旭岳ビジターセンター (7月11日)
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (撮影:7月11日)
午前9時半頃、散策路の途中で羽化直後のオニヤンマ♀を見つけた。
小雨が降り出す少し前だった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (撮影:7月11日)
羽化したオニヤンマを見たあと、湿原の上空高く舞う大きなオニヤンマのシルエットが目に入った。
その姿を追いかけているその時、どこからともなく鳥が飛来してあっという間にオニヤンマを咥えとった。
一瞬の出来事でしかも曇り空だったため、鳥の正体はよくわからなかった。
大きさからして、ツツドリだろうか?ブッポウソウのことも頭を過ったけれど、北海道では道南で稀に目撃される程度らしい。
鳥は大物を捕らえて悠然と森の梢に消えていった。
その後、雨が一旦止み青空が広がった上空には、オニヤンマのメスが競うように舞う姿があった。
芦別市 上芦別公園
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
午前中は概ね曇り。
芦別市、奥幌内原生林の林道沿いで観察をした後、昼前に上芦別公園に立ち寄ってみた。
ちょうどこの頃から雨が断続的に降り始めたが、しばらく観察してから大きな東屋で軽い昼食をとった。
この公園は空知川の途中にある野花南湖の湖岸にあり、林というほどでもなく植樹が並んでいるだけだが、それでもカメムシが何種か見られた。カメムシについては明日に書くとして、
昼食のパンを齧っていると、
河野宏和さんが私の背後を指差して、
「オオヒカゲがいますよ」と言うその先を振り返ってみた。
行く先々でオオヒカゲをチラリと見る機会はあったけど、ようやくじっくり間近で見ることができた。
神経質で警戒心の強いチョウだが、近づいて(ゆっくりだが)も落ち着いていた。
今回の北海道昆虫観察ツアーは、私と河野宏和さん、そして
伊藤知紗さん、の三名。
三人の目があるおかげで互いの死角を補い合い、キメの細かい観察ができる。
一人ならきっと見過ごしていただろう貴重な瞬間や稀な虫も見逃さないのである。
公園を出てから旭川市に向かう途中で観察ポイントを見つけ、雨が止んだ寸暇に観察。
午後2時頃から雨は止むことなく降り続けたので、観察を断念して、旭川市の市立博物館の見学にて本日は終了とした。
ホテル近くのレストランで夕食後、ジュンク堂書店で、林芙美子『放浪記』、俵浩三『牧野植物図鑑の謎』を買い求めた。
posted by やまかます at 21:41|
チョウ