ヤブムラサキの葉裏に居座っているのは、ヒゴトゲハムシ。
とは言え、うちの林のヤブムラサキ全部を探し歩いても、せいぜい2頭ほど。
葉裏に残った食痕の数からしても、個体数が極端に少ないことが分かる。
けれどともかく、そろそろ産卵しているのでは? と
今日のこと覗いてみれば、予想は的中した。
矢印先にポツンとあるのが、産卵痕。
葉表から葉肉に埋め込まれた卵の表面が白く見えている。
埋め込む前に葉表面に切れ込みを入れたのだろうが、切り口の縁が茶色く変色している。
どのように切れ込みを入れるのか? 口のアゴを使うのか、産卵管の先端か、そのどちらだろう?
産卵痕に寄り添っているヒゴトゲハムシ。実はこの少し前では葉裏にいた。
最初、産卵痕を確認してから、カメラを取りに戻っている間に、葉表に移動していたのだ。
何故だか理由は思い当たらない。
いや、もしかしたら私が葉っぱに触れたりしたからだろうか? そうかもしれない。
そうでないかもしれない。
けれど産卵痕の証拠写真としては申し分のない絵柄にはなった。
この卵が孵化すれば、やがてマインが観察できるはずだ。
産卵痕がさらに増えることを期待してみよう。
仕事部屋の入り口壁に、アシダカグモ。
デカい図体だけれど、控え目な性格。
足下をチョロチョロしたり、そっと壁際から私の手元を覗いていたり。
そんな同居者の挙動が視界の端々にあるだけで、なんだか頼もしい。
うちの林の南端にあって、一番デッカい、イチイガシ。(画面右側)
四季を通して、一番明るい姿が今。
2019年04月17日
ヒゴトゲハムシの産卵痕
posted by やまかます at 21:24| コウチュウ