運転している間、車の窓は全開。袖も捲り上げるほどの暑さ。
これはなんかあるな、という直観もまんざらハズレでは無かった。
お隣、都城市の公園を駆け足で巡ってみた。
ピーヒョロリ♩ピーヒョロリ♫。
しきりと囀っている、ヒヨドリ。こんな時は次の行動が気になる瞬間。
「あ〜、やはりねえ。すぐそばのヤツデで食事をしたかったんだな」
黒く熟したヤツデの実をパクリ、4個、平らげました。
ヘラノキでは、タケウチトゲアワフキの羽化が始まっていたのには、びっくり。
3頭の新成虫は皆、幼虫巣のところに留まっていたので、今朝方羽化したのは間違いない。
煙突のように下向きに伸びた幼虫巣の出口に、羽化殻がへばりついているのがわかるだろうか。
昨日と今日、うちの庭では、ムネアカアワフキが立て続けに羽化した。いづれも午前中。
羽化シーンは先月すでに2回撮影しているが、幼虫巣から出てくる最初のところから撮影できたのは今月に入ってから。
しかも今朝の4回目の撮影は、これまでで一番条件が揃っていた。まさに三拍子揃ったと言える完璧な写真になった。
神柱公園ではコムラサキの幼虫が脱皮休眠に入っていたし、エノキの新梢では、
ホシアシブトハバチが盛んに産卵していた。次々と3頭のメスに出会えたのも初めてのこと。
都城市、神柱公園。
とは言え、先月の末から一週間、家を空けたツケはそれ相応にあった。
マムシグサの定点撮影は肝心なところがズッポリと抜けてしまい、また来年に再トライとなった。
今年で3年目になる定点撮影だが毎年、何かしら不具合が生じて完璧な連続写真には至っていない。