ツタウルシの紅葉が見たくなって、霧島山の高千穂河原に行ってみた。
画面中央、稜線の窪んだところにちょこんと見えているのが高千穂峰で、標高1,574m。
高千穂河原の登り口から1時間半のコース。
10年前の5月、ミヤマキリシマの撮影で登ったことがあるが、砂礫の崩れやすい直登は結構キツかった
連休とあって県外ナンバーの車もチラホラ。多くの登山客で賑わっており、砂礫の直登コースには人の列ができているのが遠目にも見えた。
今日は写真画面下の駐車場右手奥にある自然研究路の森を歩いた。
ここに入る人は極めて少ないので落ち着いて観察歩きができる。
3年前、ここでハルゼミの羽化の撮影を行った。
研究路の地面には大粒の火山灰がビッシリ。
ハルゼミの撮影をした春には、ツタウルシの新緑が目についたことを思い起こしながら、
樹冠を見上げると、、、、
紅葉したツタウルシ。
こちらは、トウダイグサ科の、シラキ。
森の中に観察舎がポツンと建っている。
中はガランとしていて、鳥の剥製が飾っているだけ。
観察舎の横に人工池があって「ここは鳥の水場だね」などと話している最中に、本当に鳥がやって来た。
アトリだ。
すぐ近くにも関わらず、落ち着いて水を飲んで行った。
地面を這うかのように、低く飛んでいたのは、オオセンチコガネ。
膝元に来たので手ではたき落としたが、残念ながら見失ってしまった。
黄金色に輝いていた姿が気になって、しっかり見ておきたかった。
他にアサギマダラとオオスズメバチが飛んでいたが、虫はさっぱり。
駐車場に戻ってみると、後ろタイヤの所に、ヒメツチハンミョウがいた。
「待ってくれていたんだよ、コレは!」
手にとると死にマネをして、黄色いカンタリジンを出した。
帰宅途中のゴボウ畑で、花茎がポツポツと伸び上がっていのが目に止まった。
気にはなったがまだ開花は少し先の様子だったので、また後日、出直すことにした。