三股町
午前7時14分
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
昨日とは打って変わって、雲一つなく大気はどこまでも澄んでいた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
先日(1月18日)神社で見つけたアオスジアゲハ越冬蛹を再び見ておいた。
前の記事では褐色型とは書いたが、褐色と緑色の中間型といえる。
私は蛹色について緑色型と褐色型と大雑把に捉えていたが、
『蝶・サナギの謎』平賀壮太著(トンボ出版:2007)によれば、
アオスジアゲハ蛹の体色には、明黄緑色、淡緑色、灰緑色、赤褐色、の4色型があるとされる。
その4色型に照らしてみると、上写真の蛹は、赤褐色型と淡緑色の中間型とも言えるだろうか。
なお、同書によれば、体色を決める条件は、太陽光の明るさに影響を受け、その色彩決定時期は、脱糞後、帯糸を作るまでの時間帯(前蛹になる手前)ということだ。したがって、蛹化場所の材質の違いなどの影響を強く受けるナミアゲハとは色彩決定の仕組みが異なるという。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
神社の手水場の庇や手水石、灯籠など人工物を舐めるように探ってみると、崩れた蛹殻や帯糸、台座糸などがいくつか見つかった。無事に羽化できた蛹、寄生されて死んだ蛹など、アオスジアゲハ蛹の辿った履歴が手に取るように読み取れる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
日中は気温が上がって、庭ではアブラナを訪れるニホンミツバチの姿が多く見られた。今日はあえて、超望遠レンズを使ってみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨日は空振りに終わったオオミノガのオス幼虫探しだが、、、。
今朝のこと新たに多数の蓑を発見できて、中を調べてみると、今度はオス幼虫を7頭、メスを1頭、確認できた。
このことで、これまで迷走していた、オオミノガ幼虫の雌雄の違い、判別法が整理できてしっかり理解できたと思う。
さて、、、、、、、、、
私のこれまでの仕事のなかで、蛾の暮らしをテーマにした写真絵本は、7冊。
『ヤママユガ観察事典』(偕成社:1998年)
『どこにいるの?シャクトリムシ』(ポプラ社:2007年)
「いのちのカプセル まゆ』(ポプラ社:2008年)
『イモムシ』(ポプラ社:2013年)
『うまれたよ!カイコ』(岩崎書店:2013年)
『ぜんぶわかる!カイコ』(ポプラ社:2015年)
『ヤママユが紡ぐ緑の宝物〜里山のヤママユ』(小学館クリエイティブ:2017年)
今夏、新たに蛾のテーマを取り上げた写真絵本を刊行予定で作業を進めており、それで8冊目になる。
最初の『ヤママユガ観察事典』を出す以前から、児童書で扱われる「蛾」のテーマ本が少なく、あっても種類が偏っていることがずっと気に掛かっていた。ヤママユという野蚕を取り上げたことは一つの快挙だったと自分では思っているけれど、それは始まりに過ぎない。やはり地道な作業をずっと継続していくしかないと思う。
来年以降、さらに9冊目、10冊目までの計画は練っている。だけれど、実現できるかどうかはそのときまでわからない、と言葉を添えることが多くなった自分の年齢だ。
2023年01月30日
ミノムシ探し
都城市 早水公園
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
サザンカの花で盛んに吸蜜していた、メジロのカップル。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
やっとのことで見つけたオオミノガの蓑には、穴が!!
誰のしわざだろう?
しかし、少し離れた場所で大きな蓑を発見。蓑のなかに幼虫が入っているかどうかは、枝に繋ぎ止めている糸束の厚みでほぼわかる。 風でプラプラ軽く揺れているようでは、中に幼虫は入っていない。 ガッツリ、枝に固着していることが、越冬幼虫入無事なり!のサインだ。どうやら、二つ目の蓑は大丈夫のようだ。
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
クヌギの梢に遠目でも白く目立っていた、ヤママユの繭殻。
繭上部にポッカリ開いた穴で、昨年の夏に無事羽化したことがわかる。近くに越冬卵がないか探ってみたけど見つからず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エノキの高い枝に、チャミノガの蓑があった。その横で、カワラヒワのオスがしきりと囀っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
選挙ポスター看板の一部が風で飛ばされ、薄暗い林内に転がっていた。これは何かいるな、とめくってみれば、いました。
ピッカピカのマエアカスカシノメイガ。
撮影後、そっと元に戻しておいた。
三股町のとある公園ではイヌマキでオオミノガの蓑が8個見つかり、そのうち6個には幼虫が入っていた。
先日、別の場所では見つけた20数個がすべて寄生されて空っぽだったから、今日の発見は嬉しい。
しかし、少し残念なのは6個ともメスであったこと。オスを見つけたいので明日も公園巡りが続く。
同じメスではあるけど幼虫の大きさには個体差があって、大きさからすればオスくらいしかない小柄なメスもいた。
幼虫の大きさでは通常、メスのほうが大きい傾向があるけど例外は多く、したがって蓑の大きさ外見から雌雄の区別をつけるのはほぼ不可能だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
サザンカの花で盛んに吸蜜していた、メジロのカップル。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
やっとのことで見つけたオオミノガの蓑には、穴が!!
誰のしわざだろう?
しかし、少し離れた場所で大きな蓑を発見。蓑のなかに幼虫が入っているかどうかは、枝に繋ぎ止めている糸束の厚みでほぼわかる。 風でプラプラ軽く揺れているようでは、中に幼虫は入っていない。 ガッツリ、枝に固着していることが、越冬幼虫入無事なり!のサインだ。どうやら、二つ目の蓑は大丈夫のようだ。
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
クヌギの梢に遠目でも白く目立っていた、ヤママユの繭殻。
繭上部にポッカリ開いた穴で、昨年の夏に無事羽化したことがわかる。近くに越冬卵がないか探ってみたけど見つからず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エノキの高い枝に、チャミノガの蓑があった。その横で、カワラヒワのオスがしきりと囀っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
選挙ポスター看板の一部が風で飛ばされ、薄暗い林内に転がっていた。これは何かいるな、とめくってみれば、いました。
ピッカピカのマエアカスカシノメイガ。
撮影後、そっと元に戻しておいた。
三股町のとある公園ではイヌマキでオオミノガの蓑が8個見つかり、そのうち6個には幼虫が入っていた。
先日、別の場所では見つけた20数個がすべて寄生されて空っぽだったから、今日の発見は嬉しい。
しかし、少し残念なのは6個ともメスであったこと。オスを見つけたいので明日も公園巡りが続く。
同じメスではあるけど幼虫の大きさには個体差があって、大きさからすればオスくらいしかない小柄なメスもいた。
幼虫の大きさでは通常、メスのほうが大きい傾向があるけど例外は多く、したがって蓑の大きさ外見から雌雄の区別をつけるのはほぼ不可能だ。
posted by やまかます at 20:04| しわざ
2023年01月29日
消えたはやにえ、齧られたはやにえ
都城市
熊野神社 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
近所の熊野神社の遠景。斜面には大きく削ったような痕跡がある。崩落防止のためだろうか。
おそらく森や林はだいぶ昔に伐採され、クスノキだけが神木として残されたのだろうか。
クスノキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
耕作放棄されて数年経た草藪(西隣)で採餌していた、アオジのオス。
ここの草藪ではイノシシ3兄弟が駆け回ったりし、けもの道がくっきりといく筋も通っている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
このところの冷え込みで、はやにえ貯食に頼るようになったのかもしれない。相変わらず警戒心の強いモズのオスだ。
クリ林にあった、クビキリギスのはやにえは消失し、ツチイナゴは腹部が大きく齧りとられていた。
熊野神社 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
近所の熊野神社の遠景。斜面には大きく削ったような痕跡がある。崩落防止のためだろうか。
おそらく森や林はだいぶ昔に伐採され、クスノキだけが神木として残されたのだろうか。
クスノキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
耕作放棄されて数年経た草藪(西隣)で採餌していた、アオジのオス。
ここの草藪ではイノシシ3兄弟が駆け回ったりし、けもの道がくっきりといく筋も通っている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
このところの冷え込みで、はやにえ貯食に頼るようになったのかもしれない。相変わらず警戒心の強いモズのオスだ。
クリ林にあった、クビキリギスのはやにえは消失し、ツチイナゴは腹部が大きく齧りとられていた。
posted by やまかます at 17:35| しわざ
2023年01月28日
寒風のなかを歩く銅金虫
三股町
午前8時43分
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ツグミ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
私の姿を見て、畑から奥の土手へと退避したツグミ。
まるで石になったかのようにフリーズ状態が長く続いた。ときおり、首を左右に捻ってはこちらの様子を窺っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
畑にあるコンクリート壁を歩いていた、ヨモギハムシのメス。
お腹がでっぷり肥えている。おや!?ヨモギハムシの越冬ステージは、卵では?
午前8時43分
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ツグミ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
私の姿を見て、畑から奥の土手へと退避したツグミ。
まるで石になったかのようにフリーズ状態が長く続いた。ときおり、首を左右に捻ってはこちらの様子を窺っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
畑にあるコンクリート壁を歩いていた、ヨモギハムシのメス。
お腹がでっぷり肥えている。おや!?ヨモギハムシの越冬ステージは、卵では?
posted by やまかます at 20:09| コウチュウ
2023年01月27日
黒い虫
三股町
午前8時21分
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨夜から昼前まで雨が降り続き、止んだかと思えば西風が強まり気温はグングン下がるばかり。
ときおり晴れ間が覗くものの、今日はおおむね曇り空。
寒くても青空の下なら気分が晴れるのだが。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
デスクワークの合間に自宅林に降りて朽木起こしをやってみた。これなら、観察したあと元通りに戻すのも簡単だ。
さっそく現れたのは、ヒラタクワガタの小さなオス。
もうどれだけ食事をとっても、これ以上は大きくなれない。
あれ!?そういえばこの小さなオスは、昨年の夏にすぐ傍のクヌギ樹液で見ていたような気がする。
だとすると、形は小さくても逞しく生き延びているようだ。またどこかで会えるかもしれない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
次に出てきたのは、モモブトシデムシのメス。後脚腿節が細いのでメスかと思う。オスは和名にあるようにここが太い。前ばねのすじ模様が綺麗だ。新成虫だろうか。
午前8時21分
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨夜から昼前まで雨が降り続き、止んだかと思えば西風が強まり気温はグングン下がるばかり。
ときおり晴れ間が覗くものの、今日はおおむね曇り空。
寒くても青空の下なら気分が晴れるのだが。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
デスクワークの合間に自宅林に降りて朽木起こしをやってみた。これなら、観察したあと元通りに戻すのも簡単だ。
さっそく現れたのは、ヒラタクワガタの小さなオス。
もうどれだけ食事をとっても、これ以上は大きくなれない。
あれ!?そういえばこの小さなオスは、昨年の夏にすぐ傍のクヌギ樹液で見ていたような気がする。
だとすると、形は小さくても逞しく生き延びているようだ。またどこかで会えるかもしれない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
次に出てきたのは、モモブトシデムシのメス。後脚腿節が細いのでメスかと思う。オスは和名にあるようにここが太い。前ばねのすじ模様が綺麗だ。新成虫だろうか。
posted by やまかます at 19:56| コウチュウ
2023年01月26日
カマキリの受難
三股町
EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)
EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)
一昨日、カマキリタマゴカツオブシムシに寄生されたハラビロカマキリの卵しょうのことを書いたばかりだが、もし仮にカツオブシムシの寄生産卵から逃れたとしても、まだその先にいくつもの天敵が待ち構えている。
その一つが、今日の写真のオナガヤドリコバチの一種(数種類がいるようだ)で、写真は4月上旬、越冬明けの時期に寄生産卵している場面。
もう少しで孵化を目前に控えながらも、こうして別の命に置き換わってしまう運命だ。
ハラビロカマキリは毎シーズン、カマキリの仲間としては一番多く見かけるけれど、卵から成虫まで無事に成長できるのはほんのごく一部のようだ。もちろん、オオカマキリや他のカマキリたちの事情もほぼ似たようなものだろう。
EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)
EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)
一昨日、カマキリタマゴカツオブシムシに寄生されたハラビロカマキリの卵しょうのことを書いたばかりだが、もし仮にカツオブシムシの寄生産卵から逃れたとしても、まだその先にいくつもの天敵が待ち構えている。
その一つが、今日の写真のオナガヤドリコバチの一種(数種類がいるようだ)で、写真は4月上旬、越冬明けの時期に寄生産卵している場面。
もう少しで孵化を目前に控えながらも、こうして別の命に置き換わってしまう運命だ。
ハラビロカマキリは毎シーズン、カマキリの仲間としては一番多く見かけるけれど、卵から成虫まで無事に成長できるのはほんのごく一部のようだ。もちろん、オオカマキリや他のカマキリたちの事情もほぼ似たようなものだろう。
posted by やまかます at 21:57| カマキリ
2023年01月25日
厳寒に聳える大樹
午前7時21分
朝焼けの霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
平地での積雪はなかったが、うちの庭に置いた温度計は午前8時の段階で、マイナス6.7℃まで下がった。
昨夜遅くまで吹き荒れていた風は止み、おだやかな朝を迎えたがとにかく、寒い!
林に降りると観察路の地面がこれまでになく霜柱が一面にできていて、歩くと足下からザクザクと冷たい音がしていた。林の下の池はもちろん水面に氷が張っていた。
午前8時半
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
近所の高台にある熊野神社まで行ってみた。ここからは都城盆地を広く見渡せて、霧島山と桜島の眺望が楽しめる。
うちより少し北よりからの眺めになるので韓国岳(上写真画面右奥)がよく見える。今朝は大気が澄んでいて、雪を抱いて真っ白になった桜島(写真下)もくっきりと聳えていた。
桜島 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クスノキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
熊野神社には遠目でもよく目立つ、クスノキ大木がある。ここの境内ではクスノキ以外の木はないに等しく、サザンカとサクラ、ヒサカキ、などの植栽がパラパラとあるだけで、まとまった林がない。自然観察にはまったく向いていない環境なのが残念だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ヒヨドリなど野鳥の食事事情も厳しくなっているようだ。
アケビの葉っぱ啄んでいたがすぐに止めた。冬でも青い葉っぱが残っている、スイカズラやノキシノブなどもよく啄んでいる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
午後2時過ぎ、霧島山の雪もすっかり溶けたようだ。それでも、寒さは厳しいことに変わり無い。
※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp (アットマークは@に)
朝焼けの霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
平地での積雪はなかったが、うちの庭に置いた温度計は午前8時の段階で、マイナス6.7℃まで下がった。
昨夜遅くまで吹き荒れていた風は止み、おだやかな朝を迎えたがとにかく、寒い!
林に降りると観察路の地面がこれまでになく霜柱が一面にできていて、歩くと足下からザクザクと冷たい音がしていた。林の下の池はもちろん水面に氷が張っていた。
午前8時半
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
近所の高台にある熊野神社まで行ってみた。ここからは都城盆地を広く見渡せて、霧島山と桜島の眺望が楽しめる。
うちより少し北よりからの眺めになるので韓国岳(上写真画面右奥)がよく見える。今朝は大気が澄んでいて、雪を抱いて真っ白になった桜島(写真下)もくっきりと聳えていた。
桜島 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クスノキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
熊野神社には遠目でもよく目立つ、クスノキ大木がある。ここの境内ではクスノキ以外の木はないに等しく、サザンカとサクラ、ヒサカキ、などの植栽がパラパラとあるだけで、まとまった林がない。自然観察にはまったく向いていない環境なのが残念だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ヒヨドリなど野鳥の食事事情も厳しくなっているようだ。
アケビの葉っぱ啄んでいたがすぐに止めた。冬でも青い葉っぱが残っている、スイカズラやノキシノブなどもよく啄んでいる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
午後2時過ぎ、霧島山の雪もすっかり溶けたようだ。それでも、寒さは厳しいことに変わり無い。
※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp (アットマークは@に)
posted by やまかます at 20:42| 樹木
2023年01月24日
毛虫
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
午前9時ころはまだ風もほとんどなかったので今のうちにと、立ち枯れのイヌマキ(樹高7m)を切り倒しておいた。
このイヌマキは隣の敷地内(東隣の資材置き場でうちより地面が一段高い)にあったのだが、我が家の電線と光ケーブルに倒れ込んで断線する可能性があった。ずっと気になっていたが昨日になって地主の方に連絡が取れて伐採の許可を得ることができた。倒したイヌマキは細切れにして作業完了。枯れてから数年経ているので、伐採作業は楽であった。作業時間は1時間ほどだったが終わったあたりから、急に北西の風が強まり始め、気温もグングン下がってきた。昼前には粉雪がときおり舞うようにもなり一段と寒さが増してきた。平地でも積雪となるのだろうか?
でっぷり肥えたカマキリタマゴカツオブシムシ幼虫
E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クサギの枝についていたハラビロカマキリの卵しょうは、カマキリタマゴカツオブシムシの寄生を受けていたことは前に書いたけど、今日はどのくらいの数、カツオブシムシ幼虫が育っているのか中を調べてみた。カウントしてみると、全部で54頭。
カマキリの卵はほとんど残っておらず、幼虫はすでに成熟しているようだ。
『野鳥のレストラン』(少年新聞社:2022年11月刊行)にも載せたけれど、ハラビロカマキリの卵しょうをコゲラが突いて食べていたことがある。じつはこの卵しょうはカマキリタマゴカツオブシムシに寄生されていて、コゲラはその幼虫を1匹ずつ啄んでいた。コゲラにとって、中身が虫というタンパク質であれば、カマキリ卵であろうがコウチュウの幼虫だろうが選り好みしないのだろう。
以前、シジュウカラがコカマキリの卵しょうを産卵場所から剥ぎ取って、樹上の枝に押さえつけて啄んでいたこともある(東京都清瀬市野塩)。
E-M5 MarkU EF400mm F5.6L USM (2017年3月11日 撮影)
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
午前9時ころはまだ風もほとんどなかったので今のうちにと、立ち枯れのイヌマキ(樹高7m)を切り倒しておいた。
このイヌマキは隣の敷地内(東隣の資材置き場でうちより地面が一段高い)にあったのだが、我が家の電線と光ケーブルに倒れ込んで断線する可能性があった。ずっと気になっていたが昨日になって地主の方に連絡が取れて伐採の許可を得ることができた。倒したイヌマキは細切れにして作業完了。枯れてから数年経ているので、伐採作業は楽であった。作業時間は1時間ほどだったが終わったあたりから、急に北西の風が強まり始め、気温もグングン下がってきた。昼前には粉雪がときおり舞うようにもなり一段と寒さが増してきた。平地でも積雪となるのだろうか?
でっぷり肥えたカマキリタマゴカツオブシムシ幼虫
E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クサギの枝についていたハラビロカマキリの卵しょうは、カマキリタマゴカツオブシムシの寄生を受けていたことは前に書いたけど、今日はどのくらいの数、カツオブシムシ幼虫が育っているのか中を調べてみた。カウントしてみると、全部で54頭。
カマキリの卵はほとんど残っておらず、幼虫はすでに成熟しているようだ。
『野鳥のレストラン』(少年新聞社:2022年11月刊行)にも載せたけれど、ハラビロカマキリの卵しょうをコゲラが突いて食べていたことがある。じつはこの卵しょうはカマキリタマゴカツオブシムシに寄生されていて、コゲラはその幼虫を1匹ずつ啄んでいた。コゲラにとって、中身が虫というタンパク質であれば、カマキリ卵であろうがコウチュウの幼虫だろうが選り好みしないのだろう。
以前、シジュウカラがコカマキリの卵しょうを産卵場所から剥ぎ取って、樹上の枝に押さえつけて啄んでいたこともある(東京都清瀬市野塩)。
E-M5 MarkU EF400mm F5.6L USM (2017年3月11日 撮影)
posted by やまかます at 21:51| コウチュウ
2023年01月23日
林のクラゲ
三股町
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
昨年、一本のクリに多数のチャミノガの蓑がついていて、その中の一部は寄生されていた。
その寄生蜂の蛹の眼が色付いていた。体長は1センチほど。
他にはまだ幼虫やすでに成虫が羽化したものがいる。
寄生された蓑より、熟齢と思われる幼虫が入った蓑のほうが多く、その幼虫の性比は、オス:メス=2:1
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
クヌギの朽木に並んでいた小さなキクラゲを 下から仰いで見た。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
明日から全国的に猛寒波に見舞われるとのこと。ここ南九州でも、場所によっては積雪があるようだ。
冷たい北風が強く吹き荒れるとも言われているので、今日の温かさとは一転して厳寒となるのは間違いない。
そこで庭の蛇口に防凍対策をしておいた。緩衝材で何重にも包んだあと、発泡スチロールの箱を被せた。
過去の最低気温は、自分で計測した範囲ではマイナス5℃の記録がある。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
昨年、一本のクリに多数のチャミノガの蓑がついていて、その中の一部は寄生されていた。
その寄生蜂の蛹の眼が色付いていた。体長は1センチほど。
他にはまだ幼虫やすでに成虫が羽化したものがいる。
寄生された蓑より、熟齢と思われる幼虫が入った蓑のほうが多く、その幼虫の性比は、オス:メス=2:1
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
クヌギの朽木に並んでいた小さなキクラゲを 下から仰いで見た。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
明日から全国的に猛寒波に見舞われるとのこと。ここ南九州でも、場所によっては積雪があるようだ。
冷たい北風が強く吹き荒れるとも言われているので、今日の温かさとは一転して厳寒となるのは間違いない。
そこで庭の蛇口に防凍対策をしておいた。緩衝材で何重にも包んだあと、発泡スチロールの箱を被せた。
過去の最低気温は、自分で計測した範囲ではマイナス5℃の記録がある。
posted by やまかます at 20:00| ハチ・アリ
2023年01月22日
森のなかの越冬昆虫
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
アオキの葉っぱが山折り(屋根型)になっていた。ならばお目当ての蛹が見つかるはず。
そっとめくってみると、やはり!
クロセセリ越冬蛹が納まっていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
地面からは40センチほどと低い位置にあり、林床に寝転がって撮影してみた。
一昨年の12月にもアオキで蛹を見つけている。ここの森の中にはハナミョウガが多いけれど、蛹のあったアオキの近くには見当たらず、幼虫は食草から長い旅を経てこのアオキに辿り着いたようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ツバキの葉裏には、アミメクサカゲロウが張り付いていた(上写真の左端にいる)。
主脈に沿って止まり、レースのような翅を葉裏に密着させ、葉っぱに見事に溶け込んでいる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U ×2
今日は午後1時から、先週、雨で延期となった町内一斉野焼きが行われた。
午前中は晴れ間もあったけど午後からは曇ってきて、野焼きが終わるタイミングで雨となった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
アオキの葉っぱが山折り(屋根型)になっていた。ならばお目当ての蛹が見つかるはず。
そっとめくってみると、やはり!
クロセセリ越冬蛹が納まっていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
地面からは40センチほどと低い位置にあり、林床に寝転がって撮影してみた。
一昨年の12月にもアオキで蛹を見つけている。ここの森の中にはハナミョウガが多いけれど、蛹のあったアオキの近くには見当たらず、幼虫は食草から長い旅を経てこのアオキに辿り着いたようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ツバキの葉裏には、アミメクサカゲロウが張り付いていた(上写真の左端にいる)。
主脈に沿って止まり、レースのような翅を葉裏に密着させ、葉っぱに見事に溶け込んでいる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U ×2
今日は午後1時から、先週、雨で延期となった町内一斉野焼きが行われた。
午前中は晴れ間もあったけど午後からは曇ってきて、野焼きが終わるタイミングで雨となった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
posted by やまかます at 17:04| アミメカゲロウ
2023年01月21日
カマキリタマゴカツオブシムシ
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨日、朝陽の逆光に透けて見えたハラビロカマキリの卵しょうは、やはりカマキリタマゴカツオブシムシの幼虫によって食害されていた。
写真は縦に切断して中の様子を見てみたところ。カツオブシムシ幼虫がハラビロカマキリ卵を食べて成長し、茶色の糞がたくさん詰まっていた。
この卵しょうはクサギの細枝に付着していたが、すぐとなりのケヤキ細枝に付いた卵しょうを太陽光に透かしてみたが、健全な卵しょうでは透けない、ことを改めて確認できた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
切り取った表皮側の裏には、ヒメクダマキモドキの卵まで入っていた(写真画面下)。
スポンジ状の卵しょうが産卵菅を突き立てるのに具合の良い場所になったのだろう。ヒメクダマキモドキは薄いサーベルのような産卵管を使って。、樹皮の隙間や苔、タケ・ササ類の葉鞘の隙間など、あらゆる場所に産卵する。コウモリガ幼虫の穿孔口を塞ぐ樹皮パッドにも産卵しているのをよく見る。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エナガの上写真は、デジタルテレコン機能を使って撮影した。
つまり通常撮影の2倍拡大になっている。じつはうっかりミスかと思うけど、いつの間にかメニュー設定でデジタルテレコンが「ON」になっていた。あとでわかったことだが、デジタルテレコンが有効なのはJPGのみで、同時記録されているRAWデータはテレコンが掛かっておらずノーマル画像のまま記録されている。だとすると、デジタルテレコンの画質に不安がある場合は、RAW同時撮影モードにしておけばノーマル画像も得られるから安心、ということだろうか。
画質についてはノーマルより劣ると感じるが、写真の使用目的次第では使える場面もあるかとは思う。これまで、デジタルテレコンを積極的に使ったことはないので今回の操作ミスを経験してから、今更ながら少しテスト撮影してみようかと思った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨日、朝陽の逆光に透けて見えたハラビロカマキリの卵しょうは、やはりカマキリタマゴカツオブシムシの幼虫によって食害されていた。
写真は縦に切断して中の様子を見てみたところ。カツオブシムシ幼虫がハラビロカマキリ卵を食べて成長し、茶色の糞がたくさん詰まっていた。
この卵しょうはクサギの細枝に付着していたが、すぐとなりのケヤキ細枝に付いた卵しょうを太陽光に透かしてみたが、健全な卵しょうでは透けない、ことを改めて確認できた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
切り取った表皮側の裏には、ヒメクダマキモドキの卵まで入っていた(写真画面下)。
スポンジ状の卵しょうが産卵菅を突き立てるのに具合の良い場所になったのだろう。ヒメクダマキモドキは薄いサーベルのような産卵管を使って。、樹皮の隙間や苔、タケ・ササ類の葉鞘の隙間など、あらゆる場所に産卵する。コウモリガ幼虫の穿孔口を塞ぐ樹皮パッドにも産卵しているのをよく見る。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エナガの上写真は、デジタルテレコン機能を使って撮影した。
つまり通常撮影の2倍拡大になっている。じつはうっかりミスかと思うけど、いつの間にかメニュー設定でデジタルテレコンが「ON」になっていた。あとでわかったことだが、デジタルテレコンが有効なのはJPGのみで、同時記録されているRAWデータはテレコンが掛かっておらずノーマル画像のまま記録されている。だとすると、デジタルテレコンの画質に不安がある場合は、RAW同時撮影モードにしておけばノーマル画像も得られるから安心、ということだろうか。
画質についてはノーマルより劣ると感じるが、写真の使用目的次第では使える場面もあるかとは思う。これまで、デジタルテレコンを積極的に使ったことはないので今回の操作ミスを経験してから、今更ながら少しテスト撮影してみようかと思った。
posted by やまかます at 20:29| コウチュウ
2023年01月20日
大クヌギのある林
三股町
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
自宅林では一番大きいクヌギ。高所で複雑に枝を展開しているが、高齢ゆえあちこち虫食いや病気だろうか疲弊して脆くなったところも多く、つい先日もすぐ足元にポトンと枝が落ちてきた。当たったところでかすり傷程度で済んだろうけど、台風など強風のときには命に関わるような大きな枝がドスンと落ちることもあるので、樹下を歩くときはつい上空を見上げてしまう癖がついた。ほぼ毎日歩いている林だからこそ細かいところまで目が届くし、心配の種も拾ってしまう。
そのクヌギの根本近くに転がしてあるこれもクヌギの朽木(数年前、台風の強風で根本から倒れた)をゴロンと転がしてみれば(直径60センチある)、その直下にカブトムシ幼虫が丸く収まっていた。朽木食いでは小柄な成虫になる傾向がある。この幼虫はどうだろう。撮影後に朽木を元に戻しておいた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
朝陽を背面から受け、透けて赤く輝いて見えていた、ハラビロカマキリの卵しょう。柔らかい卵を厚く包み込んだ外壁部分がスポンジ状であることがよくわかる。
これが幹などにベタ付きだと、上写真のような輝きは期待できない。
が、しかしまてよ、と思い直した。
上写真の透けて見える理由がスポンジ構造からなのか、それとも別の要因、カマキリカツオブシムシによる食害の可能性もあるのではないか?と。これは明日、確認してみようと思う。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
〜かけや〜
昨日、伐採を終えたクヌギの後始末を今朝一番で行った
まずは落ちた幹から出ている小枝を手挽きノコギリで切り落とし、転がり防止策として組んでいた単管バリケードを解体し、パーツ全てを納屋に片付けた。この作業で1時間掛かった。
なお転がってしまう危険性が無いとも言えないので、2箇所に杭を打ち込んでおいた。杭は太めのホテイチクを使った。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350
杭を地面に打ち込む道具が、「かけや」である。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350
打ち出の小槌のような「かけや」は、写真のプラスティック製や木製などあり、サイズもさらに大きなものまである。
うちでは山仕事に欠かせない道具の一つだ。
2007年の春、東京のマンション暮らしからいきなり、当地、宮崎の片田舎に引っ越した当初は、目の前に迫る荒れ放題の雑木林にいったいどうやってこれを整備すればいいのかと戸惑い、色々と策を練ったりしたものだ。
しかも、人手は私独りきり。
森林組合に相談して手入れを委託するという手段もあったけれど、私が目指す林の姿は、おそらくそうした林業関連の慣習や考え方とはかなり方向性が違うだろうと思えた。
考えているだけでは何も進まない。とにかくもノコギリ一本を手にして、林内に蔓延っていたササ・タケ類を地道に一本ずつ刈り取っていくことから、私の山仕事は始動したのであった。そのノコギリ一本を買うにも、引越しの片付けもまだまだ落ち着かない中(片付くまで2ヶ月掛かった)、右も左もわからぬ街に出てようやくホームセンターに駆け込んだのも懐かしい思い出となった。
以前にも書いたと思うけど、一人でコツコツ山仕事をしているときは、必ずといって良いほど、『ロビンソン・クルーソー』を頭に思い描いている。自分が主人公になったつもりに浸りきる。そして、先日、久々に読み直そうと書棚を探してみたが見当たらない。
どうしても読みたくてたまらず、『完訳ロビンソン・クルーソー』(中公文庫)を購入してつい先日から読み始めたばかりだ。いろいろ訳本が出ているが、この訳者本は解説も充実している点で選んでみた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
自宅林では一番大きいクヌギ。高所で複雑に枝を展開しているが、高齢ゆえあちこち虫食いや病気だろうか疲弊して脆くなったところも多く、つい先日もすぐ足元にポトンと枝が落ちてきた。当たったところでかすり傷程度で済んだろうけど、台風など強風のときには命に関わるような大きな枝がドスンと落ちることもあるので、樹下を歩くときはつい上空を見上げてしまう癖がついた。ほぼ毎日歩いている林だからこそ細かいところまで目が届くし、心配の種も拾ってしまう。
そのクヌギの根本近くに転がしてあるこれもクヌギの朽木(数年前、台風の強風で根本から倒れた)をゴロンと転がしてみれば(直径60センチある)、その直下にカブトムシ幼虫が丸く収まっていた。朽木食いでは小柄な成虫になる傾向がある。この幼虫はどうだろう。撮影後に朽木を元に戻しておいた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
朝陽を背面から受け、透けて赤く輝いて見えていた、ハラビロカマキリの卵しょう。柔らかい卵を厚く包み込んだ外壁部分がスポンジ状であることがよくわかる。
これが幹などにベタ付きだと、上写真のような輝きは期待できない。
が、しかしまてよ、と思い直した。
上写真の透けて見える理由がスポンジ構造からなのか、それとも別の要因、カマキリカツオブシムシによる食害の可能性もあるのではないか?と。これは明日、確認してみようと思う。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
〜かけや〜
昨日、伐採を終えたクヌギの後始末を今朝一番で行った
まずは落ちた幹から出ている小枝を手挽きノコギリで切り落とし、転がり防止策として組んでいた単管バリケードを解体し、パーツ全てを納屋に片付けた。この作業で1時間掛かった。
なお転がってしまう危険性が無いとも言えないので、2箇所に杭を打ち込んでおいた。杭は太めのホテイチクを使った。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350
杭を地面に打ち込む道具が、「かけや」である。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350
打ち出の小槌のような「かけや」は、写真のプラスティック製や木製などあり、サイズもさらに大きなものまである。
うちでは山仕事に欠かせない道具の一つだ。
2007年の春、東京のマンション暮らしからいきなり、当地、宮崎の片田舎に引っ越した当初は、目の前に迫る荒れ放題の雑木林にいったいどうやってこれを整備すればいいのかと戸惑い、色々と策を練ったりしたものだ。
しかも、人手は私独りきり。
森林組合に相談して手入れを委託するという手段もあったけれど、私が目指す林の姿は、おそらくそうした林業関連の慣習や考え方とはかなり方向性が違うだろうと思えた。
考えているだけでは何も進まない。とにかくもノコギリ一本を手にして、林内に蔓延っていたササ・タケ類を地道に一本ずつ刈り取っていくことから、私の山仕事は始動したのであった。そのノコギリ一本を買うにも、引越しの片付けもまだまだ落ち着かない中(片付くまで2ヶ月掛かった)、右も左もわからぬ街に出てようやくホームセンターに駆け込んだのも懐かしい思い出となった。
以前にも書いたと思うけど、一人でコツコツ山仕事をしているときは、必ずといって良いほど、『ロビンソン・クルーソー』を頭に思い描いている。自分が主人公になったつもりに浸りきる。そして、先日、久々に読み直そうと書棚を探してみたが見当たらない。
どうしても読みたくてたまらず、『完訳ロビンソン・クルーソー』(中公文庫)を購入してつい先日から読み始めたばかりだ。いろいろ訳本が出ているが、この訳者本は解説も充実している点で選んでみた。
posted by やまかます at 20:21| 田舎暮らし
2023年01月19日
ナナホシテントウ
三股町
日当たりの良いグランドの片隅に、ホトケノザの絨毯があった。
盛大に花を咲かせているので、ならばいるだろうと覗きんでみれば、ナナホシテントウが2頭いた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U (写真は昨日、町内、第四地区公民館にて撮影)
写真の一頭はおとなしく日光浴なのかなと思えたが、もう一頭は忙しく動き回り、餌を探しているようにも見えた。
〜伐採大作戦〜
午前中は室内撮影と写真データの整理などを片付け、午後からはクヌギ伐採作業に取り掛かった。
幹の頂部を切り落とした場合、斜面にあるから、地面に落ちたあと隣の畑(写真画面左、数年間も耕作放棄で荒地になっている)に転がり落ちてしまう可能性が大いにある。落ちたら最後、100キロ以上あると思われる樹幹を持ち上げることなど重機を使わない限り不可能だ。
そこで、転がり防止策として法面にバリケードを拵えてみた。これも足場と同じ単管をジョイントで組んだ。これだけでかれこれ4、50分も費やしてしまった。
さて、これならどうだろうか?
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
斜面下方向に対して90度の方角に倒れ込むよう楔形に切り込みを入れてみたが、チェンソーを使っての作業だけで1時間近く掛かってしまった。幹の直径がチェンソー刃より大きいので、斜面側、足場の反対側のほうに切り残りができてしまった。
まさに薄皮一枚でつながった状態だが、押しても引いてもビクともしない。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
そこで、まずは足場を解体してから(これだけでも時間をけっこう食う)、倒したい方角と逆の位置に脚立を立てて、最後の切り込みを入れることにした。倒れる方角からはロープを結んでおいた。
いつもの午後3時のお茶と甘菓子の時間も今日は省略、ミカン一個を頬張るだけで作業を続行。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
薄皮一枚とはいえ、これが意外とゴツくて切り進めるのに苦労した。そしてようやくのこと、グラリと動いて傾いたところで、脚立から降りてロープの端へと駆け寄り、「さあこれでどうだ!」とばかり引っ張ってみれば、ゆっくりと傾いで、ズンドドド〜〜〜ン!!と斜面に落下。
これが見事な着地で、転がることもなくバリケードの手前にピタリと止まった。偶然とは思うけど、幹から突き出ていたコブの部分がガッツりと支えになってブレーキが掛かったようだ。高校の柔道の授業で、相手から倒された時に片腕で畳を瞬発的に叩く受け身を教わったことを思い出すが、コブの形状がそのような働きをするとは想像もできなかった。結果としてバリケードは必要なかったのだが、着地の姿勢、向き、など事前に計算できるはずもない。
当初はバリケードを直撃して押し倒し転がり落ちることまで危惧していた。
伐採作業が完了したのは午後4時半。休憩をとることなく、足場に使った単管や道具類の片付けをしていると、午後5時を過ぎてしまった。
4キロ近くあるチェンソーを緊張感をもって長時間使ったことなどで、右腕に痛みが残りかなり疲労した。久しぶりにハードな山仕事だったが、危険を伴う作業でもあり手順や方法をじっくり検討しながら慎重に行ったので時間も余計に掛かってしまった。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
片付けを済ませたころ、日没となった。夜になって、すぐ近くの林でフクロウが囀り始めた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
日当たりの良いグランドの片隅に、ホトケノザの絨毯があった。
盛大に花を咲かせているので、ならばいるだろうと覗きんでみれば、ナナホシテントウが2頭いた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U (写真は昨日、町内、第四地区公民館にて撮影)
写真の一頭はおとなしく日光浴なのかなと思えたが、もう一頭は忙しく動き回り、餌を探しているようにも見えた。
〜伐採大作戦〜
午前中は室内撮影と写真データの整理などを片付け、午後からはクヌギ伐採作業に取り掛かった。
幹の頂部を切り落とした場合、斜面にあるから、地面に落ちたあと隣の畑(写真画面左、数年間も耕作放棄で荒地になっている)に転がり落ちてしまう可能性が大いにある。落ちたら最後、100キロ以上あると思われる樹幹を持ち上げることなど重機を使わない限り不可能だ。
そこで、転がり防止策として法面にバリケードを拵えてみた。これも足場と同じ単管をジョイントで組んだ。これだけでかれこれ4、50分も費やしてしまった。
さて、これならどうだろうか?
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
斜面下方向に対して90度の方角に倒れ込むよう楔形に切り込みを入れてみたが、チェンソーを使っての作業だけで1時間近く掛かってしまった。幹の直径がチェンソー刃より大きいので、斜面側、足場の反対側のほうに切り残りができてしまった。
まさに薄皮一枚でつながった状態だが、押しても引いてもビクともしない。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
そこで、まずは足場を解体してから(これだけでも時間をけっこう食う)、倒したい方角と逆の位置に脚立を立てて、最後の切り込みを入れることにした。倒れる方角からはロープを結んでおいた。
いつもの午後3時のお茶と甘菓子の時間も今日は省略、ミカン一個を頬張るだけで作業を続行。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
薄皮一枚とはいえ、これが意外とゴツくて切り進めるのに苦労した。そしてようやくのこと、グラリと動いて傾いたところで、脚立から降りてロープの端へと駆け寄り、「さあこれでどうだ!」とばかり引っ張ってみれば、ゆっくりと傾いで、ズンドドド〜〜〜ン!!と斜面に落下。
これが見事な着地で、転がることもなくバリケードの手前にピタリと止まった。偶然とは思うけど、幹から突き出ていたコブの部分がガッツりと支えになってブレーキが掛かったようだ。高校の柔道の授業で、相手から倒された時に片腕で畳を瞬発的に叩く受け身を教わったことを思い出すが、コブの形状がそのような働きをするとは想像もできなかった。結果としてバリケードは必要なかったのだが、着地の姿勢、向き、など事前に計算できるはずもない。
当初はバリケードを直撃して押し倒し転がり落ちることまで危惧していた。
伐採作業が完了したのは午後4時半。休憩をとることなく、足場に使った単管や道具類の片付けをしていると、午後5時を過ぎてしまった。
4キロ近くあるチェンソーを緊張感をもって長時間使ったことなどで、右腕に痛みが残りかなり疲労した。久しぶりにハードな山仕事だったが、危険を伴う作業でもあり手順や方法をじっくり検討しながら慎重に行ったので時間も余計に掛かってしまった。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
片付けを済ませたころ、日没となった。夜になって、すぐ近くの林でフクロウが囀り始めた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:32| コウチュウ
2023年01月18日
神社の越冬蛹
三股町
早馬神社(はやま)の手水所の屋根に、アオスジアゲハの越冬蛹があった。
クスサンの網状繭もたくさん付いていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
手水所から7メートルの距離にクスノキの巨樹がある。アオスジアゲハの幼虫は地面を歩いてクスノキからここまで歩いて来たのだろう。体色は淡い褐色。多くは緑色型になるので、この色型に出会えるとクジに当たったような気分になる。
落ち葉上にコロンと3つ、4つ、あったキノコは、ヤブレツチガキ、だろうか?
ホコリタケ目ヒメツチグリ科には似たようなキノコが数種類ある。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
イロハカエデの梢には鮮やかな色をした、ウスタビガの繭(ヤマカマス)があった。今冬、ウスタビガの繭を見るのこれがはじめて。ここは矢が淵公園のめがね橋の袂にちかい渓流沿いの林で、例年、ヤマカマスが見つかる。ヤマカマスを見たくなればここに足を運んでいたが、今日は別の目的でこの周辺を歩いてみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
〜急がば回れ〜
庭の西側にある大クヌギの頂部伐採をすることにした。このクヌギは数年前に業者の方に途中まで切り詰めてもらったのだが、年の暮れに当年枝を刈るにも頂部が高すぎて作業がやりづらい。
危険を承知で(絶対やってはいけない態勢)、最初は脚立に乗ってチェンソーを使ってみたが、やはり腰を据えて構えることができないので、途中で作業を中断せざるを得なくなった。3分の2くらいまでチェンソーで切り込みを入れたところで、足場を組むことに方針転換をした。小枝を切り落とすくらいならこの方法でもさほど危険はないが、一抱え以上ある太い幹を切るとなると話は違う。
足場は単管をジョイントで組んだ。あとは天板を置くだけのところで今日は終了。明日には頂部の切り落としを行う予定。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
早馬神社(はやま)の手水所の屋根に、アオスジアゲハの越冬蛹があった。
クスサンの網状繭もたくさん付いていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
手水所から7メートルの距離にクスノキの巨樹がある。アオスジアゲハの幼虫は地面を歩いてクスノキからここまで歩いて来たのだろう。体色は淡い褐色。多くは緑色型になるので、この色型に出会えるとクジに当たったような気分になる。
落ち葉上にコロンと3つ、4つ、あったキノコは、ヤブレツチガキ、だろうか?
ホコリタケ目ヒメツチグリ科には似たようなキノコが数種類ある。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
イロハカエデの梢には鮮やかな色をした、ウスタビガの繭(ヤマカマス)があった。今冬、ウスタビガの繭を見るのこれがはじめて。ここは矢が淵公園のめがね橋の袂にちかい渓流沿いの林で、例年、ヤマカマスが見つかる。ヤマカマスを見たくなればここに足を運んでいたが、今日は別の目的でこの周辺を歩いてみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
〜急がば回れ〜
庭の西側にある大クヌギの頂部伐採をすることにした。このクヌギは数年前に業者の方に途中まで切り詰めてもらったのだが、年の暮れに当年枝を刈るにも頂部が高すぎて作業がやりづらい。
危険を承知で(絶対やってはいけない態勢)、最初は脚立に乗ってチェンソーを使ってみたが、やはり腰を据えて構えることができないので、途中で作業を中断せざるを得なくなった。3分の2くらいまでチェンソーで切り込みを入れたところで、足場を組むことに方針転換をした。小枝を切り落とすくらいならこの方法でもさほど危険はないが、一抱え以上ある太い幹を切るとなると話は違う。
足場は単管をジョイントで組んだ。あとは天板を置くだけのところで今日は終了。明日には頂部の切り落としを行う予定。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 21:18| チョウ
2023年01月17日
ニホンミツバチ と アオバト
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
山仕事がひと段落した頃、空には雲が広がって陽射しが途切れがちになっていた。それでも庭のアブラナにはニホンミツバチが、パッと見で3頭来ていた。そこでさっそくカメラを持ち出してみた。
上の写真はシャッター速度が1/6400。下の写真では1/4000だが、若干ピンが甘い。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro(トリミング)
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
林のへりに立っていると、今日もエナガの群れが近くまでやってきた。
じっとしていると、向こうからすぐ手が届くほどの至近距離まで寄ってくる。小さな群れには必ずメジロとコゲラも連れ立って動いている。シジュウカラが混じることもあるがすぐに離脱していく。
ちょっとした賑わいが潮が引くように去ってからしばらくすると、どこからかアオバトの囀りが聴こえてきた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (トリミング)
どこだろう? と、頭上から声がするではないか。見上げたちょうどそのとき、アオバトがクヌギの樹上に着地していた。メスである。
思いっきり見上げる角度で曇り空、撮影条件はすこぶる悪いが、うちの林でアオバトの姿を確認できたのは今日が初めてだ。
このあと飛び立って道路向こうの樹上に着地するとそのタイミングで、反対方向からオスのアオバトが飛来してペアで並んだ。う〜ん、距離があり過ぎる。しばらくは並んでキョロキョロしていたが、数分後に両者ほぼ同時に飛び立ち、空高く舞い上がり、都城市の方へと姿を消していった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
山仕事がひと段落した頃、空には雲が広がって陽射しが途切れがちになっていた。それでも庭のアブラナにはニホンミツバチが、パッと見で3頭来ていた。そこでさっそくカメラを持ち出してみた。
上の写真はシャッター速度が1/6400。下の写真では1/4000だが、若干ピンが甘い。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro(トリミング)
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
林のへりに立っていると、今日もエナガの群れが近くまでやってきた。
じっとしていると、向こうからすぐ手が届くほどの至近距離まで寄ってくる。小さな群れには必ずメジロとコゲラも連れ立って動いている。シジュウカラが混じることもあるがすぐに離脱していく。
ちょっとした賑わいが潮が引くように去ってからしばらくすると、どこからかアオバトの囀りが聴こえてきた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (トリミング)
どこだろう? と、頭上から声がするではないか。見上げたちょうどそのとき、アオバトがクヌギの樹上に着地していた。メスである。
思いっきり見上げる角度で曇り空、撮影条件はすこぶる悪いが、うちの林でアオバトの姿を確認できたのは今日が初めてだ。
このあと飛び立って道路向こうの樹上に着地するとそのタイミングで、反対方向からオスのアオバトが飛来してペアで並んだ。う〜ん、距離があり過ぎる。しばらくは並んでキョロキョロしていたが、数分後に両者ほぼ同時に飛び立ち、空高く舞い上がり、都城市の方へと姿を消していった。
posted by やまかます at 20:05| ハチ・アリ
2023年01月16日
冬のキノコ〜ヒラタケ
三股町
一昨日からしっかり降った雨のおかげで、シイタケが食べ切れないほどたくさん傘を開いた。シイタケほだ木では、耳たぶのようなキクラゲも成長し始めていた。まだ幼菌が多いのでこれからが楽しみだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
それならばと、アカメガシワのところへ行ってみれば、ヒラタケが出ていた。
この木では例年、ヒラタケが育っている。
さっそく夕餉ではシイタケと一緒にバター炒めとした。食感はシイタケより柔らかい。味噌汁にも合うようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ヒメウズの葉裏は淡い紫色。色の濃さには個体差があるようで、手近なところで一番濃いものを選んでみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
シイタケほだ木を動かしていたら、ヒゲジロハサミムシが次々と出てきた。
今の時期は腹部体節が10節の幼虫。4〜5月になって脱皮(羽化)した直後は真っ白な体になる。その瞬間をまた見たくなった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
一昨日からしっかり降った雨のおかげで、シイタケが食べ切れないほどたくさん傘を開いた。シイタケほだ木では、耳たぶのようなキクラゲも成長し始めていた。まだ幼菌が多いのでこれからが楽しみだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
それならばと、アカメガシワのところへ行ってみれば、ヒラタケが出ていた。
この木では例年、ヒラタケが育っている。
さっそく夕餉ではシイタケと一緒にバター炒めとした。食感はシイタケより柔らかい。味噌汁にも合うようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ヒメウズの葉裏は淡い紫色。色の濃さには個体差があるようで、手近なところで一番濃いものを選んでみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
シイタケほだ木を動かしていたら、ヒゲジロハサミムシが次々と出てきた。
今の時期は腹部体節が10節の幼虫。4〜5月になって脱皮(羽化)した直後は真っ白な体になる。その瞬間をまた見たくなった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
posted by やまかます at 19:52| 田舎暮らし
2023年01月15日
チャミノガの不思議
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
一本のクリにチャミノガの蓑が多数ついていた。チャミノガは枝に斜めにつく独特な姿をしているが、この時期はすでに空っぽのぬけがらになっているはず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
蓑を注意深く開いてみるとやはり、中には寄生バチの幼虫がいてチャミノガ幼虫の姿は無かった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ところが、、、数個目から、チャミノガの熟齢と思われる幼虫が次々と出てきた。大きさが違うのは雌雄の違いだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
同じクリの木をよく見ていくと、3ミリ程度のチャミノガ若齢の蓑も次々と見つかった。じっと見ているとユサユサと蓑が動いており中の幼虫が生きていることも確認できる。
チャミノガは若齢幼虫で越冬するはずだから、この小さなミノムシこそがノーマルな状態かと思える。
では、越冬若齢幼虫とは別に、熟齢幼虫が多数見られるという現象はどう説明がつくだろうか。
実はこのチャミノガに気づいたのは昨年12月6日のことで、それから1ヶ月間経た今日、熟齢幼虫に特に変化は無い。
蓑を開いたものは糸で修復されてもいる。この先、熟齢幼虫がどうなっていくのか注視したい。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エナガたちが採餌している様子は手に取るように観察できるが、中でもケヤキにつくアブラムシやジョロウグモの卵のうを啄んでいるのがはっきりわかる。
動きは速く常に動いているのでフレームに捉えるのもなかなか思うようにいかない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
一本のクリにチャミノガの蓑が多数ついていた。チャミノガは枝に斜めにつく独特な姿をしているが、この時期はすでに空っぽのぬけがらになっているはず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
蓑を注意深く開いてみるとやはり、中には寄生バチの幼虫がいてチャミノガ幼虫の姿は無かった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
ところが、、、数個目から、チャミノガの熟齢と思われる幼虫が次々と出てきた。大きさが違うのは雌雄の違いだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
同じクリの木をよく見ていくと、3ミリ程度のチャミノガ若齢の蓑も次々と見つかった。じっと見ているとユサユサと蓑が動いており中の幼虫が生きていることも確認できる。
チャミノガは若齢幼虫で越冬するはずだから、この小さなミノムシこそがノーマルな状態かと思える。
では、越冬若齢幼虫とは別に、熟齢幼虫が多数見られるという現象はどう説明がつくだろうか。
実はこのチャミノガに気づいたのは昨年12月6日のことで、それから1ヶ月間経た今日、熟齢幼虫に特に変化は無い。
蓑を開いたものは糸で修復されてもいる。この先、熟齢幼虫がどうなっていくのか注視したい。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
エナガたちが採餌している様子は手に取るように観察できるが、中でもケヤキにつくアブラムシやジョロウグモの卵のうを啄んでいるのがはっきりわかる。
動きは速く常に動いているのでフレームに捉えるのもなかなか思うようにいかない。
posted by やまかます at 19:28| ガ
2023年01月14日
3月初旬の光景
三股町
自宅林 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
久しぶりにたっぷりと雨が降って外気は生ぬるい。持ち出したカメラのレンズはすぐに結露してしまう。
タマキクラゲ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
昨年伐採して野積みにしてあるクヌギの細枝に、タマキクラゲが雨水をたっぷり吸い込んで輝いていた。
ヒラタアブの一種 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
雨が止んでいる合間に、ヒラタアブの一種が数頭、アブラナの花に来ていた。
モンシロチョウ幼虫 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
モンシロチョウの幼虫も雨粒を纏いながら、葉っぱを食べていたようだ。
自宅林 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
久しぶりにたっぷりと雨が降って外気は生ぬるい。持ち出したカメラのレンズはすぐに結露してしまう。
タマキクラゲ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
昨年伐採して野積みにしてあるクヌギの細枝に、タマキクラゲが雨水をたっぷり吸い込んで輝いていた。
ヒラタアブの一種 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
雨が止んでいる合間に、ヒラタアブの一種が数頭、アブラナの花に来ていた。
モンシロチョウ幼虫 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
モンシロチョウの幼虫も雨粒を纏いながら、葉っぱを食べていたようだ。
posted by やまかます at 19:49| アブ・ハエ
2023年01月13日
自宅フィールドのけもの
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨年、12月24日に見つけたクロヒカゲ幼虫はその後もずっと同じ場所に留まっている。一昨日から気温が上がっているけど、だからと言って動くわけでもないようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨年9月の台風で倒れたセンダン大木の一部は朽ちてボロボロになりつつある。通路を遮っていたのでヨッコラセと持ち上げてどかしていたら、その下にイモリが多数潜り込んでいて、一頭だけカナヘビも一緒にいた。似た物同士とは言え、片や両生類、片や爬虫類。
カナヘビの尻尾は切れており活動期に何かしら災難に巻き込まれたのだろう。それでも無事に越冬場所へと潜り込むことができて一安心。
EOS-kissX6i EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM 430EXU
3年前だったか強風で観察路を跨ぐように倒れたアカメガシワが、今では朽木となっている。もともと立ち枯れていて、根本が脆弱になっていたようだ。
デッカいので退かすこともできずそのまま放置していたら、この倒木の真ん中にテンの糞がちょこんと置かれたりして、けもの達の通り道にもなっていることがわかった。昨年の秋にトライアルカメラを設置しておいたら、ノウサギやタヌキ、イタチ、がこの倒木を跨いで通る姿や、イノシシ3兄弟がゾロゾロとやってきて、これもヒョイと跨いだりしていた。
そこで、さっそくロボットカメラを設置してみたのだが、赤外線センサーの調子が不安定で、イノシシ3兄弟がカメラの前に来ているも関わらず、撮影できていなかった(トライアルカメラのビデオ映像で確認)。
どうやら、赤外線センサーが経年劣化で動作不安定になったようだ。手持ちの2台とも購入したのは20数年前のことだから仕方がないのかもしれない。
そこで、光電管センサーに切り替えてロボットカメラを再起動させている。
今日のタヌキの写真は、再起動後に初めて写ったもの(昨晩の午後7時半頃)。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨年、12月24日に見つけたクロヒカゲ幼虫はその後もずっと同じ場所に留まっている。一昨日から気温が上がっているけど、だからと言って動くわけでもないようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
昨年9月の台風で倒れたセンダン大木の一部は朽ちてボロボロになりつつある。通路を遮っていたのでヨッコラセと持ち上げてどかしていたら、その下にイモリが多数潜り込んでいて、一頭だけカナヘビも一緒にいた。似た物同士とは言え、片や両生類、片や爬虫類。
カナヘビの尻尾は切れており活動期に何かしら災難に巻き込まれたのだろう。それでも無事に越冬場所へと潜り込むことができて一安心。
EOS-kissX6i EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM 430EXU
3年前だったか強風で観察路を跨ぐように倒れたアカメガシワが、今では朽木となっている。もともと立ち枯れていて、根本が脆弱になっていたようだ。
デッカいので退かすこともできずそのまま放置していたら、この倒木の真ん中にテンの糞がちょこんと置かれたりして、けもの達の通り道にもなっていることがわかった。昨年の秋にトライアルカメラを設置しておいたら、ノウサギやタヌキ、イタチ、がこの倒木を跨いで通る姿や、イノシシ3兄弟がゾロゾロとやってきて、これもヒョイと跨いだりしていた。
そこで、さっそくロボットカメラを設置してみたのだが、赤外線センサーの調子が不安定で、イノシシ3兄弟がカメラの前に来ているも関わらず、撮影できていなかった(トライアルカメラのビデオ映像で確認)。
どうやら、赤外線センサーが経年劣化で動作不安定になったようだ。手持ちの2台とも購入したのは20数年前のことだから仕方がないのかもしれない。
そこで、光電管センサーに切り替えてロボットカメラを再起動させている。
今日のタヌキの写真は、再起動後に初めて写ったもの(昨晩の午後7時半頃)。
posted by やまかます at 20:06| けもの
2023年01月12日
つばさ
三股町
ルリビタキ♂ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
朝一番に自宅フィールドから隣の果樹園を抜けて、ぐるっと一周歩いて回るのが日課になっている。
今朝も果樹園から庭へと戻ったところで、林内のササが風もないのにそよそよと揺らいでいた。
「ハハア〜ン!何かいたよな」
足を止めてそっと林の中を覗き込むと、数メートル先のイヌビワの枝がユラユラと上下に揺れていた。
さらに先に目をやると、ルリビタキのシルエットが木々の間にわずかに見えた。ゆっくり目線だけは固定して斜面を下っていくと、ルリビタキはすばやく地面に降り立ったあとケヤキの枝に落ち着いた。
じわじわと近寄っても逃げない。昨年はこちらの姿を見るとすぐに飛び去っていたけど、少しは人馴れしただろうか。
そのうち羽繕いを始めた。丹念に羽毛の間に嘴を入れ、足爪でかき分け、柔軟体操をしているようにも見える。
自宅フィールドのハゼノキの実は残りわずか、ノイバラの赤い実はほぼ食べ尽くされ、残っている赤い実は、ナンテンとマンリョウ、クロガネモチ。ヤブコウジも一個だけになっていた。冬の野鳥たちの食料事情もだんだん厳しくなってきたようだ。
タテハモドキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ルリビタキが飛び去ったあと、観察路に飛び出てきたのは、今日もタテハモドキ。さらにこのあとクロコノマチョウもユッサユッサ、キタキチョウはヒラヒラとそれぞれ地面すれすれを舞っていた。
ダイサギ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
畑で大型トラクターのうしろに集まったダイサギが3羽。アオサギも1羽いて、このアオサギが他のサギに突っかかっていた。
ルリビタキ♂ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
朝一番に自宅フィールドから隣の果樹園を抜けて、ぐるっと一周歩いて回るのが日課になっている。
今朝も果樹園から庭へと戻ったところで、林内のササが風もないのにそよそよと揺らいでいた。
「ハハア〜ン!何かいたよな」
足を止めてそっと林の中を覗き込むと、数メートル先のイヌビワの枝がユラユラと上下に揺れていた。
さらに先に目をやると、ルリビタキのシルエットが木々の間にわずかに見えた。ゆっくり目線だけは固定して斜面を下っていくと、ルリビタキはすばやく地面に降り立ったあとケヤキの枝に落ち着いた。
じわじわと近寄っても逃げない。昨年はこちらの姿を見るとすぐに飛び去っていたけど、少しは人馴れしただろうか。
そのうち羽繕いを始めた。丹念に羽毛の間に嘴を入れ、足爪でかき分け、柔軟体操をしているようにも見える。
自宅フィールドのハゼノキの実は残りわずか、ノイバラの赤い実はほぼ食べ尽くされ、残っている赤い実は、ナンテンとマンリョウ、クロガネモチ。ヤブコウジも一個だけになっていた。冬の野鳥たちの食料事情もだんだん厳しくなってきたようだ。
タテハモドキ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ルリビタキが飛び去ったあと、観察路に飛び出てきたのは、今日もタテハモドキ。さらにこのあとクロコノマチョウもユッサユッサ、キタキチョウはヒラヒラとそれぞれ地面すれすれを舞っていた。
ダイサギ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
畑で大型トラクターのうしろに集まったダイサギが3羽。アオサギも1羽いて、このアオサギが他のサギに突っかかっていた。
posted by やまかます at 19:58| とり
2023年01月11日
ポカポカ陽気に戸惑う虫
三股町
午前8時18分
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
朝の陽射しを浴びる、エノキ。
自宅敷地内のエノキでは一番の大木で、毎夏、樹冠をヤマトタマムシが舞う。
日中の気温は15℃まで上がったけれど、朝は冷えて庭の地面は霜で真っ白だった。
ヘビイチゴ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クヌギ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
気温が上がって家の外壁に姿を現した、キマダラカメムシ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
日向に出てきた、キタテハ。
日が暮れると気温はガクンと下がるのだから、キマダラカメムシもキタテハも、冬越し場所から出たり戻ったりと忙しい。
午前8時18分
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
朝の陽射しを浴びる、エノキ。
自宅敷地内のエノキでは一番の大木で、毎夏、樹冠をヤマトタマムシが舞う。
日中の気温は15℃まで上がったけれど、朝は冷えて庭の地面は霜で真っ白だった。
ヘビイチゴ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クヌギ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
気温が上がって家の外壁に姿を現した、キマダラカメムシ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
日向に出てきた、キタテハ。
日が暮れると気温はガクンと下がるのだから、キマダラカメムシもキタテハも、冬越し場所から出たり戻ったりと忙しい。
posted by やまかます at 20:04| カメムシ
2023年01月10日
季節外れのカメムシ
三股町
午前8時 庭から西方の眺め
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
画面手前が隣のクリ林で、モズ♂のはやにえが多く見つかっている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
自宅林のアカメガシワの幹を、トコトコトコと登っていくカメムシがいた。
この時期になぜ!?
よく見れば、キバラヘリカメムシの5齢幼虫だ。
「はて?うちの林に食樹があったかな?」
庭のコマユミでは繁殖することがあったけど、と記憶を辿っているうちに、林の南側のヘリ近くにツルウメモドキが高い梢に巻き上がっていることを思い出した。庭からだと離れすぎているので、おそらくツルウメモドキで育った幼虫なんだろう。
「そういえば先日、メジロのつがいが果実を啄みに来ていたなあ。かなりの高所だったけど」
幼虫がいたアカメガシワからツルウメモドキまでの距離は10m近く離れている。ずいぶんと長旅をしたものだし、よくぞ無事に辿り着けたものだ。しかし、この先の食料はどうするのだろか。
昨日、今日と、モズのメスがオスのナワバリに入って活動している姿を確認できた。
そろそろ、モズの恋の季節。
午前8時 庭から西方の眺め
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
画面手前が隣のクリ林で、モズ♂のはやにえが多く見つかっている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
自宅林のアカメガシワの幹を、トコトコトコと登っていくカメムシがいた。
この時期になぜ!?
よく見れば、キバラヘリカメムシの5齢幼虫だ。
「はて?うちの林に食樹があったかな?」
庭のコマユミでは繁殖することがあったけど、と記憶を辿っているうちに、林の南側のヘリ近くにツルウメモドキが高い梢に巻き上がっていることを思い出した。庭からだと離れすぎているので、おそらくツルウメモドキで育った幼虫なんだろう。
「そういえば先日、メジロのつがいが果実を啄みに来ていたなあ。かなりの高所だったけど」
幼虫がいたアカメガシワからツルウメモドキまでの距離は10m近く離れている。ずいぶんと長旅をしたものだし、よくぞ無事に辿り着けたものだ。しかし、この先の食料はどうするのだろか。
昨日、今日と、モズのメスがオスのナワバリに入って活動している姿を確認できた。
そろそろ、モズの恋の季節。
posted by やまかます at 20:17| カメムシ
2023年01月09日
硬い硬〜い繭
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
庭のサクラを何気なく見上げると白い輝きがまるで「おいで、おいで」をしている。よく見るとイラガの繭だった。
自宅フィールドでイラガ繭が見つかったのはこれが初めてかと思う。イラガセイボウの寄生産卵はなく、5月になっての羽化が楽しみだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
一個あるなら他にもと探したくなるのが、この繭の魅力たるところ。しかし、隣のケヤキやはたまた道路向こうのエノキまで探索範囲を広げてみたものの2個目は見つからず。
昨年11月に佐賀市でエノキの幹にベタベタと星の数ほど並んでいたのが思い起こされる。何で地元では稀なんだろうか?
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
自宅林のほぼ中央、臍にも当たる場所に、テイカカズラの蔓が絡んだアカメガシワがあり、そこに陽射しを浴びるルリビタキがいた。
近くでコゲラが警戒鳴きすると、ルリビタキもしきりと上空を見上げ、そしてしばらくフリーズ状態になった。
猛禽類が上空高くを舞っていたのかもしれない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クヌギの樹冠で綺麗な囀りを聴かせてくれたのは、カワラヒワのオス。
すぐ隣にはメスがいた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
庭のサクラを何気なく見上げると白い輝きがまるで「おいで、おいで」をしている。よく見るとイラガの繭だった。
自宅フィールドでイラガ繭が見つかったのはこれが初めてかと思う。イラガセイボウの寄生産卵はなく、5月になっての羽化が楽しみだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
一個あるなら他にもと探したくなるのが、この繭の魅力たるところ。しかし、隣のケヤキやはたまた道路向こうのエノキまで探索範囲を広げてみたものの2個目は見つからず。
昨年11月に佐賀市でエノキの幹にベタベタと星の数ほど並んでいたのが思い起こされる。何で地元では稀なんだろうか?
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
自宅林のほぼ中央、臍にも当たる場所に、テイカカズラの蔓が絡んだアカメガシワがあり、そこに陽射しを浴びるルリビタキがいた。
近くでコゲラが警戒鳴きすると、ルリビタキもしきりと上空を見上げ、そしてしばらくフリーズ状態になった。
猛禽類が上空高くを舞っていたのかもしれない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クヌギの樹冠で綺麗な囀りを聴かせてくれたのは、カワラヒワのオス。
すぐ隣にはメスがいた。
posted by やまかます at 19:29| しわざ
2023年01月08日
越冬カメムシ、と モズのはやにえ
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
クロセセリの越冬蛹を見たくなって、ハナミョウガの葉っぱをめくっていたら、アズキヘリカメムシがいた。新成虫のようで綺麗な姿をしている。
葉と葉が重なった隙間に潜り込んでいた。意外と安易な越冬場所に思えたけど、そこが強風にも耐え得る壺だったのかも。
元通りに葉を重ねるのには苦労する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
今朝はクビキリギス緑色型のはやにえ、を発見。
この場所は先日見つけたトノサマバッタとツチイナゴ両者に挟まれたちょうど中間地点のクリ。これほど密にはやにえが立ちなおかつ消失するのは、一日の気温差が激しいことなどが影響しているのだろうか。
昨日、うちのトイレに紛れ込んでいた褐色型のクビキリギスを紹介したばかりだが、少しでも温かいと彼らはついつい動いてしまうようだ。モズがそんな虫影を見逃すはずもない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
そして一方、先日のトノサマバッタは前翅一枚を残して食べ尽くされていた(下写真)。
このところ日中の気温は10℃以上に上がって温かいけれど、朝晩はかなり冷える。午前中早い時間帯に獲物を得るのが難しいと思われるなか、はやにえを貯食として活用しているのは間違いないだろうと思う。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
温かい日中には成虫越冬のタテハモドキまでもフラフラと飛び出していた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
伐採クヌギの解体作業も大詰めに入った。
転がっている太い幹の切断解体作業には、ハンディタイプの小型チェンソーでは効率が悪い。そして疲れもする。それを見越して昨年の暮れに発注してあった、電気チェンソーが今日届いたのでさっそく使ってみた。充電式ではなくAC電源を使用するタイプで、ガイドバー長さは30pある(makita MU3041)。
小型チェンソーと並べてみるとわかるように、ガイドバー長さは3倍。
ピーターパンが短剣でもってフック船長の長い剣と渡り合うシーンを思い起こすが、腕前はともかく刃の威力の差は歴然としている。
これまで15年間使ってきたエンジンチェンソーは予備としてお蔵入りし、これからは30p電気チェンソーと小型充電式チェンソーを使い分けて作業をすることにした。
MU3041、重さは4キロちょっとあるけど、さすがに切れ味、パワーは格段に上がって、太い幹もサクサク切れる。
これと同等のサイズ、パワーで充電式のチェンソーもあるが、価格がかなり高くなる。うちでは庭や自宅林だけで使うので50m延長コードがあればほぼ事足りる上、使用頻度も低いことから安価なAC電源駆動を選んだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
クロセセリの越冬蛹を見たくなって、ハナミョウガの葉っぱをめくっていたら、アズキヘリカメムシがいた。新成虫のようで綺麗な姿をしている。
葉と葉が重なった隙間に潜り込んでいた。意外と安易な越冬場所に思えたけど、そこが強風にも耐え得る壺だったのかも。
元通りに葉を重ねるのには苦労する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
今朝はクビキリギス緑色型のはやにえ、を発見。
この場所は先日見つけたトノサマバッタとツチイナゴ両者に挟まれたちょうど中間地点のクリ。これほど密にはやにえが立ちなおかつ消失するのは、一日の気温差が激しいことなどが影響しているのだろうか。
昨日、うちのトイレに紛れ込んでいた褐色型のクビキリギスを紹介したばかりだが、少しでも温かいと彼らはついつい動いてしまうようだ。モズがそんな虫影を見逃すはずもない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
そして一方、先日のトノサマバッタは前翅一枚を残して食べ尽くされていた(下写真)。
このところ日中の気温は10℃以上に上がって温かいけれど、朝晩はかなり冷える。午前中早い時間帯に獲物を得るのが難しいと思われるなか、はやにえを貯食として活用しているのは間違いないだろうと思う。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
温かい日中には成虫越冬のタテハモドキまでもフラフラと飛び出していた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
伐採クヌギの解体作業も大詰めに入った。
転がっている太い幹の切断解体作業には、ハンディタイプの小型チェンソーでは効率が悪い。そして疲れもする。それを見越して昨年の暮れに発注してあった、電気チェンソーが今日届いたのでさっそく使ってみた。充電式ではなくAC電源を使用するタイプで、ガイドバー長さは30pある(makita MU3041)。
小型チェンソーと並べてみるとわかるように、ガイドバー長さは3倍。
ピーターパンが短剣でもってフック船長の長い剣と渡り合うシーンを思い起こすが、腕前はともかく刃の威力の差は歴然としている。
これまで15年間使ってきたエンジンチェンソーは予備としてお蔵入りし、これからは30p電気チェンソーと小型充電式チェンソーを使い分けて作業をすることにした。
MU3041、重さは4キロちょっとあるけど、さすがに切れ味、パワーは格段に上がって、太い幹もサクサク切れる。
これと同等のサイズ、パワーで充電式のチェンソーもあるが、価格がかなり高くなる。うちでは庭や自宅林だけで使うので50m延長コードがあればほぼ事足りる上、使用頻度も低いことから安価なAC電源駆動を選んだ。
posted by やまかます at 21:22| カメムシ
2023年01月07日
おじゃま虫
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
トイレにいたクビキリギス♂。
いつから、どうやってトイレに来たのかわからないが、洗濯物などに紛れて虫の訪問を受けることは珍しくない。
これまでに、ルリタテハ、チビクワガタ、コクワガタ、ヤブヤンマ、タイワンクツワムシ、キマダラカメムシ、クロウリハムシ、ナナホシテントウ、リュウキュウコオロギバチ、、、、、。虫ではないけど、スズメとツバメが紛れ込んだこともあった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
顔を撮影したあと、庭のチガヤの茂みに放しておいた。ここの根本なら冬越しに打ってつけの場所であるはずだ。
陽射しはたっぷりあって、室内は20℃以上まで上がったけれど、冷たい西風が終日強く吹き荒れ、活動する虫の姿は見られなかった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
トイレにいたクビキリギス♂。
いつから、どうやってトイレに来たのかわからないが、洗濯物などに紛れて虫の訪問を受けることは珍しくない。
これまでに、ルリタテハ、チビクワガタ、コクワガタ、ヤブヤンマ、タイワンクツワムシ、キマダラカメムシ、クロウリハムシ、ナナホシテントウ、リュウキュウコオロギバチ、、、、、。虫ではないけど、スズメとツバメが紛れ込んだこともあった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
顔を撮影したあと、庭のチガヤの茂みに放しておいた。ここの根本なら冬越しに打ってつけの場所であるはずだ。
陽射しはたっぷりあって、室内は20℃以上まで上がったけれど、冷たい西風が終日強く吹き荒れ、活動する虫の姿は見られなかった。
posted by やまかます at 18:21| バッタ
2023年01月06日
大柄のシジミチョウ
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
玄関を出たそのとき、ムラサキツバメの黒い影が地面近くを跳ねるように舞っていた。
いつも玄関に置いてあるカメラを取りに戻り、カメラを引っ提げて外に出てみると、ちょうど石の上に舞い降りて、日光浴を始めたところだった。翅の紫色は微妙に見え隠れするので撮影アングルを探っているうちに飛び立ってしまった。
しかし、すぐにまた今度はツワブキの葉上に着地すると翅を広げてくれた。
順光で撮影アングルを選びながら立ち位置を決めるには、望遠レンズが断然有利だ。ただし被写界深度が浅くなるので、上写真では深度合成機能を使っている。
今日のオスは、久々に見る大きくていかにもムラサキツバメの風格たっぷりだった。
天候が高曇りのおかげでコントラストが抑えられ、これでも翅表の紫色がよく出たほうだと思う。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ジョウビタキに比べてより薄暗い日陰環境を好む、ルリビタキ。
いつもよく見かける場所のイチイガシの木陰にいた。
陽射しをたっぷり受けた姿をみる機会は少なく自慢の瑠璃色も控えめにしか写らない。
昨年の暮れから行っていた大掃除というか片付けの一つに、自転車があって、今日は自転車をリサイクルセンターに運ぶための準備、解体を行なった。というのも車の荷物室に押し込むことが難しく、無理すると車の内装を傷めそうだったのでやむなく解体することになったわけだが、こういう作業が嫌いでもない。自転車の仕組みを見学しながらのんびりと解体した。
長男、次男がそれぞれ中学、高校で乗り潰した自転車は合計4台。そのうち次男が一年間使用した自転車だけがほぼ綺麗な姿で残っている以外は、2台は廃車し1台は錆びて野晒しの粗大ゴミになっていた。その野晒し自転車の前後両輪を外し、ハンドルやサドルなども取り外し細かく分解してみた。ナットが錆びたところは外すのに苦労したし、自転車専用工具はないので手持ちの工具を組みあわせたりしてなんとかコンパクトな塊になるところまで解体できた。
このあと、山仕事も1時間ほど進めておいた。先日伐採したクヌギの片付けである。小枝が無尽蔵と思うほどに散乱しているのを一と枝ずつ拾い集め、長いのはナタで切り詰めし、一抱えで運べる量の小山をいくつも築いていく作業だ。デスクワークの合間の気晴らしにもなってちょうどいい。冬には山仕事が多いけれど、一番作業に相応しい季節でもある。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
玄関を出たそのとき、ムラサキツバメの黒い影が地面近くを跳ねるように舞っていた。
いつも玄関に置いてあるカメラを取りに戻り、カメラを引っ提げて外に出てみると、ちょうど石の上に舞い降りて、日光浴を始めたところだった。翅の紫色は微妙に見え隠れするので撮影アングルを探っているうちに飛び立ってしまった。
しかし、すぐにまた今度はツワブキの葉上に着地すると翅を広げてくれた。
順光で撮影アングルを選びながら立ち位置を決めるには、望遠レンズが断然有利だ。ただし被写界深度が浅くなるので、上写真では深度合成機能を使っている。
今日のオスは、久々に見る大きくていかにもムラサキツバメの風格たっぷりだった。
天候が高曇りのおかげでコントラストが抑えられ、これでも翅表の紫色がよく出たほうだと思う。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ジョウビタキに比べてより薄暗い日陰環境を好む、ルリビタキ。
いつもよく見かける場所のイチイガシの木陰にいた。
陽射しをたっぷり受けた姿をみる機会は少なく自慢の瑠璃色も控えめにしか写らない。
昨年の暮れから行っていた大掃除というか片付けの一つに、自転車があって、今日は自転車をリサイクルセンターに運ぶための準備、解体を行なった。というのも車の荷物室に押し込むことが難しく、無理すると車の内装を傷めそうだったのでやむなく解体することになったわけだが、こういう作業が嫌いでもない。自転車の仕組みを見学しながらのんびりと解体した。
長男、次男がそれぞれ中学、高校で乗り潰した自転車は合計4台。そのうち次男が一年間使用した自転車だけがほぼ綺麗な姿で残っている以外は、2台は廃車し1台は錆びて野晒しの粗大ゴミになっていた。その野晒し自転車の前後両輪を外し、ハンドルやサドルなども取り外し細かく分解してみた。ナットが錆びたところは外すのに苦労したし、自転車専用工具はないので手持ちの工具を組みあわせたりしてなんとかコンパクトな塊になるところまで解体できた。
このあと、山仕事も1時間ほど進めておいた。先日伐採したクヌギの片付けである。小枝が無尽蔵と思うほどに散乱しているのを一と枝ずつ拾い集め、長いのはナタで切り詰めし、一抱えで運べる量の小山をいくつも築いていく作業だ。デスクワークの合間の気晴らしにもなってちょうどいい。冬には山仕事が多いけれど、一番作業に相応しい季節でもある。
posted by やまかます at 20:18| チョウ
2023年01月05日
ハチさん、いらっしゃい!
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
数年振りに竹筒アパートを更新した。
ハチは使い古しの竹筒でも中を綺麗に掃除して再利用する。けれど中には割れたりしているものもあり、先のこともあるので更新しておくに越したことはない。
営巣済みも含む100本以上の旧竹筒はカゴに集めておいた。これで各種ハチ類成虫の羽化を待つ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
新たに切り出した竹筒は長さを揃えてペットボトルに収めた。まだ青々としている。
数が多いので今回初めて電動丸ノコを使った。作業は速いが丸ノコを片手で支えるので右手首や肩が疲れる。卓上丸ノコかテーブルソーがあれば楽ちんだろうけど、竹筒を売って商売するでもない、そこまで道具を揃える必要はないだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
竹筒の材は主にメダケ。片方の節を残して切り詰めるので(長さは15センチ前後)、端材がたくさんできる。竹輪作りでもしたくなるが、さてこの端材の使い途は何かあるだろうか。破砕機で細かいチップにすればカブトムシの飼育マットにはなる。かなりの量が要るけど。
写真の竹筒アパート設置場所以外にも2箇所へ設置するのと予備用に、メダケの伐採がさらに必要だ。
一方、ニホンホホビロコメツキモドキの産卵床用には同じメダケと他にホテイチクも使う。開放系の竹筒アパートと違うのは、節と節の間の完全密室部屋が幼虫の育児に必須なため、根本で伐採したら先端部を短く切り詰め枝葉を払った長竿を林縁に設置する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
竹筒アパートの隙間に潜り込んでいたフクラスズメ。竹筒を取り出したとき下に置いていた空瓶に落っこちた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨日見つけたトノサマバタはやにえのすぐ近く(7mほど)の同じくクリの小枝に、ツチイナゴはやにえが新たに見つかった。昨日か今日に立てられたようだ。
いかにも不安定な小枝の先で、よくも器用に獲物を突き立てることができるものだと感心するが、やはりその瞬間をなんとか見てみたいものだ。一度だけ、ミミズを突き立てるところを見たことがあるけど距離があり過ぎて撮影ならず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
数年振りに竹筒アパートを更新した。
ハチは使い古しの竹筒でも中を綺麗に掃除して再利用する。けれど中には割れたりしているものもあり、先のこともあるので更新しておくに越したことはない。
営巣済みも含む100本以上の旧竹筒はカゴに集めておいた。これで各種ハチ類成虫の羽化を待つ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
新たに切り出した竹筒は長さを揃えてペットボトルに収めた。まだ青々としている。
数が多いので今回初めて電動丸ノコを使った。作業は速いが丸ノコを片手で支えるので右手首や肩が疲れる。卓上丸ノコかテーブルソーがあれば楽ちんだろうけど、竹筒を売って商売するでもない、そこまで道具を揃える必要はないだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
竹筒の材は主にメダケ。片方の節を残して切り詰めるので(長さは15センチ前後)、端材がたくさんできる。竹輪作りでもしたくなるが、さてこの端材の使い途は何かあるだろうか。破砕機で細かいチップにすればカブトムシの飼育マットにはなる。かなりの量が要るけど。
写真の竹筒アパート設置場所以外にも2箇所へ設置するのと予備用に、メダケの伐採がさらに必要だ。
一方、ニホンホホビロコメツキモドキの産卵床用には同じメダケと他にホテイチクも使う。開放系の竹筒アパートと違うのは、節と節の間の完全密室部屋が幼虫の育児に必須なため、根本で伐採したら先端部を短く切り詰め枝葉を払った長竿を林縁に設置する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
竹筒アパートの隙間に潜り込んでいたフクラスズメ。竹筒を取り出したとき下に置いていた空瓶に落っこちた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨日見つけたトノサマバタはやにえのすぐ近く(7mほど)の同じくクリの小枝に、ツチイナゴはやにえが新たに見つかった。昨日か今日に立てられたようだ。
いかにも不安定な小枝の先で、よくも器用に獲物を突き立てることができるものだと感心するが、やはりその瞬間をなんとか見てみたいものだ。一度だけ、ミミズを突き立てるところを見たことがあるけど距離があり過ぎて撮影ならず。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
posted by やまかます at 18:17| しわざ
2023年01月04日
突き立てホヤホヤ
三股町
昨日の夕暮れ時、南の方角に大きな噴煙を上げる桜島のシルエットがくっきりとよく見えた。
街中に買い物に出かける途中でカメラも持っていなかった上、運転中だった。
今日も朝から大気がとても澄んでいて、遠く桜島も見えていたが、もちろん霧島山もくっきり。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨日の正午前ころ、以前から継続観察していたハヤニエの「クビキリギス」が消失していた。
このハヤニエは昨年12月11日に見つけた段階ではかなり新鮮な姿だった。それからほぼ3週間を経て日干し状態になっていたが、ついにモズが食べたようだ。現場を見たわけではないが、昨日のモズの動きからほぼ間違いないだろうと思う。
これまでに記録してたいくつかのハヤニエは、一番新しく立てられたハラビロカマキリ以外は全てここ1週間ほどのうちに消失した。
ところが同じオスの縄張りの中で、今日の午後、トノサマバッタが新たに立てられていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U
つい今し方立てられたと思えるほど新鮮。生きているのかな?と近寄ってよく見ると、中胸がザックリと突き破れていた。これではたまったものではない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
さらに、少し移動して畦道での新顔はイナゴ類。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
写真のモズは隣のナワバリのオスで、比較的、人を警戒しない。
ところが上記トノサマバッタを立てたモズはうちの庭にも出入りしているオスだが、10メートル以上離れていてもこちらの姿を見るとすぐさま逃げてしまうほど神経質だ。
昨日の夕暮れ時、南の方角に大きな噴煙を上げる桜島のシルエットがくっきりとよく見えた。
街中に買い物に出かける途中でカメラも持っていなかった上、運転中だった。
今日も朝から大気がとても澄んでいて、遠く桜島も見えていたが、もちろん霧島山もくっきり。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
昨日の正午前ころ、以前から継続観察していたハヤニエの「クビキリギス」が消失していた。
このハヤニエは昨年12月11日に見つけた段階ではかなり新鮮な姿だった。それからほぼ3週間を経て日干し状態になっていたが、ついにモズが食べたようだ。現場を見たわけではないが、昨日のモズの動きからほぼ間違いないだろうと思う。
これまでに記録してたいくつかのハヤニエは、一番新しく立てられたハラビロカマキリ以外は全てここ1週間ほどのうちに消失した。
ところが同じオスの縄張りの中で、今日の午後、トノサマバッタが新たに立てられていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U
つい今し方立てられたと思えるほど新鮮。生きているのかな?と近寄ってよく見ると、中胸がザックリと突き破れていた。これではたまったものではない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
さらに、少し移動して畦道での新顔はイナゴ類。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
写真のモズは隣のナワバリのオスで、比較的、人を警戒しない。
ところが上記トノサマバッタを立てたモズはうちの庭にも出入りしているオスだが、10メートル以上離れていてもこちらの姿を見るとすぐさま逃げてしまうほど神経質だ。
posted by やまかます at 19:59| しわざ
2023年01月03日
介殻虫 Coccidae
三股町
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2 FlashQ G20U
温州ミカンの果皮に、胡麻粒より小さい、ヤノネカイガラムシが付いていた。
昔は(自分が小学生低学年の頃だから、50年以上前)このカイガラムシの粒々がたくさん付いているミカンは珍しくなく、当時は気味が悪かったのを覚えている。数が少なければ擦って落としていたけど、食べる気も失せるほどいっぱいつぶつぶだらけのミカンもあった。
今回は2個、つまりわずかに2頭でいづれもメス。オスは見当たらない。
カイガラムシの細くなっている先端には、触角など虫の輪郭がわずかにわかる第一脱皮殻が見える(下写真)。その手前が第2脱皮殻、で、一番大きな赤紫色の部分が虫体の蝋腺(wax-gland)から分泌されてできた介殻で、この中は卵塊で満たされる。
E-M1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8 オートエクステンションチューブ 65-116
羽化したオスには脚も翅もあって、メスのところまで飛翔移動できるが、オスの平均寿命はわずかに55時間と短い。
一度はヤノネカイガラムシのオス成虫の姿を拝んでみたいものだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
私がすぐ近くにいても平然とやって来て、ハゼノキの実を啄むシロハラ。 毎日のように顔を合わせているシロハラ。
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2 FlashQ G20U
温州ミカンの果皮に、胡麻粒より小さい、ヤノネカイガラムシが付いていた。
昔は(自分が小学生低学年の頃だから、50年以上前)このカイガラムシの粒々がたくさん付いているミカンは珍しくなく、当時は気味が悪かったのを覚えている。数が少なければ擦って落としていたけど、食べる気も失せるほどいっぱいつぶつぶだらけのミカンもあった。
今回は2個、つまりわずかに2頭でいづれもメス。オスは見当たらない。
カイガラムシの細くなっている先端には、触角など虫の輪郭がわずかにわかる第一脱皮殻が見える(下写真)。その手前が第2脱皮殻、で、一番大きな赤紫色の部分が虫体の蝋腺(wax-gland)から分泌されてできた介殻で、この中は卵塊で満たされる。
E-M1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8 オートエクステンションチューブ 65-116
羽化したオスには脚も翅もあって、メスのところまで飛翔移動できるが、オスの平均寿命はわずかに55時間と短い。
一度はヤノネカイガラムシのオス成虫の姿を拝んでみたいものだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
私がすぐ近くにいても平然とやって来て、ハゼノキの実を啄むシロハラ。 毎日のように顔を合わせているシロハラ。
posted by やまかます at 20:15| カメムシ
2023年01月02日
伐採作業続く
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クマイチゴの群落が近所のクヌギ林を取り囲むようにあって、紅葉が鮮やか。
うちの林の中にも以前はクマイチゴがかなり繁茂していたけど、観察路を作ったときにかなり伐採して今では残り少ない。遠目で眺めるぶんには問題ないけど、棘には行手を阻まれるから厄介だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
モズのオスが枯れ枝の先に飛来するや、枝にさしていた羽毛のかたまりを苦労して飲み込んでいた。写真は飲み込んだあと飛び立ったところ。
どうやら、そのハヤニエは小鳥だったようだ。灰色の羽毛だったが鳥の種類は検討がつかない。肉塊はわずかだったので、最後の食べ残しだったのだろう。
昨日はメジロを追い回すモズを見たが、小鳥を襲ってハヤニエに立てることはそう珍しいことではないものの実際に観察できる機会は少ない。
30年ほど前の雪が積もった日、所沢市郊外の雑木林でアカネズミを捕らえて枝に突き立てるモズを見たことがある。
小鳥やノネズミなどの獲物を押さえつける脚力がモズにはあまりないので、枝などの突起物に突き立てておいて鋭い嘴を使って調理をする。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
昨日から始めたクヌギの萌芽更新伐採作業。
目線の高さで切り詰めるという方針に沿って今日も残っていたクヌギの伐採に取り掛かった。
上写真の脚立を立てかけた木は一番大きくもっとも注意深く作業する必要があった。
当初の見立てでは枝や幹の状態からして道路側ではなく敷地内へと倒れるから心配ないと思っていたのだが、切断作業の途中で倒れる方向が道路側になることがわかった。チェンソー刃が食い込む具合からわかるのだが、8割ほど切り進めたところでこれはヤバイ!と悟った瞬間、実際チェンソー刃が挟み込まれ抜けなくなった。正月とあって車の通行は少ないものの、道路へと倒すわけにはいかない。
そこで虎ロープを幹に巻き付けて引っ張り、なんとか敷地内へと倒すことができた。その重量感たるや写真では伝わらないが、自分に倒れかかったらひと溜まりも無い。ロープを引っぱたときの揺らぎ方をしっかり見て、どの方角に倒れるかを冷静に判断する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
倒れた直後。ドッスン!!狙い通りの位置に倒せて一安心。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
昨日は5本、今日は4本を伐採し合計9本のクヌギの伐採作業を完了できた。
目線の高さまで切り詰めたので、萌芽して伸びる枝葉は手の届くところに展開する。自然観察にはうってつけとなるし、来年からの伐採も楽にできるようになる。
倒したクヌギの小枝の整理もあるが、このまま2ヶ月ほど放置しておけば、椎茸のほだ木としてコマ打ちができる。
ほだ木にならない細い枝は積んでおけば、朽木の宝庫となり、キノコや様々な昆虫類の観察を楽しめる。そこには鳥もやって来るだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クマイチゴの群落が近所のクヌギ林を取り囲むようにあって、紅葉が鮮やか。
うちの林の中にも以前はクマイチゴがかなり繁茂していたけど、観察路を作ったときにかなり伐採して今では残り少ない。遠目で眺めるぶんには問題ないけど、棘には行手を阻まれるから厄介だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
モズのオスが枯れ枝の先に飛来するや、枝にさしていた羽毛のかたまりを苦労して飲み込んでいた。写真は飲み込んだあと飛び立ったところ。
どうやら、そのハヤニエは小鳥だったようだ。灰色の羽毛だったが鳥の種類は検討がつかない。肉塊はわずかだったので、最後の食べ残しだったのだろう。
昨日はメジロを追い回すモズを見たが、小鳥を襲ってハヤニエに立てることはそう珍しいことではないものの実際に観察できる機会は少ない。
30年ほど前の雪が積もった日、所沢市郊外の雑木林でアカネズミを捕らえて枝に突き立てるモズを見たことがある。
小鳥やノネズミなどの獲物を押さえつける脚力がモズにはあまりないので、枝などの突起物に突き立てておいて鋭い嘴を使って調理をする。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
昨日から始めたクヌギの萌芽更新伐採作業。
目線の高さで切り詰めるという方針に沿って今日も残っていたクヌギの伐採に取り掛かった。
上写真の脚立を立てかけた木は一番大きくもっとも注意深く作業する必要があった。
当初の見立てでは枝や幹の状態からして道路側ではなく敷地内へと倒れるから心配ないと思っていたのだが、切断作業の途中で倒れる方向が道路側になることがわかった。チェンソー刃が食い込む具合からわかるのだが、8割ほど切り進めたところでこれはヤバイ!と悟った瞬間、実際チェンソー刃が挟み込まれ抜けなくなった。正月とあって車の通行は少ないものの、道路へと倒すわけにはいかない。
そこで虎ロープを幹に巻き付けて引っ張り、なんとか敷地内へと倒すことができた。その重量感たるや写真では伝わらないが、自分に倒れかかったらひと溜まりも無い。ロープを引っぱたときの揺らぎ方をしっかり見て、どの方角に倒れるかを冷静に判断する。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
倒れた直後。ドッスン!!狙い通りの位置に倒せて一安心。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
昨日は5本、今日は4本を伐採し合計9本のクヌギの伐採作業を完了できた。
目線の高さまで切り詰めたので、萌芽して伸びる枝葉は手の届くところに展開する。自然観察にはうってつけとなるし、来年からの伐採も楽にできるようになる。
倒したクヌギの小枝の整理もあるが、このまま2ヶ月ほど放置しておけば、椎茸のほだ木としてコマ打ちができる。
ほだ木にならない細い枝は積んでおけば、朽木の宝庫となり、キノコや様々な昆虫類の観察を楽しめる。そこには鳥もやって来るだろう。
posted by やまかます at 22:24| 田舎暮らし
2023年01月01日
初仕事は山仕事
三股町
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
エナガ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
2023年の初仕事はクヌギの伐採作業を朝から行なった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
目線の高さで幹を切り詰めることにして、今日は5本を切った。
特に道路沿いに並んだ一列は、道路側へ倒れないよう工夫する必要があり、手間と時間が掛かる。
一本切るごとに足場を確保するためにも枝葉を裁断して片付ける作業があり、これで結構くたびれる。
それでも手鋸でやるより、昨年暮れから使い始めた充電式小型チェンソーのおかげで効率良く半分くらいいやそれ以下の時間で済んだ。大助かりだ。作業は明日以降もまだ続く。
エンジンチェンソーと比べてみれば、まるで大人と子供くらいの違いがあるけれど、これがどうして電気モーターのパワーは侮れないほど強力だ。仕事量にもよるけどバッテリー稼働時間はおよそ20~30分程度で、2個のバッテリーを充電しながら交互に使える。充電時間もおよそ30分。
直径20センチ近くある幹もゆっくり時間を掛けてやれば切れる。特に高い場所の枝や幹の切断は片手で操作できるのが良い。
一旦地面に倒した幹を切断するには、エンジンチェンソー(下写真画面上)を使ったほうが速いので、久々にエンジンを掛けようとしたが、調子が悪くついに掛からなかった。エンジンは小まめなメンテナンスが欠かせず、整備作業の時間もかなり要するのでついに使用することを諦めた。そもそもエンジンの爆音もやたらうるさい。静かな電気モーターのほうが気分の上でも楽である。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
霧島山 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
あけまして おめでとう ございます。
本年も よろしく おねがいします。
本年も よろしく おねがいします。
エナガ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
2023年の初仕事はクヌギの伐採作業を朝から行なった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
目線の高さで幹を切り詰めることにして、今日は5本を切った。
特に道路沿いに並んだ一列は、道路側へ倒れないよう工夫する必要があり、手間と時間が掛かる。
一本切るごとに足場を確保するためにも枝葉を裁断して片付ける作業があり、これで結構くたびれる。
それでも手鋸でやるより、昨年暮れから使い始めた充電式小型チェンソーのおかげで効率良く半分くらいいやそれ以下の時間で済んだ。大助かりだ。作業は明日以降もまだ続く。
エンジンチェンソーと比べてみれば、まるで大人と子供くらいの違いがあるけれど、これがどうして電気モーターのパワーは侮れないほど強力だ。仕事量にもよるけどバッテリー稼働時間はおよそ20~30分程度で、2個のバッテリーを充電しながら交互に使える。充電時間もおよそ30分。
直径20センチ近くある幹もゆっくり時間を掛けてやれば切れる。特に高い場所の枝や幹の切断は片手で操作できるのが良い。
一旦地面に倒した幹を切断するには、エンジンチェンソー(下写真画面上)を使ったほうが速いので、久々にエンジンを掛けようとしたが、調子が悪くついに掛からなかった。エンジンは小まめなメンテナンスが欠かせず、整備作業の時間もかなり要するのでついに使用することを諦めた。そもそもエンジンの爆音もやたらうるさい。静かな電気モーターのほうが気分の上でも楽である。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 20:53| 田舎暮らし