河川はかなり増水している。
「落ち葉にしては何か違和感があるな。ヤマナメクジかな?」
落ち葉に紛れたモザイク模様にそっと顔を近づけた途端、何かが弾けたように飛んだ。
落ち葉そっくりだったものは、ヤマナメクジではなく、
本物のマムシだった。飛んで来たのは、マムシの三角頭。
体を後ろにのけぞらせて、もう一度よく見れば、
とぐろの中央で、三角頭が次の攻撃態勢をとっている。
幸い小さめのマムシだったので、私の顔までは届かなかったが、これが30センチを越す大物であったならヤバかった、と思う。
このキノカワガの繭は24日に紡がれ、蛹化は28日だった。繭を葉っぱから外してずっと観察していたが、葉への付着面=繭の底面は糸壁が薄くて、中の様子がうっすら窺えるのである。
写真は撮影時に繭底面の壁を外してある。


22日に蛹化したコジャノメ蛹は、今朝のこと色付き始め、

夕方にはさらに濃くなっていた。

明日には羽化するだろう。