するといました!
お食事中のカタツムリが。
傘の表面はあんまり好きではないらしい。傘の裏側に潜り込んでは、ひだのほうで食事をしていた。
先々月の9月に写真絵本『きのこレストラン』(ポプラ社)を出したのだけど、
じつはカタツムリも載せたい、という気持ちが強くあった。
気持ちはあっても、カタツムリのキノコ喰いという場面を、本の入稿締め切りまでに観察できたこともなく、
ギリギリまで粘ったけれど諦めるしかなかった。
ナメクジが食べているところはよく見るのに、なんでカタツムリでは見れないのだろう?と不思議には思っていた。
その辺りを『カタツムリハンドブック』の著者の一人、写真家の武田晋一さんに問い合わせたりした。
丁寧にご教示いただき、なるほどとカタツムリ事情を少しは納得できた。
自然観察ではたっぷり時間を注いでみれば、それなりの成果を得ることができる。とは言え、たっぷりの時間のなかでも、どこにピンポイントでエネルギーを注ぐかも大事なコツであり、その按配は長年やっていても難しい。考える前に体が動くかどうか。
シイタケ喰いのカタツムリは、コベソマイマイ。
※カタツムリの種名については写真家の武田晋一さんからご教示いただきました。
武田さん、ありがとうございました。
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