2019年10月07日

夏の終わりと秋の始まり

地区のゴミ集積所まで歩いて7分。毎週、月火が燃えるゴミの回収日。

パソコンの前に座る時間が長い日が続くと、意識して体を動かそうと思う。
それで集積所まで歩くことにした。晴れてもいたし。
いつもは時間が惜しくて車を使ってしまう。

通常は7分のところ、道草をして倍の時間費やしてしまった。
まあ、いつものことだけど。

谷津田に降りる狭い農道ではタテハモドキの秋型が多くて、蹴散らした先に次々と待ち構えている。
30メートルの間に7頭はいて、うち一頭はボロボロの夏型だった。
あいにく標準マクロレンズ一本だったので、撮影できる距離まで寄らせてくれなかった。
「コッチ、オイデ、ホラ、ココ、ココ」とからかわれているような気分になる。

まだ日陰だった場所では、ねぐらに残っていた秋型がいた。
もう目覚める寸前だろう。陽射しが届けば。

タテハモドキ秋型-2243.jpg


集積所から遠回りで戻りかけたら、公民館の金網にコガネグモの卵のうがあった。

コガネグモ-2245.jpg


もうとっくに出のうし、子グモ達は分散した後だろうと、サッサと通り過ぎてしまった。
逆光でもあり、撮影したときには気付かなかったが、
あとで写真画像をじっくりと見て、卵のうのすぐ上に子グモ達がいたことを知った。

コガネグモ-2245-2.jpg


コガネグモの産卵や出のうの時期は、かなりバラツキがあるようで、
以前観察した出のうは8月末だった。
「まどい」の期間はそう長くはないとは思う。

葉がすっかり秋色になったキササゲでは、まだクサギカメムシの新成虫がポツポツ、見られる。
クサギカメムシ-2273.jpg


アケビの実もすっかり熟して、「オイデ、オイデ、、、」をしている。
誰も来ていないけど。
アケビ-2259.jpg


アケビといえば、小学生の頃に初めて見た、薄紫色の果皮が印象的だった(松山市)。
しかし、うちの近辺ではどれもうす茶色で、薄紫色にはお目にかかることが出来ない。なぜ?

午後6時ちょうど。
山仕事をしているときに、カラスザンショウの高い梢でアブラゼミが鳴き始めた。





posted by やまかます at 21:30| クモ