朝一番、ライトトラップを覗いてみれば、
エグリヅマエダシャクが来ていた。
東京都清瀬市に住んでいた頃、冬に本種の幼虫を見つけ、その当時は幼虫の正体を知らなかったので飼育してやっと同定できたことが懐かしい。
今は蛾類幼虫の情報なども格段に増えてきている。それでもそうした情報ばかりに頼るのではなく、判らない幼虫を見つけたなら、自分で飼育するなり努力してみたい。
なんでもすぐにスマホで簡単に情報を得ることができるようになって、五感を使い時間を惜し無ことなく労力を注ぐ人は少なくなったように思う。
ハナミョウガの葉を念入りに観察して、今日は、クロセセリの越冬蛹を見つけた。一つだけど。
探すポイントは、葉表に梁が盛り上がっているかどうかで、ほぼ判る。蛹化場所は糸を張って谷折りにしてあるので、その反対側が山のシルエットになって目立つわけだ。微妙だけど、慣れてくればすぐわかる。
自宅林、コナラの朽ち木に再び、キイロニカワタケが姿を現し始めた。
10月27日に紹介したキノコだが、同じ場所であり、すぐ近くにも小さな菌体がポツンとニキビのように出ていた。
これから成長していく過程が楽しみだ。