三股町
サクラとアカタデハムシ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 FlashQ G20U
毎春、庭のサクラにやって来る、アカタデハムシ。
けれど、目で確認できる範囲では数少なく例年せいぜい2匹止まり。
アカタデハムシはこれからサクラの葉に産卵し、幼虫は葉っぱに虫食い痕のしわざを残すのだけど、そのしわざもうっかりしていると見落としてしまいそう。
アカタデハムシ幼虫や成虫のしわざは、拙著『
虫のしわざ図鑑』、『
虫のしわざ探偵団』(少年写真新聞社)に詳しく載せてあるが、
いづれの写真も撮影をした場所は延岡市の愛宕山で、ここは毎年必ず一回以上は訪れているフィールドの一つ。
愛宕山の登山道(南側)沿いにはどこにもあるようにサクラ並木があって、すっかり葉桜になった頃ここに出向くと、どのサクラの木もしわざだらけになっている様子を観ることができる。
うちの近辺でもそんな穴場がきっとあるはずだが、これまでのところ遭遇できていない。
愛宕山でのアカタデハムシの繁殖ぶりを見ていると、まさに所変われば、虫の様子も変わる、を実感させてくれる。
近場で探すよりも遠くても時間掛けて出掛けたほうが、観察や撮影の成果が上がる、という事例は少なく無い。
ワカバグモのメスとマーガレット OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14
昨日はマーガレットの花上で待ち伏せしていた、ワカバグモのメス(写真上、昨日撮影)。
時間を空けて何度か見ていたのだけど、マーガレットの花を訪れて来る虫の姿がまったくなかった。
閑古鳥が鳴くとはこのことか、これでは腹ペコ解消の望みが薄いなあ、それでも辛抱強いところは見習うべきか否か、などと独り言をつぶやいていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14
今朝になってマーガレットを覗いてみれば、頭の向きこそ違えど昨日と変わらず花上に静止した姿勢のままだった。
でもよく見ると、昨日よりか明らかに腹部が膨らんでいる。どうやら、待ち伏せしていた甲斐があったようだ。
どんな獲物だったか気になるけどこの先産卵を控えているだろうから、まだまだたっぷり栄養を摂る必要があるだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 FlashQ G20U
獲物を捕らえたところを見たくて、午後になってからさらに様子を見に行くと(居間のすぐ外で窓からでも見下ろせる位置ではあるけど)、花上から姿が消えていた。
オヤ!? と一瞬、落胆しそうになったけど、ふと花の下を覗き込んでみれば、花の屋根下に茎を抱えるようにして潜んでいた。
とりあえず腹拵えできて、場所替えしたものか、それとも雨模様を察知して退避したものか?
このポーズ、この場所なら、天敵から身を守る上では申し分無いところだろうけど、花に惹かれてやって来る獲物に遭遇するチャンスは減るだろう。
午後3時頃になると、ポツポツ、雨が落ち始めた。明日、明後日と前線通過の影響でまとまった雨になるようだ。
ちょうどこのタイミングで、自家用車のワイパーゴムの交換作業を済ませておいた。明後日には車検も控えている。
posted by やまかます at 21:07|
クモ