午後4時20分。
今日も仕事部屋のすぐ外で、カヤキリの大きな鳴き声。
鳴き声は昨日とほぼ同じ位置なので、慎重に近づいてみた。
すぐ目の前のはずだがなかなか姿が拝めない。
自分の体軸を左右に振りながら音源の位置を探る。潜水艦のソナーみたい。
左右に耳があるって大事なんだ。
ピタッと鳴き止んだ次の瞬間、ススキが揺れたおかげで居場所がわかった。
カヤキリはバッタの中でも特大のサイズと体重の持ち主。声もそれなりにデッカい。
私が初めてカヤキリの姿を見たのは確か1995〜1997年の頃だから24年も前になる。
場所は屋久島。
初めて聞く鳴き声に驚いて、なんだろう?なんだろう?と牧草地を駆け巡ったのも懐かしい。
やっとの事で姿を見届けたのだけれど、残念ながら撮影ができるような条件ではなかった。
カヤキリは図体の割には複眼が小さい。
それでなのかどうかわからないが、案外、視力はあんまし効かないのか、側に近寄って撮影しても落ち着いている。
けれど鳴いている時は、振動や人影の動きには敏感なようだ。
日が暮れると、カヤキリと入れ替わるようにして、シブイロカヤキリが鳴き始める。
体の大きさでは一回り小さいシブイロカヤキリだが、鳴き声では負けてはいない。
駐車場の隅のエノキで、昨夜脱皮して5齢になったゴマダラチョウ幼虫。
同じエノキには3齢もいて、おそらく他にもまだ兄弟が潜んでいるような気がする。
〜お知らせ〜
来月、三股町で開催する写真展と講演・観察会の日程が決まりました。
写真展開催日程は、9月17日〜27日。会場は、 JR三股駅のみまたんえき多目的ホール「Mウィング」。
講演・観察会は、28日(土)午前10時〜正午。会場は三股町情報交流センター「あつまい」。
観察会は「エコフィールドみまた環境学習公園」で行う予定です。
2019年08月10日
カヤキリとゴマダラチョウ
posted by やまかます at 21:16| バッタ