2022年04月06日

正義の味方、ガメラ

三股町

人工衛星のソーラーパネルみたく、ツヤツヤ、テカテカの大きな葉を広げているのは、ウバユリ
周りの草に先んじて日光をたっぷり浴びている。花茎が立ち上がって来る頃には草藪に埋もれてしまうこともあって、すっかり忘れてしまう。ウバユリの成長はこのあとも気に掛けてみたい。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

撮影の下見で訪れた渓流に、ニホンイシガメのメスだろうか?大きなカメがいた(甲羅の長さは20センチ以上)。
対岸で距離もあったけど、こちらの動きに警戒してかこのあと川に飛び込んだ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

しばらく歩き回ってからカメのいた場所に戻ってみると、再上陸して体を乾かしていた。
口元に赤い模様があるように見えたけど、写真を拡大してみれば釣り糸のようだ。釣り針を咥え込んだか?
在来種のニホンイシガメはクサガメ(外来種)との交雑も増えているらしい。

普段、カメをじっくり見る機会はほとんど無いのだが、そう言えば子供の頃、カメは憧れの生き物だった。
小学校(松山市の番町小学校)では、動物小屋でニワトリとウサギとカメを飼っていて、掃除・餌やり当番をやったことがあるが、掃除の合間にカメを空中に持ち上げて「ガメラ、じゃあ〜!」なんて友達と遊んだりしたものだ。カメの人気ぶりは怪獣まで昇華して、引っ込めた四肢のところからジェット噴射をして、高速回転しながら空を飛ぶというカッコ良さに痺れた。硬い甲羅はどんな怪獣や宇宙人の攻撃も跳ね返す、無敵の盾でもあった、、、、とか、昭和の怪獣映画全盛時代のお話。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

夕方、ゴマダラチョウ幼虫は柔らかいエノキの若葉をまるで工作機械のような目まぐるしい速度で刻み込んでいた。あと数日内で蛹化準備に入りそうだ。ちょっとした振動には敏感で、ピタッと食事を中断してお祈りポーズになった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

取り込んだ洗濯物にでも便乗してきたらしい。
ブ〜〜〜ン!と羽音を立てて、室内を横断して窓の網戸に着地したのは、ニホンホホビロコメツキモドキ、のメス。
左のほっぺが出っ張ってい、前脚の先端、ふ節が団扇のように広がっているのが特徴。
春になって現れるのは例年、5月に入ってからのことが多く、今日はよほど気温が上がったこともあって早い出現になったようだ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


posted by やまかます at 20:10| コウチュウ