午前6時34分
ライトトラップに、シンジュサンのメスが居残っていた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
羽化したのはつい最近のようで、大きな翅にも体にも傷一つ無い。
これはチャンス到来!産卵を期待して、さっそく、クロガネモチの梢にぶら下げた飼育ネットにメスを入れておいた。
おそらく交尾済みかとは思う。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
午前9時59分
キリギリスのオスが、体を傾けて日光浴をしていた。このとき後ろ脚をずらし、翅も心持ち上に上げて腹部を晒すようにする。腹部に日光を出来るだけ受ける態勢のようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
午前11時56分
頭を下にして背中を向けているオスがいたのでカメラを向けてみると、大あごが時々動いていた。
そのうち風に煽られて体の向きを変えたところで、獲物を抱えて食べていることがわかった。
獲物はイナゴ類の幼虫。
キリギリスの食事光景を日陰の縁側から撮影とは想像すらできなかったが、これも例年行っている草地の整備が功を奏したということだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
夕方、薄暗くなってから、この場所にクロコノマチョウのメスがやって来て、産卵場所をしきりと探っていた。
葉っぱに触れては離れ、クルクルと葉の間を舞い、葉裏にクルリンと逆さになったので、産卵か!と思えばまたフラフラと舞い続け、これを何度も何度も繰り返す。ついには痺れを切らして観察を切り上げた。
一体何が気に入らないのだろうか?他のメスの卵の有無か?葉っぱの健康状態?