午前7時24分。
霧島山の高千穂岳頂上付近に白く冠雪が見えていた。
この後は一日中、雲の中に隠れてしまい山の様子を窺うことはできなかった。
朝から北風が強く、縁側に置いてあった2足のサンダルが林の方まで吹き飛ばされていた。
強烈な突風に家屋がガタガタと震え、ちょっと不気味だった。一瞬、台風並みの強風だったろう。
雲の流れも速く、日射しが出たかと思えば黒い雲に覆われ、雨も断続的に降った。
気温は低いが平地での降雪はない。
庭に転がしてあったイロハカエデの朽ち木は脆く、薄い樹皮が簡単に剥がれる。
中にはキマワリの幼虫が入っていた。指で摘もうとしても体の表面はツルリンと滑りやすい。
なので、ハンミョウやクワガタムシのように幼虫釣りをしてみた。
奥に見える穴ぼこが幼虫の入っていたトンネル。
元の朽ち木に潜り込めるよう、隙間を探して戻しておいた。