自宅のすぐ下に広がる谷津田。
犬の散歩コースとしてもよく歩いているが、谷津田の奥のほうは耕作放棄された畑に、人の背丈を超えたアカメガシワが目立ち始めた。薮を通り越して林になろうとしている。
畑の周辺や畦の草地はフチグロトゲエダシャクやギンイチモンジセセリの生息地でもあるが、次第にそれも危うくなっているし、
すでにシバハギなどは消滅して、それに伴いタイワンツバメシジミもとっくに姿を消した。
営農活動が衰えたことで姿を消してしまう生きものは数多い。
さて、その谷津田で久しぶりにチョウセンカマキリに出会えた。それも立て続けに2頭。
最初に出会ったほうは、クサキリ類の頭部を齧っていた。
2頭目にはちょっかいを出して、翅と胸の模様を見させてもらった。
間違いなく、これはチョウセンカマキリ。
カマキリと言えば、オオカマキリが代表種としてよく知られているが、それに比べて、いかにも弱々しいイメージが漂うのが、チョウセンカマキリだ。
けれど、なぜ、チョウセンカマキリという和名がついたのだろう?
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