2020年05月01日

ウバユリの大葉

大葉を広げている、ウバユリ

ウバユリ-5010041.jpg


ツヤツヤの大葉は、色々と人の役に立っていたのだろう。いや、今でもかな?
ウバユリ-5010036.jpg

仕事部屋のすぐ外で、ガソゴソ、ゴソガソ、と何やら気になる音。

「うん?カラスかな。スズメたちも騒いでいるし」

そっと裏扉を開くと、目の前の地面に、アナグマの子供がいた。

去年の4月にもアナグマが庭で騒いでいたけど。

「あれ?逃げない」

しきりとドングリを齧り割っては、中身を器用に食べ続ける。
ドングリはイチイガシで、私がシギゾウムシ類のしわざを調べ終わった後に、庭に捨てていたもの。
そのドングリが、アナグマを夢中にさせていたとは、意外だった。

ドングリの食べあとを拾い集めてみた。
アナグマ-1081.jpg


この後、私が草刈りをした地面を辿りながら、ときおり穴を穿っては何やら獲物を平らげていた。
草を払った地面は獲物探しに都合がいいようだ。
なかなか図太いようでも、こちらが近づくと警戒し、倉庫の下の隙間に逃げ込む。
そこが避難所になっているようだ。
いったん隠れても、そっと顔を出して外の様子を窺う。

その仕草が、先々月、死んでしまったチョロの姿に重なるような気がした。
posted by やまかます at 23:00| 草花