2019年01月14日

モズの食事事情

南斜面にあるハゼの木は、庭の縁に立てば目線の高さに梢があって、実を啄む鳥たちの撮影には打ってつけ。
けれど人が立っていれば当然、鳥たちは警戒して寄り付かない。

そこで観察と撮影を行うためのブラインドを設置して、さっそく今朝から使ってみた。
すぐに飛来したのはヒヨドリ、そして意外にもハシブトガラスが続けざまにやって来た。

ハシブトガラスは実を房ごともぎ取ってしまうので、これは歓迎できないが、
ブラインドに警戒することなくやって来たことには驚いた。

ブラインドまで設営した一番の狙いはモズであった。
先日の写真は家の中から窓越しであり、距離も天候も最悪の条件だった。
もっと近くから、光が十分にある条件で撮影したかった。
ハシブトガラスが去ってからすぐにモズはやってきた。


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今朝は何度もやって来ては、ハゼの実をよく啄ばんでいた。
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実を啄ばんだ直後に林床で獲物を見つけて飛び降りることも2回あった。
最初はキマワリ幼虫を捕らえ、次にはカメムシの一種だった(ツヤアオカメムシと思う)。

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順光での試し撮りに、ハシブトガラスを。
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ハゼの木は逆光になっていたが、そのせいか最初の撮影では奥ピンのNGカット
が続いてしまった。400ミリ望遠レンズはピン送りが微妙で、ファインダー像では正確なピンがなかなか掴めなかった。
え!?なんで?原因を確認するために、順光での撮影テストでハシブトガラスの飛翔を撮影した。
くるりと振り向けば、ちょうどいいタイミングで飛び立ってくれた。

なるほど、どうやらカメラのファインダーの性能の違いが影響したように思えた。
明るい順光だと、ピタリとピンが来ている。
そこでレンズはそのまま、ファインダーの優れたカメラボディに交換して、再度、モズのハゼの実喰いを撮り直した。
光学ファインダーの見易さが大事なことを、今更ながら改めて実感したが、前半撮影カットがほとんどNGになったのが悔やまれた。

posted by やまかます at 22:36| とり