2022年08月14日

小さな視線〜カヤキリ

飼育ネットに入れて一晩経った今朝、中を覗いてみると卵が産み付けられていた。

20個以上はある。少し翅が傷んでもいたので夕方になって解放した。シンジュサンのメスはゆったりと舞い、すぐ近くのヌルデの枝に落ち着いた。クロガネモチに産卵して欲しい気もするがそこは相手任せのことだ。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

夕方、庭に立っていたら何やら視線を感じた。

「うん?何かいる?」ジュズダマを覗き込むと、大きなカヤキリのメスが逆さになって潜んでいた。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

頭頂から翅端まで7センチを超える大きな体、、、、、の割には小さなお目目。
オスのあの盛大な鳴き声はまだ聴いていない。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

午前中、1時間半ばかり、下の池横の藪を刈った。
セイタカアワダチソウに混じって、ホテイチクやメダケが伸び放題になっており、足の踏み場どころか一歩も進めない状況になっていた。春先のうちに小まめに刈っておけば良いものを放置していたためだが、ここは厳密にはうちの土地ではなく三股町の町有地だ。けれどうちの敷地に隣接しており、鬱陶しいことこの上ない。
イチイガシ大木の観察をするにも藪が迫ってきて蔓草もかなり絡んでいた。町有地だが町は一切管理作業を行っていない。放置されているといって良い土地だ。そういう場所は多い。

今日は背負式草刈り機を使い、汗だくになって作業を進めた。ホテイチクは太さが5センチ以上のものもあり、背も高い。これを刈るには腰くらいの高さでカットし(勢いをつけて一気に)、ユッサリと倒れ込んでくるところを居合切りで半分にする。さらに地面に倒れたところを上からざく切りにする。要するに細切れにするわけだが、もちろん草刈り機でこのような使い方をしてはいけない、と思う。刀剣のごとく振り回すのだから危ない。そして無茶苦茶、疲れる。何度も息切れして休憩をとったけれど、気持ちは若いつもりでも体力は確実に衰えている。

最初の30分ほどは無駄な力を使い過ぎてバテてしまった。地面にしゃがみ込んで自分の体力を冷静に見直し、刈り刃の動かす速度を抑えたゆったりモードに切り替えてみた。なるほど、コレだ。
posted by やまかます at 21:11| バッタ