2019年12月18日

ハナミョウガとクロセセリ幼虫

クロセセリの越冬態は幼虫と蛹のいづれかということだが、越冬蛹はまだ見たことが無い。

今の時期に蛹が見つかるかな?と少し探してみた。

探した場所は自宅横の林内だが、拙著『虫のしわざ探偵団』の前見返しに掲載してある
「わが家の「しわざ」のありか地図」で言えば、右ページ、タヌキとキアゲハのイラストがある場所。

ハナミョウガの赤い果実が所々にあった。
この果実を食べるとしたら、誰だろう? 今度、種子を見ておこう。
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意味ありげに重なっていたハナミョウガの葉。
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「うん?ちょっと感じが違うけど、何かいるよね」そっとめくってみれば、
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リンゴドクガの幼虫が、繭造りの準備中だった。
辺りを見回してみたが、リンゴドクガ幼虫が育った食樹は、おそらく数メートル離れたクヌギかクリ、あるいはエノキのどれかだろう。

今度は間違いない、クロセセリの幼虫巣。
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はい、めくってみれば肥えた幼虫が現れた。
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幼虫巣はいくつかあったが、結局、蛹は見つからなかった。

アオキの葉が重なったところを開いてみると、ドクガ類の繭とその傍に、アミダテントウがいた。
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posted by やまかます at 21:05| チョウ