2019年11月08日

イヌビワ

自宅林のへりにある2本のイヌビワを根元から切った。

こう書くといとも簡単のように聞こえるかもしれない。
しかし実際のところ、イヌビワは根元で数本の幹に別れて入り組んでおり、
材質は柔らかいものの、一本のイヌビワを切り倒すにも結構、手間が掛かった。
チェンソーは使わなかった。

切った理由は大きくなり過ぎたためでもあるが、それよりもイヌビワに潜んでいる虫探しが一番の目的だった。
イヌビワの萌芽力は旺盛なのでまた枝葉を伸ばすだろうけど、日当たりも良くしたいのであまり大きくなって欲しくはない場所ではある。根元が何本にも分かれているのは、こうして毎年伐採してきたせいだ。

切り分けながら細枝まで丹念に見ていくので、地道な作業が延々と続いた。
事情を知らない人が見れば、何やってんの!?と不思議に思えるだろう。

けれどしかし、、、、肉眼で見つかった虫は、アカイラガ幼虫1匹、ミノムシ類1匹、ウンカ類幼虫1匹、ハラビロカマキリの卵のう3個、のみ それだけ、、、。
こんなに少ないとは予想もしていなかっただけに、ドッと力が抜ける思い。
積み上げた剪定枝の大きな山が出来た。

虫ではないが、大きなシュレーゲルアオガエルが、迷惑そうに顔を出した。
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それと、おそらく、冬虫夏草のギベルラタケ
1108ギベルラタケ-080060.jpg


先日、アラカシの葉裏でも見つけている。
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こちらは、かろうじてクモの脚が残って見える。
このままギコギコ歩き出しそうで、「遊星からの物体X」のワンシーンがよぎる。
posted by やまかます at 21:52| キノコ