玄関出て数歩歩けば、クヌギの樹液レストラン。
ここ数日、このレストランは多くのノコギリクワガタで賑わっており、朝昼晩と時間があれば覗いている。
過去に例が無いほど数が多く、オスの大きさ、体型もバラエティに富んでいるので、オス同士のせめぎ合いなど、見ていて楽しい。
今日も樹液レストランお目当てに庭へ出ると、足下から何やらフワリと飛び立った。
重い荷物を抱えているせいで、飛行速度は鈍い。
目で追いかけ、着地したところを見定め、ゆっくり慎重に近寄ってみた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 FL-900R
荷物を抱えていたのは、シオヤアブだろうか。
そして抱えられた獲物は、コガタスズメバチ、だった。
おそらく、コガタスズメバチは樹液に飛来したのだと思う。
その飛翔する姿を、地面近くから察知したシオヤアブは、すぐさまスクランブル発進し、
コガタスズメバチの死角から追撃したのだろう。一方的な空中戦で、コガタスズメバチに反撃するいとまは無かったに違いない。まさに瞬殺だったかと思われる。
台所で夕食のカレーを仕込んでいて、ふと窓の外にヒメギスの姿が目に止まった。
「あれ?コンクリート塀の上で、何やっているの?」
窓に近寄ってみると、ムカデの死骸を平らげていた。
E-M1 MarkV EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-900R
このムカデは、日にちを忘れたほど以前に室内で退治して、その死骸を私が目立つ場所に置いてあった。
カラスが食べに来るのでは、と期待してのことだったが、ずっとそのままですっかり干物になっていた。
それにしても、ヒメギスのメスがわざわざ、こんな目立つ場所までやって来るとは、意外だった。
普段はとても用心深くて、撮影は容易ではないのだけど。
南向きの家壁に、大きなオオゲジがべったり、張り付いていた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 FL-900R
抱えて食べていたのは、クロガケジグモだろう。
クロガケジグモはここ数年で増えて、家の壁や窓などあらゆる隙間に潜み、ボロ網と呼ばれる網巣を張る。
ボロ網と呼ばれるだけあって、外見上、なんとも冴えない。