NPO法人『こじいの森・こどもの時間』のスタッフの方々と阿蘇山に出向いた。
来月予定している観察会の下見である。片道、約3時間。
現地の天候は秋晴れで日射しがあるものの、涼しい風が心地良かった。
マウンド付きの馬糞を見つけて、さっそく掘ってみれば、ゴホンダイコクが2ペア、
そしてお目当てのダイコクコガネが2オス、1メス、見つかった。
ツノがちっちゃな可愛い、オス。
もう一頭のオスのツノは長かったが、先端の4分の1が折れていた。
そして、メス。
まだ育児球は作っておらず、トンネルは浅かった。
熊本県の条例では、ダイコクコガネは採集禁止なので姿を拝見してから元に戻した。
こちらは、ゴホンダイコクのオス。
ちいちゃい、けれどカッコいい!
南阿蘇ビジターセンターの遊歩道に、オオムラサキの翅が落ちていた。
野草園ではツリフネソウの大群落が見事で、フシグロセンノウの鮮やかな花も多かった。
とんぼ返りで、午後7時からは、都城市の市民大学講座で講演。
阿蘇山までの往復の運転もしたので、少し疲れたが、
ダイコクコガネをどうしても見たい!というスタッフの方々のリクエストが叶って良かった。
観察会当日にも見つかるといいが、ダイコクだけでなく、様々な糞虫を観察して欲しい。