2023年06月30日

大きくなりました

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

キマダラツバメエダシャク
シャクガとしては大きい、開翅巾は4センチ近くある。人の気配にはすこぶる敏感で、撮影しようと近づくもすぐに飛び立っては葉蔭に潜り込んでしまう。何度か失敗して最後に数カットだけ撮影できたそのすぐ直後に力強く舞い上がり、暗い林の中へと消えて行った。ずいぶん新鮮な体に見えた。
本種の食草は、ノブドウのようだ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

ハラビロトンボ
遠目にはキバネツノトンボに似ているなと、解ってはいても、懐かしい気持ちに浸りたくなって、駐車場に停めた車を降りて、駆け足で玄関に向かった。
カメラを抱えて戻ってみると、ネジバナがたくさん並んでいる庭の最初の場所にそのままいた。
けれどネジバナには来ない。
ふとその先に、大きめのショウリョウバッタ幼虫がいた。まだ咲き残っていたノアザミに。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

ここまで大きくなるとメスとわかる。まだ終齢ではなく、あと少なくとも1回は脱皮するだろう。

カメラだけを地面ギリギリに下げてモニターを見下ろしながら撮影していると、雨粒が落ちてき始めた。
今朝は断続的に降ったり、急に晴れ間が出たりと目まぐるしく空模様が変わったが、午後からは激しい雨も降るようになった。
posted by やまかます at 20:16| バッタ

2023年06月29日

たまたま、、たまご

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO(トリミング)

庭のネジバナは日を追うごとに増えて、花盛りの真っ只中。足の踏み場に気を遣うようになった。
俯瞰気味に見下ろしてみたり、地面スレスレから見上げたり、朝食後は少しだけネジバナと戯れたりした。

花色には濃淡いろいろあって、スジグロシロチョウ♀が訪れた花はたまたま控えめな薄桃色。
しかもそこはちょうど、日陰だった。ネジバナの花を訪れたチョウは、ほかではモンシロチョウのメスがいた。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  

さて、昨日の午後4時50分ころ、、、、、、、、、

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

林の観察路を歩いている目の前で、クロヒカゲがスッと地面近くまで舞い降りてきた。
次の瞬間、ネザサの葉の縁に止まって腹部をグイッと葉裏に曲げ、あっ!と声を上げる間もなく飛び去って行った。

すぐさまネザサの葉をめくってみれば、1個の卵があり(上写真、葉先の方)、、、、アレ!?
1個のはずが、7個もあった。
クロヒカゲは通常、1個ずつ産む習性だし、実際1個産むだけの時間しか掛かっていない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  FlashQ G20U

よくよく見れば、クロヒカゲの産んだ卵はたしかに1個で(上写真、左)、他の6個は少し離れた位置にあって、
さらにカメラのファインダーで拡大して見れば、卵の大きさ、色もわずかに違うことがわかった。

6個の卵は先に産卵されてあったもので、私の見立てではおそらくサトキマダラヒカゲのしわざと推察している。
孵化が近づけばその時には、卵殻を透かして見える幼虫の頭で卵の正体がはっきりするだろう。

それにしても、和菓子のような卵。時間を止めてこのままでいて欲しいと、そう思うこともある。

posted by やまかます at 20:21| チョウ

2023年06月28日

釈迦、釈迦、釈迦 メロディ

三股町

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

ススキ葉上にナキイナゴの交尾カップルがいて、私が近づくと慌てて雌雄とも散ってしまった。
メスは奥の方に消えてしまったけど、オスはすぐ近くの葉上に留まり、そのまま演奏を始めた。

後ろ脚を翅に擦り付けているようだ。シャカ、シャカ、シャカ〜メロディと元気に奏で続けて、メスに呼びかけていた。

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

クサギで先日見つけたシンジュサン幼虫はその後、全部で4頭いることがわかったが、
今朝には3頭になっていた。繭作りのためクサギを離れて放浪の旅に出たのだろうか。

夕方、林に降りていくと、目の前をノウサギが大きく跳ねて観察路をまっしぐらに駆け降りて行った。
私が手入れしている観察路は、けもの道にもなっている。
posted by やまかます at 19:34| バッタ

2023年06月27日

貴重な青空

三股町

朝から青空が広がったけれど、朝一で少し歩いたのちはひたすらデクスワーク。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

大顎の緩いカーブが心地よい、ノコギリクワガタ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

午後5時〜、やっと部屋を出て谷津田に降りてみた。
谷津田の田んぼはほとんどが休耕しているか長らく放棄されて、今年、田植えが行われたのはわずか3枚田だけ。
電気柵で厳重に囲われているのは、イノシシ対策だ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

久しぶりに、コガネグモの雌雄ツーショットに出会えた。
今年はコガネグモが多いようで、お腹がはち切れんばかりに太ったメスもいくつかいた。
そろそろ産卵も始まりそうな気配。
posted by やまかます at 20:50| クモ

2023年06月26日

白蝋の魅力

三股町

今朝はシンジュサンの幼虫を見終えて、家に入る手前で、連結したオニヤンマのペアが目の前を通り過ぎていった。
ペアがいたのはクヌギの低い梢で、そこから飛び立った瞬間が目に入った。
もっと手前から気付いていれば、そっと撮影位置まで近寄れたのだが、と悔やむももう遅い。ペアは隣の果樹園へと飛び去りさらに杉の高所へと吸い込まれるように消えてしまった。
過去にオニヤンマの交尾連結ペアを観察したのは2回のみで、いづれも樹上の高い場所だった。

で、そのシンジュサンの幼虫だけど、、、、、

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

昨日の夕方、ふと林の入り口に目がいったその先に、まさに目線の高さに、白いイモムシが見えた。
クサギの葉っぱにいることがすぐにわかって駆けつけてみると、シンジュサンの幼虫だった。
そうかクサギも食樹の一つだったか。しかし、野外のクサギで育つ幼虫を見るのは今日が初めて。

その幼虫は今朝になって脱皮を終えていた(写真上)。
皮を脱ぐと白いワックスもそっくり皮について剥ぎ取られてしまう。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

陽射しが出てきた頃、脱皮殻は残したままクサギの葉っぱを食べていた。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

食痕や脱皮殻がほかにも見つかるので、これはまだいるな、と探してみれば、いました。
別の幼虫が2頭、葉陰にひっそりと隠れていた。
こちらの幼虫はまだ脱皮前なのか、とっくに脱皮を終えたものか、ワックスを纏っている。
posted by やまかます at 19:37|

2023年06月25日

螺旋階段

三股町

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギス、緑色短翅型♂ 

雨が止んだ一時数多くのヒメギス♂が日光浴したり、鳴いたりしていたが、メスは1頭のみ。しかもオスは皆短翅型だったが、メスは唯一長翅型だった。

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             OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヤブカンゾウ
以前はここ(近所の道端)に生えてなかったのだが、昨年から急に4株ほどが花を咲かせるようになった。
道路反対側の杉植林がすべて伐採され環境が激変し、風通しが良くなり明るくなったせいだろう。

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            OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

庭のネジバナにて、セマダラコガネ
警戒している様子。
posted by やまかます at 16:36| コウチュウ

2023年06月24日

ササのマイン

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

朝一番、庭に出てみれば、ノコギリカメムシがひっそり。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

林のへりでは、ホタルガがひら〜り、ひらり。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ササの葉に白く見えるのは、タケトゲハムシのしわざ。
薄い葉っぱの中で幼虫が育っている。
葉先のほうに見える産卵痕は2コなので、幼虫は2頭入っているのだろう。画面左のほうの白い筋は成虫が削りとるように食べた食痕。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

葉っぱの下から照明を入れて、幼虫のシルエットを浮かび上がらせてみた。
やはり、2頭の幼虫が葉肉を食べ進んでいた。糞はマイン外周のわずかな亀裂から外に排出している。

こういう撮影の場合、ストロボをカメラから離して使う。

FlashQ G20Uは、いつでもカメラから離して無線通信で発光させることができるので、今はこのストロボが標準装備となっている。
光を拾うスレーブ方式と違って、炎天下であろうと、ストロボとカメラの間に遮蔽物があろうと、問題なく発光できる。ずっと使ってきたGODOX TT350も無線通信での発光ができるが、こちらはストロボが2台かあるいは無線コントローラーXPro Oが必要で、機材が増える。機材を軽量化するにはFlashQ G20Uが小型でもあるし具合がいい。

ただし、レンズの種類や撮影条件によっては、ストロボをアクセサリーシューに取り付けたままでは、狙い通りの照明が叶わないことも多々あるので、フレキシブルアームでストロボ本体をカメラに取り付ける、というちょっと面倒なことをしている。これは以前にも紹介しているが、それでも微妙な配光を選ぶことができるので捨てがたいやり方。
posted by やまかます at 18:47| しわざ

2023年06月23日

早朝脱皮

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

午前6時58分
今朝もノコギリクワガタが数頭、クヌギにいて、オス同士が睨み合っているところに出会した。
大アゴを交える寸前に、画面左のオスが早々と退散してしまった。
体の大きいオスがメスを独占していたが、幹の反対の樹液ではうんと小さいオスがメスをガードしていた。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

午前7時18分
ハナイカダの枝で脱皮を終えたばかりの、ナナフシがいた。
ハナイカダのすぐ横にあるサクラはナナフシのお気に入りらしく、過去には多い時に3〜4頭が幹の上下に並んでいることもあった。
脱皮をしていたのは推定で午前6時半ころ〜ではないかと思う。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

キボシカミキリのオスがヤマグワにいた。

今日はゴマダラカミキリも次々と現れ、ちょうどTV局からの訪問客がいる前で飛び立ちシーンを披露することができた。
簡単な聞き取り取材だったが、取材を終えて駐車場から車を出しているその目の前にオニヤンマが低空飛翔でやってきて、オニヤンマのお見送りを受けていた。
posted by やまかます at 20:39| ナナフシ

2023年06月22日

力でいくか、技ありか

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

午前7時半、台場クヌギに近づいてみれば、
ちょうどノコギリクワガタのオス同士が睨み合っているところだった。

このあとすぐ、大アゴ相撲が始まり、しかしあっという間に決着がついた。右のオスが敗走したのだが、
左のオスの奥にはメスがいたのであった。メスをガードしているとなると、私が近寄っても威嚇してくるほど強気である。
このクヌギの幹にはノコギリクワガタのオスが見える範囲だけでも5頭いて、メスは1頭しか見当たらなかった。
これでは争いも激しくなるわけだ。
黒くてでっかいのが葉陰に見えたのでなんだろうと枝で突いてみれば、ノコギリカミキリのメスだった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ノコギリクワガタの集まっているクヌギの手前には、ネジバナが一輪。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

久しぶりの夏日だが、涼しい風があってカラッとして過ごしやすかった。ほんとに梅雨なの?という日が今年は多い。
午後5時〜、デスクワークを一旦切り上げ、草刈り作業を1時間半ほど行った。斜度の強い法面の草刈りはけっこう疲れる。
左足で踏ん張りバランスをとりながら草刈機を振り回すことになるので、平坦地でやるのとでは疲れ方が2倍近くになる。
posted by やまかます at 20:20| コウチュウ

2023年06月21日

梅雨の合間の天牛たち

三股町

今日の夕方、少し離れた林からヒグラシの鳴き声が聴こえた。
鳴いていた場所は、お隣の都城市山之口町になる。
昨日は、書き漏らしてしまったが、うちの林でニイニイゼミの鳴き声を今夏初めて聴いている。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO   (6月20日、撮影)

アジサイの花では、ヨツスジハナカミキリがフワリ、フワリ、と長閑に飛んでいるのをよく目にする。
すぐ頭上にあるアカメガシワの雄花はもうすっかり終わってしまった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U (6月20日、撮影)

食堂の窓ガラスに張り付いていた、ナガゴマフカミキリ。部屋の中からだと目線の高さだが、庭に出て背面からの撮影では、踏み台が必要だった。
こういう場面は日常的にあるので、踏み台や大小の脚立はいつもどこかしらで待機している。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U

ミヤマカミキリのメスがいたアジサイでは、ミスジビロードスズメの幼虫が育っていて、2頭のうち1頭は飼育していた。
成虫の姿を見ておきたかったからだ。ミヤマカミキリは夜の灯りに飛来しての居残りだろう。

しかし、先日、蛹室に籠ったもののいつまで経っても蛹化しないのでおかしいなあ、と思っていたら、寄生バエの蛆虫が出てきて幼虫は黒くなり死んでしまった。
もう1頭は居場所がわからなくなったが、同じアジサイにいたのだからそちらも寄生されていたかもしれない。

posted by やまかます at 20:24| コウチュウ

2023年06月20日

散歩とチョウ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 

午後5時40分、ヒメジョオンで吸蜜していたイシガケチョウ。
よほど腹ペコなのか、次々と花を巡っていた。翅も綺麗だし羽化して日が浅いようだ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 

モンシロチョウのオスとメスが絡むように舞っていた。
写真画面右がメス。オスはメスの行手を遮るように前へ前へと回り込んでいた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 

しばらくしてオスを振り切ったメスは、ヒメジョオンで吸蜜を始めた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U

イヌザンショウにて、アゲハ終齢幼虫、

夕方の散歩は50分ほどで終了。ここのところデスクワークが続くので、
朝一番に1時間ほど、夕方にもと、外に出て少しでも歩くようにしている。
posted by やまかます at 20:03| チョウ

2023年06月19日

キリギリスにクワガタムシ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U (6月15日、撮影)

上写真は4日前に撮影したメスの幼虫(終齢だろう)だが、
今朝、庭でキリギリス(ニシキリギリス)の初鳴きを聞いた。
ヤブキリは先週からずっと盛んに鳴いているいるけど、キリギリスもすでに羽化が始まっているようだ。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U 

自宅林で見つけた、アカイロトリノフンダマシの黒色型。
黒色型は初めて見た。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U 

今朝、台場クヌギの樹液にいたヒラタクワガタ。
写真の個体より1.5倍くらい大きいオスも少し離れた樹幹上にいたが、ウロの奥に逃げ込まれた。
posted by やまかます at 21:09| バッタ

2023年06月18日

順調に脱皮してます

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U (6月17日、撮影)

午前9時55分、オオカマキリ幼虫(褐色型)が脱皮を終え脚がしっかりするまで休んでいるところだった。
体長は3〜4センチ程度。
ぶら下がっているのは、ミズナラ小木。
このミズナラは3年前だったかドングリを庭に植えたもの。

お尻の先っこ部分だけで体重を支えて落ちない仕組みは、どうなっているのだろう?
拡大した写真を眺めていてもよく判らない。

オオカマキリ幼虫の大きいのでは体長5センチ近くのも見かけるようになった。

夜になると幼虫の複眼もサングラスみたく黒くなる。
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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U (6月17日、撮影)
posted by やまかます at 21:46| カマキリ

2023年06月17日

アミヒカリタケとミジンムシダマシ

三股町

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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U  (6月14日:撮影)

3日前は綺麗な姿をしていたアミヒカリタケ。そこに虫の姿は2匹のみ。

ところが、本日となると、、、、、、、、、、、、↓

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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  FlashQ G20U

傘の裏側に多数の虫が集まり、そしてキノコは草臥れている。

黒光する甲虫の群れは、保育社『原色日本甲虫図鑑3』(1985)で調べてみると、
クロミジンムシダマシ とわかった。体長は2.5mm前後と小さい。

本種の属するミジンムシダマシ科は日本に1属14種、聞きなれないグループだ。主に樹皮下や朽木に生息しているようだから、それと意識して探さない限り目に触れる機会は少ない虫たちだろう。
写真のクロミジンムシダマシたちは、どうやらクヌギ朽木からアミヒカリタケへと集まってきたようだ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  FlashQ G20U

クロミジンムシダマシ成虫に混じって、幼虫の姿もチラホラ。おそらくクロミジンムシダマシの幼虫ではないかと思うが確証はない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro  FlashQ G20U

キノコにはアリもよく集まってくる。
下写真は、オオシワアリ、だろうか。一頭だけキノコ上をずっとウロウロしていた。
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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  FlashQ G20U

ちなみに、アミヒカリタケは1950年、宮崎県都城市青井岳で初めて発見されたキノコで(ラッシタケ科クヌギタケ属)、西日本〜沖縄に分布。春から夏のまとまった雨が降った後、倒木に群れるように出る。琉球列島のアミヒカリタケの柄はよく光るが、本州・九州ではほとんど光らないそうだ。(参照:『宮崎のきのこ』黒木秀一 著(2015) )
posted by やまかます at 17:47| コウチュウ

2023年06月16日

アカハラ、もとい、アカウラ

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U

昨日載せた蛹が、今朝になって羽化した、アカウラカギバ。

通常、平面上に静止することが多く、腹側を見る機会は少ないかと思う。
蛹の撮影にギリギリ間に合ったわけだが、羽化兆候の出ていない蛹も見ておきたい。

ちなみに、2019年の12月に羽化したアカウラカギバの腹側の色彩は少し地味。
季節型なのか、雌雄による違いなのか判然としない。

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    OLYMPUS TG-6

久しぶりに晴れ間が出たので、青空を背景にした写真を撮ってみた。モンシロチョウの発生ピークは先月中頃〜今月初めでそろそろ終盤だろうか、かなり減っているように思う。写真はメス。

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     OLYMPUS TG-6

クヌギにはムラサキシジミが頻繁に訪れている。今朝はしきりと口吻を伸ばしていたが、何を吸っているのかこれも判然とはしない。コガネムシ類かそれとも何かの幼虫かに齧られた痕に、こだわっているようだった。
posted by やまかます at 18:26| レピ

2023年06月15日

粉かぶりの蛹

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

黒化型のセマダラコガネ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

シロツメクサの葉を食べていた、ホタルハムシ。
体長は3.5mm前後と小さいが、お尻(前翅先端部)の茶褐色紋様が和名にあるようにホタルの姿を想わせる。

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      E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U + FL-36R

家屋外壁の地面に近い位置にぶら下がっていた、ツマグロヒョウモンの蛹。
撮影後、この蛹からはメスが羽化して外へと飛び立って行った。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U + FL-36R

仕事部屋を出てすぐのヒメユズリハで見つけておいた蛹室から、アカウラカギバの蛹を回収して撮影してみた。

10日前に蛹室に籠ったばかりの幼虫に気づいたのだけど、今日になってみれば羽化の兆候が色濃く出ていた。
蛹頭部から前胸背面にかけての白い部分は最初、カビかと思ったが、拡大してみると体毛を絡めたような固形物で針先でさえこさげることもできないほど硬い。分泌液が固まってできたものだろうか?

ちなみに10日前(6/5)に見つけた蛹室の写真はこちら↓  (葉のへりを折り返している部分)
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同じヒメユズリハにいた終齢幼虫はこちら↓
アカウラ幼虫_J6056490.jpg
     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U
posted by やまかます at 20:43|

2023年06月14日

おんぶにバッタ

都城市 神柱公園

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         OLYMPUS TG-6

新鮮なヤマトシジミのオスがカタバミの花に来ていた。
吸蜜しているときは翅を閉じていたが、陽射しがほんのわずか強まったタイミングで半開きになった。

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     OLYMPUS TG-6

カタバミの葉上に、オンブバッタの若齢幼虫がいた。
このステージの特徴なのか、個体差なのか?脚にまだら模様があり複眼が黄色と、なかなかオシャレな姿。
オンブバッタの幼虫はこれまでしっかり観察したことがないので、新鮮に感じる。

三股町

一昨日、蛹となったカラスアゲハ。
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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U +FL-36R

飼育していた2頭のうち、先に蛹化したほうは寄生されていた。
上写真、2頭目の体色はよく見られる褐色型。体色を見る限りは健康そうだが、腹側から見える腹部付け根あたりにある二箇所の黒点が怪しい。先に寄生を受けていた蛹にも同じ場所に同じような黒点があり、それが次第に広がっていった。
それともう一つ気掛かりなのは、腹部節間が伸びきっていること。通常はギュッと詰まっている。

※後日、17日、やはりこの蛹からは寄生バエの幼虫が出て来た。
posted by やまかます at 19:29| バッタ

2023年06月13日

アジサイの上とクローバーの上

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

ゴマダラカミキリのメスが飛び立った。すぐ隣にはユズがあり、そこで後食するところを何度か見ている。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

5月に越冬幼虫から羽化した、サツマヒメカマキリだろう。
しきりと鎌足の手入れをしていたが、このあと少し目を離しているうちに姿が消えていた。体つきからメスとわかる。
年によっては庭のどこかで本種の卵しょうが見つかったり、初齢幼虫や越冬幼虫も見つかる。
我が家のフィールドにはサツマヒメカマキリが棲息しており、そして、それに比して少ないながらヒメカマキリも見られる。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

庭を飛び跳ねるショウリョウバッタ幼虫。写真の個体は3センチを超える大きさだが、まだ雌雄の見分けがつかない。
どの段階で見分けることができるようになるのか知りたいとは思う。
posted by やまかます at 21:08| カマキリ

2023年06月12日

短い翅、長い翅

三股町

今朝は雨も止み、午前中には陽射しがあったものの概ね曇り空だった。少し湿度が高めに感じる程度。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギスの長翅型♂。薄曇りの下、日光浴のポーズをとっている。
ヒメギスは人影にはとても敏感で迂闊に近寄るとたちまち、草藪の中に逃げ込んでしまう。
日光浴しているときは幾分か落ち着いているようだが、油断は禁物。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギス短翅型♂。こちらも体を葉上にベッタリ横たえて、日光浴中。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギス短翅型♂で、背面が緑色。この緑色タイプは少ない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ツマグロバッタ♀。まだ終齢幼虫もいて、成虫はみな新鮮な姿。

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     OLYMPUS TG-6

ヤブキリ♂。
ほかにメス成虫もいてセマダラコガネを捕食していた。終齢幼虫は1頭見たのみで出会うヤブキリはほとんど成虫。

飼育下で蛹になったカラスアゲハだが、その後、体色がさらに淡い褐色へと変わり、どうも様子が変だと思っていたら、
夕方になって寄生バエの蛆虫が次々と出てきた。しばらくケース内を徘徊したあと、囲蛹となっていた。全部で4頭。
残るもう一頭のカラスアゲハ幼虫は昨夜に下痢便をして、今日の昼頃には前蛹となった。
こちらも寄生されている可能性は高いと思える。

posted by やまかます at 21:55| バッタ

2023年06月11日

雨の合間

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

小雨のなか庭を飛び交うチョウの姿がチラホラ。

そのうち、咲き残っていたサツキの花にカラスアゲハのメスが来て、吸蜜しては飛び立ち、また戻っては吸蜜し、をひとしきり繰り返していた。
台所からその姿を見て、仕事部屋へ走り、カメラを引っ提げて玄関前へ戻ってみれば、まだ余裕で撮影できた。
昨日からの長雨で花を訪れることもできなかったに違いなく、よほど腹ペコだったようだ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

庭のクヌギにコミミズクがいた。目線よりか少し低い位置。

4月頃、羽化した当初の成虫を見る機会は多いけれど、初夏以降のコミミズクを観察したことはこれまでほとんどない。
1頭いるなら他にも、と周囲を探してみたが追加はできず、そうこうしているうちに写真の個体も見失ってしまった。
気になるのでクヌギと隣のコナラで、コミミズクの追観察をしばらくは続けてみたい。
posted by やまかます at 19:41| カメムシ

2023年06月10日

サナギ色

三股町

〜本日、雨のなか庭の虫たち〜

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コガネムシ                ヤマトシジミ♀           ハラビロカマキリ幼虫

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昨日のキマダラカメムシ          ウスタビガ繭         ホソヘリカメムシ


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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U + FL-36R 

昨日、蛹化したカラスアゲハの蛹は今朝になって、黄褐色に色変わりしていた。
体がしっかり固まった今朝になってLANケーブルから蛹を慎重に外したのだが、蛹化後数時間程度ではまだ体色も安定していなかったわけだ。
画像処理上、蛹側面の右写真は、背面左写真よりわずかに比率が小さくなってしまった。
posted by やまかます at 17:38| チョウ

2023年06月09日

今日も紫陽花と虫と

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

ガクアジサイの花にヨツスジハナカミキリが来ていた。
しきりと花粉を食べている。
この天牛には紫陽花が似合う。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

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     E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

花上でキマダラカメムシが休んでいた。
性別は確認していないけど、まだ今年の第1化新成虫が現れるには早いかも。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

昨日、前蛹になったカラスアゲハは、今日の午後になって蛹化していた。
緑色型だが、ほんのわずか褐色味を帯びている。

午後7時20分 日没と霧島山
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       E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
posted by やまかます at 19:39| コウチュウ

2023年06月08日

アジサイのイモムシ & 前蛹となったカラスアゲハ

三股町

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    OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

昨年と同じ場所のアジサイに(仕事部屋のすぐ外)、ミスジビロードスズメの幼虫2頭が育っている
しかも幼虫を見つけた日にちもほぼ同じ頃だった。
幼虫が目線の高さにいてくれたおかげで、探すでもなくすぐ目に飛び込んできた。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

昨年は一頭を飼育して蛹になったけど羽化しなかった。理由は不明だが今年はなんとか成虫を見てみたい。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U  

今朝一番、飼育中のカラスアゲハ幼虫2頭のうち1頭が下痢便を残して姿を消していることに気付いて焦った。

飼育網に入れてなかったためで、幼虫は昨晩のうちにカラスザンショウを離れ徘徊していたのだろう。
机の脚、カーテン、三脚、書棚、あらゆる蛹化場所を想定して探してみたがなかなか見つからず、どこかの隙間などに潜り込まれたら厄介なことになる。そこで、残るもう1頭の幼虫は水差しごと大きな飼育網に移しておいた。

一旦気を取り直して、仕事部屋の床に座り込んで、ジロ〜リと天井を舐めるように眺めていたらば、いました!
モデムと無線ルーターを繋ぐLANケーブルに前蛹となった幼虫が。
蛹化したら蛹の体色は褐色型と緑色型のどちらになるか、もう答えがわかる方も多いかと思う。
posted by やまかます at 19:35|

2023年06月07日

香りするコウチュウ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

仕事部屋を出たすぐの場所に、タイワンオオテントウダマシがいた。
敷地内にはクヌギの朽木がたっぷりとあるので、今年も繁殖するだろう。

タイワンオオオテントウダマシは明るい場所を嫌い、普段、日の当たるところで体を晒すことは稀。
曇り空の暗い日だと活動する姿を見ることができるが、だいたいは朽木の隙間などに潜り込んでいる。
今日の写真はまさに騙し騙し一定の場所に留まってもらったが、すぐに歩き出して暗がりに逃げようとするので撮影は厄介だ。
キノコ喰いの虫には独特な体臭があって、私はその臭いがさほど嫌いではない。
この香りをどう表現していいものか、個人差があるようだが、
自分の体験で言うと、乾燥した朝鮮人参の香りが一番近いと感じている。
昔、義父が大事にしていた朝鮮人参の浸った焼酎をこっそりチビチビ盗み飲んでいたことがあるのだが(もう時効かと思う)、そのときの香りがまさに、タイワンオオテントウダマシの発する臭い、そっくりだった。
ちなみに朝鮮人参漬けの焼酎はかなり高価なものだったらしい。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

一昨日カラスアゲハ幼虫を見つけた場所のすぐ近くで、モンキアゲハの初令幼虫が行儀良く並んでいた。
食事をするときは葉先の台座から離れた葉っぱ(20センチほど)まで出掛け、ひとしきり腹を肥やすとまた台座に戻る、ということを繰り返している。几帳面と言えば几帳面だ。
すぐ目の前にご馳走があるのに、わざわざ遠出するのは自分の所在を天敵に知られたくない、という防衛本能だろうか。食痕から発する臭いを天敵に悟られないようにするためか?


posted by やまかます at 20:57| コウチュウ

2023年06月06日

こわい顔

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

昨日のこと、近所の道端に生えているカラスザンショウの実生に、カラスアゲハ幼虫を2頭見つけた。
一頭はかなり成熟してい、もう一頭は少し小ぶりだが、2頭ともステージは終齢。
久しぶりに蛹を見たくなって飼育することにした。

下写真↓の臭角を出している幼虫が小さい方。
臭角の出し方には幼虫の個性がそろぞれあるので、撮影がうまくいくかどうかは運次第でもある。

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     E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  Godox DE300



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    E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  Godox DE300

昨夜、ライトに飛来した昆虫は数頭とわずかだったが、その中にキアシドクガ♀がいた。
障子紙のように透けた白い翅が印象的だ。

我が家のライトへ本種が飛来したのは初めてのことで、しかも成虫を撮影するのも初めてだ。
地域によっては大発生しているようだが、この辺りではこれまで見かけたことすらない。
今後、増えてくるだろうか。

メスの触角は櫛歯状。

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     E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  Godox DE300

※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 21:00| レピ

2023年06月05日

林縁のブルー

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

ヤブムラサキの花が盛りとなった。

※ムラサキシキブ、のようだ。自宅林にはヤブムラサキとムラサキシキブが混生していて混同してしまう。

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林縁に羽化して間もないと思われる新鮮なサツマシジミがいた。
背後の暗い藪と対照的に真っ白な翅(裏)がよく目立っていた。
すぐ隣のササへチラチラッと飛び立った姿で、オスとわかった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (3カットを比較明合成)

しばらくすると、サツマシジミの足元をアリが彷徨き始め、アリのおかげで飛び立つタイミングが掴めた。
飛び立ちの風圧で葉っぱが揺れている。


posted by やまかます at 20:40| チョウ

2023年06月04日

昭和の粉ジュース

三股町

午前7時38分
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

梅雨の合間の晴れ間。気温は30℃を超えたがカラッとして過ごしやすかった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

キマダラセセリが鳥の糞へ口吻を伸ばし、時々、腹端を前方に強く曲げては水滴を垂らし、そしてまた吸う、いわゆる「吸い戻し」を行なっていた。さしずめ乾燥した糞は粉ジュースのよう。

そういえば、昔、10円だか?で買えた粉ジュースは、コップと水がないと飲みようがなく、店先でヤケになってそのまま口に放り込むと、酸っぱくて酸っぱくて、とても飲めたものではなかった。仕方無く、半分ほどを無理やり口に流し込み、半分になったビニール包のなかに公園の蛇口から水を入れ、薄っかたり、濃かったリしながら、ジュースを飲んだ。
それでも、ジュースの飲み方はいろいろ楽しめたと思う。そのささやかな楽しみをすっかり奪い去ってしまったのが、缶やペットボトルだろう。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

産卵は夕方に行われることがほとんどなので、午前中のこの時間帯にはまずあり得ない。
それでも食草にピタリと止まりこの姿勢となると、思わず期待してしまう、サトキマダラヒカゲ。

一旦腹端を折り曲げ葉裏に産卵し始めると、結構時間が掛かる(中断しない限り)。
葉っぱの向きなどの不都合があって、過去に一度だけ撮影のチャンスがあったものの(2007年)、産んでいる最中の卵は画面に入らず悔しい思いをしたことがあり、いつかは再チャレンジしたいものだ。

ところで、、、、

サトキマダラヒカゲの産卵を初めて目撃したのは自分が高校生のときで、松山の実家のすぐ傍だった。
産卵中の母蝶は私が間近に近寄っても動じることがなく、卵が綺麗に並んでいく様子をたっぷり観察できた。
そしてその時、その時こそ、カメラがあれば!写真に撮りたい!と強烈に願ったことが懐かしい。
この記憶は大人になってからだいぶ長いこと途切れていたが、2010年刊行の『ぼくは昆虫カメラマン』(岩崎書店)には書き留めてある。
posted by やまかます at 20:00| チョウ

2023年06月03日

コロコロ、リ〜〜〜〜〜

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

コロコロ、リ〜〜〜〜〜〜〜〜♫  部屋の中まで囀りが届く。そっと、窓に近づいて木立を見上げてみれば、
アカメガシワにカワラヒワのオスがいた。

ひとしきり囀ったあと翼を伸ばして屈伸運動。ササっと羽繕いを済ませると飛び立っていった。
今はちょうどノアザミの種子が食べごろ。庭のノアザミから綿毛の塊が溢れている。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO GODOX TT350

庭のクロオオアリの巣穴からは女王と雄アリがときおり出てきては、飛び立っていた。
飛び立つまでにはだいぶ躊躇しているように見える。あっちに行ったりこっちに行ったり、
ウロウロしているときが危ない。
体が重そうな女王アリが、カナヘビの餌食になっていた。
カナヘビも一口では大き過ぎるのか、しばらく咥え直しては苦労して飲み込んでいた。

夕方から1時間ちょい、林の観察路の草刈り作業を行なった。林内は日陰なので暑さもいくぶん和らいで作業は捗る。
先月の中頃から雨のたびにササや下草がだいぶ伸びていた。
posted by やまかます at 21:04| ハチ・アリ

2023年06月02日

雨のち晴れ

三股町

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     E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

台風2号の影響で、昨夜から雨が激しく降った。
ヒルザキツキミソウの花はうなだれたままだ。

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    OLYMPUS TG-6

半分近く底が見えていた池も、雨のおかげでたっぷり水を蓄えた。

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OLYMPUS TG-6

青い果実が目立ってきた、マムシグサ。
鮮やかに色づくまで無事にいて欲しいものだ。

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OLYMPUS TG-6

陽射しはなくても気温は高めで、外に出ると蒸し暑く、小雨のなかを舞うチョウの姿は多かった。
スジグロシロチョウ、アカタテハ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、アゲハ、ミヤマカラスアゲハ、オオチャバネセセリ、
そして、写真のヒメジャノメ。
posted by やまかます at 19:51| チョウ

2023年06月01日

花の罠?

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

アカメガシワの開花(雄花)が盛んになった。

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    OLYMPUS  TG-6

カラムシの葉裏で雨宿りをしていたのは、カノコガ。
昼間活動する蛾で、たしかにフワフワと舞っている姿は見るけれど、花で吸蜜する姿は意外と見ていない。
うちの周辺では個体数も少なく、観察する機会が少ないせいもあるだろう。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

居間の窓からスズメガがバタついているのが見えた。
さっそく駆け寄って見れば、セスジスズメだった。
またもや口吻が抜けずもがいていたので、そっと外してやった。(一昨日は、キイロスズメだった)
弱っているようだったが、しばらくして飛び立ち花壇の中に着地して動かなくなった。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

ホシヒメホウジャクは花の中で息絶えていた↓

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

一方、先月のことオオチャバネセセリは花から花へと盛んに吸蜜していたが、
なんの不都合も起きなかった。口吻の仕組み、長さなどが関係しているのだろうか?
posted by やまかます at 19:38|