気になっていたアラカシの葉を見ておいた。
すぐに見つかったのは、Tridrepana属の若齢幼虫。
この幼虫は、ウコンカギバかヒメウコンカギバのいづれかに違いないはずだが、両種を幼虫で区別するのは不可能のようだ。そこで、属名に留めておこう。
体長は8ミリ程度。終齢は特徴ある突起が並ぶが、すでに瘤状の隆起が目立つ。
同じアラカシで、葉裏に糸で紡いだテント巣もあった。
脱落しないよう、糸束でしっかりと係留されている。
これは、サラサリンガ幼虫の越冬巣だ。
以前は自宅林でもよく発生していたが、ここ数年間、見かけなかった。
アラカシはすぐ近所なので、いづれまた戻ってくるのではないか、と思えた。
テント巣を開けると大騒ぎになった。
午後5時05分。
今日は一日中、雲が多くすっきりとしない天候だった。気温も低め。冬だから当たり前だが、
昨年から冬が冬らしくない、天候が続く。