するであろう新成虫の、次の産卵のタイミングはいつになるのだろう?
イラガ類としていた幼虫は、本日になって、ヒメクロイラガ、と確認できた。本種も地上に降りて、土の浅い場所で繭を紡ぐ。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FL-LM3
ヒメクロイラガ幼虫の数はかなり多く、ヒラタアトキリゴミムシ幼虫の餌食になった数というのは、割合からすれば大したダメージにはなら無い程度ではないだろうか。
もっとも、アトキリゴミムシ幼虫以外の天敵も数多くいるはずで、私が見落としているだけだろう。