午前6時〜、地区自治会公民館での一斉清掃に参加した。
清掃といっても作業の大半は草刈りで、私は熊手を担いで片道8分の農道を歩いて行った。
熊手で刈り取った草をかき集めるのだが、これがけっこうくたびれる。
足下からは次々にトノサマバッタが跳ね飛んでいた。

年に数回行われる一斉清掃も今年は今日が最後。公民館での敬老会は今年もコロナ感染の影響で開催中止となった。過去には台風の直撃で中止になったこともあった。
午前7時には作業が終了しその帰り道、ツルボの花が賑やかに咲いていた。

都城市 高木町
通称「ヤブ蚊」と呼ばれるヒトスジシマカ。蚊に刺されるというと、このヤブ蚊かアカイエカのことが多い。
ところがうちの家ではヒトスジシマカはおらず、刺されるのは主にヤマトヤブカと稀にアカイエカ。
仕事の撮影でヒトスジシマカが必要になると、街中にヤブ蚊の採集に出かけていく。
採集場所はいつも高木町にある神社と決めていて、境内に入ってしばらくするとさっそく首や腕、膝などに数匹のヒトスジシマカがまとわりついてきた。首筋は何ヶ所か刺されてしまうが、腕に止まれば確実に採集できる。
採集を終えての帰り、塀に絡んでいたウマノスズクサの花が風に揺れていた。

ウマノスズクサが食草となるジャコウアゲハの幼虫も成虫も姿はなかったが、タテハモドキ夏型が数頭、絡み合うように舞っていた。
日頃、馬を見たりする機会はまずないけれど、馬が農耕や運搬など生活に欠かせなかった時代には、どこからともなく鈴の音が響いていたのだろう。馬が人と接触する事故を防ぐため、馬の首には大きな鈴を提げていたらしい。どんな音の光景があったのだろうか?どこか海外にでも出掛ければ、その鈴の音を聞けるだろうか。