2019年12月17日

礼拝虫

暖房を一切必要としない一日だった。朝は濃い霧。
気温は高めだが日射しはなく、時折、小雨が降り続けた。
しかしこのお湿りはありがたい。

朝一番、ライトラップを覗いてみれば、キバラモクメキリガが2頭、飛来していた。
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アカウラカギバは少し離れた外壁に張り付いていた。
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ステルス機のような姿は、羽化直後の新鮮そのもの。
今頃の時期でも羽化するのだろうか。ライトトラップのすぐそばに食樹のヒメユズリハがある。
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クヌギに残っている緑葉は残り少なくなったが、その緑葉をめくると、
縞模様の派手なアブラムシがいた。
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クヌギトゲマダラアブラムシ、だろうか。近似種もいるようだから正確ではない。

無人島にたどり着いた漂流者のようでもある。ここは最後のオアシスだろうか。

アラカシの葉表、日陰になった場所には、礼拝の如く並んだキモグリバエの一種
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何を祈っているのか。ともかく礼儀正しい。

今夜の庭は、タイワンクツワムシの合唱で賑わっている。



posted by やまかます at 21:21| アブ・ハエ