2020年05月18日

イトトンボの狩り

斜面林を上り切ったところで、ちょうど目線の高さにホソミイトトンボがいた。
ホソミイトトンボ-5130177.jpg


フワッと舞い上がっては、ササの葉先に吸い寄せられ、けれどそこに止まるでもなく、
次の葉先へと場所替え。それを繰り返す。

「落ち着ける足場を探しているのかな?」

目で追いかけているうちに、そうでは無いことがわかった。

ホソミイトトンボは、ササの葉裏を一つ一つチェックしながら、アブラムシなど、小さな虫を探していたのである。
獲物を見つけると、空中にとどまったまま器用に獲物を摘んでいく。
食事も空中で済ませて、次の獲物を探す。

と、今度は巣網に陣取っていたクモを捕らえた。
ホソミイトトンボ-5130170.jpg

下手すると巣網糸に掛かってしまう危険もあるだろうが、上手にクモだけをさらっていった。

一見、か弱そうに見えるイトトンボだが、彼らとてハンターに変わりはない。
物静かな狩りの様子にしばし見惚れてしまった。

スズメのお宿ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スズメの営巣で雨樋が目詰まりするので、以前、その防止策として網を設置した。
使用した網はトリカルネット(園芸用)で、網の目合いは21ミリ。
あまり目の細かいネットだと、落ち葉なども詰まりやすいのでそこそこの目合いを選んだ。
(このトリカルネットは蚕のまぶし用に大量購入したもの)
21ミリ角の網目ならスズメは通過できないだろうと考えたのだが、甘かった。
あちこちにあるスズメの営巣場所を見てみればすぐわかることだが、かなり狭い隙間を出入りしている。
計ってはいないが、どう見ても明らかに20ミリ以下の隙間も平気のようだ。

なので、苦労して設置した網はスズメの営巣を阻止できず、結果、スズメの子育ても失敗を繰り返す。
先日、ホームセンターの雨樋用品のコーナーで穴を塞ぐ専用の網を見つけた。
なるほど網目はかなり細かい。それを買うのは癪なので、手元にある網素材を使って自分で工作することにした。

今夜はまた、かなりの土砂降りになった。



posted by やまかます at 20:37| トンボ