2020年06月28日

地味な鳴き声

ツリリリリ〜、ツリリリリ〜、草やぶのあちこちから、鳴き声はすれど、ヒメギスの姿がなかなか見つからない。

鳴き声を辿っているうち、「あ!いた!」と思いきや、メス(長翅型)だった。

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E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R

産卵管の付け根に、精包が見える。

こちらは、短翅型メス。

ヒメギス♀-6282413.jpg
E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R

メスの周辺で、2、3頭のオスが鳴いているがどれも草陰に潜んでいて、見えても体の一部だけ。
それでもなんとか一頭だけ、全身を拝むことができた。

ヒメギス♂-6282415.jpg
E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R


キリギリスの仲間は、雨上がりの朝、日射しがあると草上に登って、日干しをすることがよくある。
メスは日光浴をしていたのかもしれない。
日射しが出たり、曇ったりとはっきりしない天気だ。青空はほんの一時だけ。

水田-6280188.jpg
E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

午前10時過ぎ、ススキの草はらに、ギンイチモンジセセリの夏型がいた。
ギンイチモンジセセリ-6282451.jpg
E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R

羽化したばかりだろうか、飛んでもわずか、静止している時が長い。
少し離れた草地では、盛んに飛翔する別個体がいた。

うちで採卵しての、庭に放ったふ化幼虫たちは、その後の消息を追うこと叶わず、残念ながら幼虫期の観察ができなかった。もし順調に育っていたなら、今頃、羽化しているのだろう。

ヤブガラシにはアシナガバチ類をはじめハチ類が多く訪れてい、今日の午後には、オオモモブトスカシバの姿も多かった。
本種の幼虫は、キカラスウリの蔓に大きな虫こぶを形成する。

オオモモブトスカシバ-6282481.jpg
E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R

ナワバリで睨みをきかす、コミスジ
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E-M1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R

先日、座布団の下から見つかったコクワガタ♂死骸の展翅展足。
標本-6280179.jpg
E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
posted by やまかます at 19:36| バッタ