
小粒ながら果実が並んだヤマグワ。
耕作放棄地が増えて、草刈り手入れもされなくなった荒れ野に、ヤマグワがあちこちで大きく育っている。
以前なら苦労したカイコの餌集めも今では家の周りに潤沢な供給源がある。

果実で吸汁していた、チャバネアオカメムシ。
完熟ではないが美味しそうだな、と共感を抱けるのもヤマグワ果実だからこそ。


白いワックスを纏ったクワキジラミがとりつくと、葉っぱは内側に軽くカールしている。
クワキジラミはそこそこいても、ハラグロオオテントウ幼虫は写真の2頭しか見つからなかった。
目の届かない葉陰のどこかにはきっと兄弟がいるに違いない。
※今日の写真は5月9日に撮影したもの。