2019年07月25日

渓流

先日の大雨の影響で川床の落ち葉がすっかり流されていた。
普段ならたっぷり落ち葉が溜まっている淀みを見て回ったけど、どこもサッパリ。
わずかに落ち葉があった淀みで何とかコバントビケラ幼虫巣を掬ったけど、2巣だけ。
みんな、どこ行った。いやどこに流されたの?

せせらぎの中、膝まで水に入って歩くのは心地良い。しかも森の天井に覆われている。
ふと足元を見ると鹿の白い尻毛が所々に落ちていた。

コオニヤンマのオスがナワバリ飛翔していた。他個体が飛来して一瞬飛びかかってもつれたけど、すぐに離れた。メスではなくオスだったか?
ウチワヤンマIMG_9343.jpg


ミヤマカワトンボのオスは、同じ石の上でお尻を上げた姿勢のまま落ち着いていた。

IMG_9359.jpg


樹液の匂いをプンプン放っていた庭のクヌギに、
サツマヒメカマキリのメスがいた。
樹液レストランにやって来る獲物を狙ってのことだろうか。
体は小さいが、狩の腕前はカマキリの名前に恥じぬ。

2メートル離れた場所からカメラを向けるも、すばやく枝の裏側に隠れる。
反対側に移動しても同じことの繰り返し。サツマヒメカマキリには私の姿がよく見えているし、怪しいヤツだと警戒しているのだろう。
落ちていた細枝を後ろ側に差し入れるも、「ダマサレマセンよ!」と言わんばかり、今度は上へ上へと移動し始めた。
そうはさせまじと、私もしつこい。枝で行く手を遮る。
ついに堪りかねたか、下草に飛び移った。
サツマヒメカマIMG_9285.jpg


posted by やまかます at 20:25| トンボ