クマイチゴの果実が目立ち始めた。
隣の杉林からサンコウチョウの囀りがよく聴こえてくる。ずっと長く囀っていた。


昨日の強風と雨で落ちていたセンダンの花。地面に落ちたものは土粒でよごれが激しいが、草木に引っかかっているのは持ち帰って花瓶に差しておきたくなった。
宅配営業所から戻ってはじめて、家の向かいにあるガマズミの白い花が満開になっていることに気づいた。
ならばと、車から降りて近づいてみた。

水色のアシナガコガネ類が多数群れている中、期待通りにジュウシチホシハナムグリがいた。


赤色型が1頭、黒色型が2頭。花粉まみれになって蜜を吸っているのか、花粉を食べているのか、とにかく忙しく花テーブルの上を駆け回っていた。
赤黒両型を同時に目にしたのは初めてのこと。珍しいとまでは言えないが、それでもこの小さなハナムグリはそうやたらといるわけでもない。多数が群れている光景は想像し難いけれど、そんな穴場がどこかにあるのだろうか?

ジリジリ刺すような陽射しの下、カラムシ葉上にラミーカミキリが佇んでいた。このあとすぐ、ハラグロオオテントウにも出会った。
気になっていた詩集を毎晩少しづつ読み進んでもうじき終わりに近づいてきた。
選んだ単行本は、角川春樹事務所「にほんの詩集シリーズ」の『金子みすゞ詩集』(2022年)。
書店で選んだのではなくネットで購入したのだけど、装丁も気に入ったし、本文に添えられたイラストも可愛い。久しぶりに大事にしたいと思える本だ。