2019年11月03日

ツタウルシ

ツタウルシの紅葉が見たくなって、霧島山の高千穂河原に行ってみた。

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画面中央、稜線の窪んだところにちょこんと見えているのが高千穂峰で、標高1,574m。
高千穂河原の登り口から1時間半のコース。
10年前の5月、ミヤマキリシマの撮影で登ったことがあるが、砂礫の崩れやすい直登は結構キツかった

連休とあって県外ナンバーの車もチラホラ。多くの登山客で賑わっており、砂礫の直登コースには人の列ができているのが遠目にも見えた。
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今日は写真画面下の駐車場右手奥にある自然研究路の森を歩いた。
ここに入る人は極めて少ないので落ち着いて観察歩きができる。
3年前、ここでハルゼミの羽化の撮影を行った。

研究路の地面には大粒の火山灰がビッシリ。
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ハルゼミの撮影をした春には、ツタウルシの新緑が目についたことを思い起こしながら、
樹冠を見上げると、、、、
紅葉したツタウルシ
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こちらは、トウダイグサ科の、シラキ
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森の中に観察舎がポツンと建っている。
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中はガランとしていて、鳥の剥製が飾っているだけ。
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観察舎の横に人工池があって「ここは鳥の水場だね」などと話している最中に、本当に鳥がやって来た。
アトリだ。

すぐ近くにも関わらず、落ち着いて水を飲んで行った。

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地面を這うかのように、低く飛んでいたのは、オオセンチコガネ。
膝元に来たので手ではたき落としたが、残念ながら見失ってしまった。
黄金色に輝いていた姿が気になって、しっかり見ておきたかった。

他にアサギマダラとオオスズメバチが飛んでいたが、虫はさっぱり。
駐車場に戻ってみると、後ろタイヤの所に、ヒメツチハンミョウがいた。

「待ってくれていたんだよ、コレは!」

手にとると死にマネをして、黄色いカンタリジンを出した。
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帰宅途中のゴボウ畑で、花茎がポツポツと伸び上がっていのが目に止まった。
気にはなったがまだ開花は少し先の様子だったので、また後日、出直すことにした。



posted by やまかます at 21:06| 樹木