2022年03月31日

キランソウの絨毯

三股町

去年から観察していた、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫が、今日になってついに姿を消していた。

最後に見たのは昨日の午前中だった。3ヶ月以上もの長い間、越冬場所に居座っていたのは驚きだった。決して安定した場所にも思えず、風が強い日にはかなり揺れただろうし、雨で濡れることもあった。
もし今度、幼虫に出会えたとしても、同じ個体かどうかは判りようがない。少なくともイチイガシには8頭もの幼虫がいたからだ。無事に成虫まで漕ぎ着けるよう願う願わないに関係なく、彼らは彼らなりに生きていくだろう。

耕して植え付けを控えている畑では、ヒバリが多い。土に紛れる隠蔽擬態によほど自信があるのか、いきなり足元から飛び出して、何度もびっくりさせられる。ナワバリ争いも賑やか。こちらが先に見つけようとしてもなかなか難しい。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

午前9時過ぎ、ツマキチョウにしては大柄なオスが飛んでいて、最初はモンシロチョウ?と勘違いしそうになったが、飛び方はやはりツマキチョウだった。庭では2頭のオスが同じコースを行き来していたが、メスを探しているようで花には一度も立ち寄らない。
畦道のカラスノエンドウでは、モンキチョウが吸蜜していた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

クサイチゴ

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

シロバナタンポポは、すぐ近所の畦道に群れて咲いていた。三股町内ではあまり多くはなく、私が気づいた場所はここと、あと一箇所のみ。他にもどこかに穴場があるのだろう。松山の実家のすぐそばの土手にはたくさん生えていたので、何だか懐かしい気がする。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

アラゲキカワタケ
クヌギの伐採株に生えていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 深度合成

タテハモドキ
この春、初めてお目見え。日光浴の後、キランソウでしきりと吸蜜していた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

うちの林ではミヤマセセリが、私を嘲笑うかのように、目の前を跳ねるようにグルグル大きな輪を描くように跳んでいた。地面に降りたのはたったの一度だけ。活発に舞い続けるオスだった。例年、ミヤマセセリが現れるけれど数は少なく複数個体を同時に見ることはこれまでに無い。

今日は、3回目のワクチン接種を役場の集団接種会場で受けた。
会場の隣にある公園では子供たちが多数、遊んでいたが、大きなクスノキの若葉が賑やかで艶やかだった。
風にサクラの花びらも盛大に舞っていた。1、2回目よりも接種者は少なく、並んだ列もスムーズに流れて予想以上に早く終わった。今回は初めてモデルナだったが、ファイザー同様、私は何とも無い。
4回目となると、その先いつまで?となって考えてしまう。

posted by やまかます at 19:52| チョウ

2022年03月30日

ツバメシジミの求愛ダンス

三股町

晴れ間はなく一日中、曇り空。
気温は上がったので、朝から庭ではツバメシジミが数頭、舞っていた。

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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO プロキャプチャーモード

日光浴していたメスを見ていたら、オスが飛来してフレームイン。
顔と顔をつきわせての求愛が始まった(写真順は左上→右上→左下→右下)。
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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO プロキャプチャーモード

オドリコソウの開花がようやく始まった。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ナルコユリの成長は速い。
今年も順調に育っているようだ。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ニガキの芽吹きも賑やかになってきた。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ギシギシの葉布団で微睡んでいるアマガエルと、ヤブキリの初齢幼虫。

朝見つけてから昼過ぎまで、両者はずっとこのままだった。アマガエルが獲物を狙っているようにも見えるが、ヤブキリにとっては幸い、アマガエルは食欲よりか眠気が優っていたようだ。
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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 深度合成

アマガエルの顔が写るようにカメラを構えると、葉っぱの庇下にいるのでどちらか一方しかピントが合わない。
そこで、カメラ内深度合成を使って撮影。撮影枚数は4枚、フォーカスステップは5、とした。
風もなく両者ともじっとしていたので3回撮影して合成に失敗したのは一度だけ。




posted by やまかます at 19:50| チョウ

2022年03月29日

ナンカイキイロエダシャク、登場

三股町

昨年の春、ナンカイキイロエダシャクが灯りに飛来したのは、4月10日だった。

今年は昨日の28日に飛来していた。今回もイチイガシに移動させてみたが、芽吹きはもう少し先になる。
薄檸檬色のエダシャクは、隠れ場所を心得ているかのようだ。いつの間にか若芽の裏側に溶け込んでいた。

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 OM-1  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

朝一番、雨音で目が覚めた。ずっとデスクワークに集中できて良いのだけど、体がガチガチに固まる。そんな時、窓の外から聴こえるウグイスの囀りに体が反応する。
囀りが近いと「オ!来ているな」と、開放感に浸りたいこともあってカメラを担いでそっと窓辺に立つ。少しは肩ほぐしにもなる。
今日は、居間の窓からすぐ見えるイヌビワの梢に何度も来ていた。

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イヌビワの冬芽もほころび始めた。
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 OM-1  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

花壇にはカワラヒワの番いが来て、しきりと地面で採餌していた。
ちょいと伸びをして、ご自慢の鮮やか尾羽を披露してくれた。
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 OM-1  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

<カメラザックの中身>
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  E-M1X  ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

撮影の基本スタイルはカメラザックを担いで歩くことが多いのだけど、ここ最近は(冬場)ほとんどこのスタイルで動くことは無く、メインカメラを首からぶら下げ、ショルダーバッグに小道具と2台目カメラ、交換レンズ2本程度、という身軽な格好で仕事をしている。

カメラザックの中身は、中央にでっかい望遠ズーム150-400mm、レンズはこれ以外に、
40-150mm、8-25mm、60mmマクロ、の3本。カメラは、OM-1とE-M1 マーク3、ストロボGODOX TT3502台、マクロフラッシュSTF-81台、他ディフューザー、などと機材はかなり切り詰めて、総重量は、約8キロ。
カメラザックに入り切らない小道具とバッテリーなどはショルダーバッグに納める。場合によっては3台目のカメラも持つ。
今抱えているうちのある仕事(来年刊行予定)では敷地内で撮影できるものも多く、さらに周辺に足を伸ばしてもせいぜい1キロ圏内だと、カメラザックを背負うことはほとんどない。

また年内刊行予定のある一冊の本の撮り下ろしでは、敢えて生活圏内(片道車で20分以内)で行うことに拘っている。これは読者の子供たちが日常生活の中で実際に追体験できるであろうことを想定して本の構成を組んでいるからだ。
もちろん経費節減を心掛けていることも理由の一つにある。

posted by やまかます at 20:25|

2022年03月28日

サツマヒメカマキリ幼虫の今日

都城市 志和地

思いがけず朝は雨が降っていて、予定していた観察会は一旦は延期となったのだが、
児童館図書室で子供たちの撮った写真展示の鑑賞会を行っているうちに、空が明るくなってきた。
そこで、時間を繰り下げて午後から観察会を行った。

スジグロシロチョウがポツポツ、飛んでおり、オスを捕らえた女の子が、

「レモンのような良い匂いがする!!」と他の子にも匂いのお裾分けをしていた。

匂いの体験は他にも、ユミアシゴミムシダマシ(ニンニク醤油 or 朝鮮人参)、
クサギカメムシ(パクチー)、アトモンアオゴミムシ(看護婦さん or 病院の香り)、など。
いづれも特有の香りに、子供たちの反応もそれぞれだった。

土中に半分埋もれた根の腐朽部から掘り出された、カブトムシの幼虫。
過密なためか痩せて小柄な幼虫が多い。
これも子供たちが積極的に見つけた穴場だった。カブトムシに混じって、ノコギリクワガタの幼虫もいた(写真画面中央右端)。

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  E-M1 MarkV  ED 8-25mm F4.0 PRO

三股町

イチイガシで去年から継続観察している、サツマヒメカマキリ幼虫は、距離にして20センチほど移動したものの、
その場に留まっている。近づけばこちらに頭を向け、反応はするので、いざ危険を察知すれば跳ね飛んだりするかもしれない。越冬明け後、この幼虫が羽化する5月後半までには、まだ一ヶ月以上もある。
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 E-M1 MarkV ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8



posted by やまかます at 19:32| カマキリ

2022年03月27日

几帳面なヒメナガメ

三股町



庭の真ん中をツマキチョウのオスが転がるように飛んでいて、すぐ上空のサクラには、スジグロシロチョウが来ていた。
スジグロシロチョウはよくサクラの花で吸蜜するけれど、モンシロチョウはどうだろう?晴れて気温は上がったが、訪花する虫の姿は少なく、他に来たのはクマバチくらいだった。アゲハも庭に来ていたけど、どの花も素通りして行った。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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 E-M1X ED 8-25mm F4.0 PRO

菜の花ではモンキチョウとモンシロチョウがたくさん見られたが、その中にキアゲハの姿もあった。同じ個体かどうかはわからないが、この後うちの林ではキランソウで吸蜜していた。次々とキランソウを渡り飛んでいる姿は意外に思えた。

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 OM-1  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

仕事で探している虫はすぐにも見つかったが、ちょうど目線の高さで産卵している、ヒメナガメのメスがいた。ナガメは見かけず、ヒメナガメはそこそこ数多く見られた。

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二列に並んだ卵は、12個。

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  E-M1 MarkV  ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350


posted by やまかます at 17:12| カメムシ

2022年03月26日

エノキとアオツヅラフジの芋虫

三股町

強めの風雨は午後2時を過ぎた頃にはおさまった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

近所の農道沿いのエノキ小木を覗いてみれば、ゴマダラチョウ幼虫はすでに眠起してのち脱皮も終えていた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO GODOX TT350

まだ芽吹いていないアオツヅラフジの蔓上を歩いていた、ヒメエグリバ幼虫
本種は幼虫で越冬できるのだろうか?
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


posted by やまかます at 20:38| レピ

2022年03月25日

ジャンプ!!ふたたび

三股町

霧の濃い朝を迎えた。

お隣のこのクヌギ林は、2年前に3分の2以上の面積を伐採したので奥行きが無い。
さらに去年、背後にあった杉山が大々的に伐採されたので、一層明るい木立になった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

外観は、見た目は、さほど変わらないようでも(E-M1マーク2、3と)、中身、撮影機能については格段に進化している、OM SYSTEMのミラーレスカメラOM-1

深度合成撮影もさらに手持ちで手軽にできるようになった。連写速度が速いのと、カメラ内合成時間も短縮されているからだ。

低温のため、カラスノエンドウで夜露を纏ったまま動けない、ナナホシテントウ
今春は少ない、とは前に書いたけど、今日一日で見つけたのはこの一頭のみ(庭で)。幼虫も2頭のみ。
少なくともうちの敷地フィールドではなぜか、稀。

それはともかく、さっそく深度合成で撮影してみた(以下、ナナホシテントウ、レンゲ、ミツバアケビ、クロコノマチョウ)。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro ISO80

感度をISO80としたのは、上写真「霧のクヌギ林」の画面内に太陽を入れたせいで感度を下げる必要があり、その時の設定のままだった。アブラムシはじっとしていても触角だけは動かしていたので、その動きが重複して数本となって写り込んでいる。

レンゲ
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  ISO400

ミツバアケビの若葉
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro ISO3200

カメラを構える姿勢が不安定でブレやすい条件なので、あえて感度を上げて(3200)シャッター速度を速くした。

足元から飛び立ったクロコノマチョウ
無事に冬を乗り切ったようだ。フワリ、フワン、とジグザグに舞ったあと、地面の落ち葉上にパタン、と着地した。もう少しで見失うとこだが、しっかり飛影を追いかけていたから大丈夫。そっと、着地点に忍び寄りカメラを向けた。

まずは、通常撮影で。
300mmの望遠レンズなので深度が浅く、翅の一部はボケてしまう。
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次に、深度合成撮影(撮影枚数4枚、フォーカスステップ3)
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO ISO800


OM-1は、高感度撮影でも画質が安定しており、これまでのできる限り200~400の範囲に抑えるという縛りから、解放された。

さて、昨日のアメンボのジャンプ撮影を再度、試みてみた。
これまでアメンボ類の観察をあまりやってなかったことが、悔やまれる。悔やんでいても仕方が無いので、池のヘリに座り込んで、朝一番、水面スケーター達の振る舞いをじっくりと眺めてみた。
これがじつに面白い! 

しばらく観察してから、池の水面にできる限り近いポジションから撮影する工夫をし、ほぼ水面上にしゃがみ込むような体勢をとった。気をつけないと、お尻が水面に浸かりそうになる。アメンボが水面に浮いているのだから、こちらも同じ姿勢をとるという次第。
残念ながら日差しがほぼなく、曇り空だったが、出直し撮影としては、まあまあ良い滑り出し。

最大120コマ/秒というプロキャプチャーモードで、次々と映し出されるアメンボのジャンプは、
昨日はわずかな高さ、とは書いたけれど、時には体長の2倍の高さまで軽々と跳ね上がることもある。
メスはオスをおぶったまま、しかもそこに絡んできた別のオスをも巻き込んでなお、平気でジャンプする。
そのパワーたるや、凄い!の一言に尽きる。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO



posted by やまかます at 21:18| カメムシ

2022年03月24日

ジャンプ!!

三股町

モンシロチョウのメスは、菜の花にずっとまとわりついており、吸蜜に余念がない。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

下の池ではアメンボの数が増えた。そのほとんどが、交尾カップルだ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO (20日、撮影)

水面を滑りながら、時折、低くジャンプすることもある。
高さはわずかでも、オスをおぶったままでメスの力は大したものだ。
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プロキャプチャーモードを使えば撮り逃しはほぼ無いけれど、
もっと水面に近い低い位置から撮影しないと、ジャンプの様子が分かりづらいので、
再度、チャレンジしてみたい。
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 OM-1 .ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 21:24| カメムシ

2022年03月22日

肥前国、カササギ舞う町

佐賀県 佐賀市

今日の写真は昨日から。

どんより曇り空ながらもなんとか持ち堪え、雨は夜になって降り始めた。
21日、午後4時頃、佐賀市内の長男宅に寄ってから神埼市へと移動。

途中、「ひょうたん島公園」に立ち寄ってみた。佐賀ではクリークが網の目のように広がり、水環境に恵まれている。
オオバンの群れがゆったり泳いでいたり、岸辺に佇むアオサギの姿も多い。
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 携帯で撮影

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

佐賀市から神埼市に移動する途中、電柱に舞い降りた、カササギを見つけた。
カササギはこれまでにも遭遇する機会があったが距離が離れており、じっくり間近で見るチャンスは一度も無かった。
つがいがそれぞれ巣材の枝を咥えており、営巣場所を吟味中、というところだったろうか。
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日差しがなく色味がしっかり出なかったけど、翼の羽毛はわずかに藍色を帯びている。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14 プロキャプチャ連写SH2モード(50コマ/秒 AE/AF追従)
posted by やまかます at 20:41|

2022年03月21日

モンキチョウ

三股町

昨日の写真から。

イヌビワで囀る、ウグイス
彼のナワバリは我が家もその中に入っているわけで、ほぼ毎日、姿を見かける。
そのため少しづつ動きを読むことができるようになった。とは言え、手前に何も障害物がないスッキリ
ポジションからカメラを構えるチャンスは少ない。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

うちの周辺のレンゲはまだ咲き始めたばかり。まばらにポツポツ咲いている花から花へと渡り飛んでいた、モンキチョウ
吸蜜している最初の姿を見て、これは次があるな、と判断できた。腹を空かしていることがわかれば慌てることはない。
光の向きを計算に入れてチョウを脅かさないよう静かに速やかに移動してカメラポジションに滑り込む。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:15| チョウ

2022年03月20日

よもぎ餅 (草餅)

三股町

木々の芽吹きも盛んになってきた。写真は、エゴノキ

町内、上米公園ではサクラが咲き揃い大勢の花見客が来ていて駐車場は満車だった。
すっかりそのことを忘れていて、ある虫を探す予定だったのだけど急ぎUターンして帰宅した。人混みはできるだけ避けたい。
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アオキの開花はもうじき。
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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

畦道ではウマノアシガタの花が増えてきた。
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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

ヒメスミレはわが家の林にも多い。
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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

ミヤマセセリのオスがうちの林でも飛んでいたが、目の前を慌ただしく飛び去る姿を見ただけ。まだ出始めのようだ。
南向きの林縁ではオオカマキリの卵嚢で孵化が始まっていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

庭の観察路で毎日顔が合う、シロハラ

今日も一旦は私の姿を見て逃げて行ったのに、なぜかクルリと反転して、しゃがんでカメラを構える私の方へとピョンピョン跳ねて戻ってきた。
跳ねて、と言えば、日中、ノウサギを2回目撃した。うちの林のど真ん中で休んでいた大きな体の背中が濃い焦茶色で(おそらくメス?)重量感ある飛び跳ねには迫力があって、隣の藪から飛び出した(おそらく若い個体?)のは明るい体色で、その2羽だった。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

先日、餅米をいただいたので、庭のヨモギを大量に摘んで、よもぎ餅を作った。
作ったのは嫁さんだけど、今日のランチは早速、つきたてのよもぎ餅。
白餅も多めについたので、冷凍しておいて当分は餅を楽しめそうだ。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 19:52|

2022年03月19日

静かな春

三股町

朝からずっと曇り空。そして、北西の冷たい風が強めに吹き続いた1日だった。
さすがに飛んでいるチョウの姿はなく、花を訪れる虫もほとんど見られなかった。

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画面左上:アケビ  左下:サクラsp. 画面右上:ノアザミ 右下:キランソウ

梅に絡んだアケビの開花が始まり、若葉の繁みが遠目にも薄緑色の塊に見えるようになった。
アケビコノハの産卵はまだだろうか。いやもうそろそろかと思う。
6年前、4月初めに初齢幼虫が見つかっている

庭のサクラはポツポツと開花が見られ、特に写真の花は4年ほど前から実生で育った若木で、今春初めて花を付けた。

まだロゼットの状態で茎が立ち上がる前に、花を咲かせたノアザミは、この一株だけ。

小さくて、しかも地面にへばりついたようなキランソウはあまり目立たないけれど、好きな花の一つ。

庭のボケは毎年剪定が欠かせないが(成長が旺盛で速い)、今春もたくさんの花が咲いてくれた。
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めくったササの葉にいた、ワカバグモのメス。
落ち葉の下から這い出て、すっかり活動を再開したようだ。しかし、今日の獲物は少ないようだ。
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写真全て、OM SYSTEM OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:09| クモ

2022年03月18日

2齢幼虫、次々と3齢へ、クヌギカメムシ

三股町

所用で午後から外出していて、帰宅したのは夕方の4時過ぎ。
今日届いたばかりのカメラ、OM-1を急いでセットアップして、初撮りを少しだけできた。

午前中は雨と風が強く吹いていたが、午後からは上がって晴れ間も出てきた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

クヌギカメムシ幼虫の残っていた2齢たちも、次々と脱皮を終えて、初々しい3齢の姿がチラホラ。

マクロレンズで、
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

広角標準ズームレンズで、
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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

マムシグサの株数も増えてきた。
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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

ブログ画面上ではわかりにくいが、PCモニター画面でチェック拡大してみると、OM-1で撮影した画像は明らかに画質の向上が感じられる。
カメラ操作では、メニュー表示が横並びに変更されているけれど、マーク2やマーク3に比べて、見易くそして操作もやり易くなっている。唯一、オヤ?と感じた点は、リアダイアルが3分の2以上埋め込みになっており、親指の掛かりが浅いところ。これは慣れの問題かもしれないし、不用意に触れて誤作動を防ぐ効果があるとも言える。フロントダイアルとシャッターボタンも完全に分離しており、ここもE-M1Xの仕様と同じになっている。
薄暗くなりはじめたそのわずかな時間しかまだ撮影で使っていないが、全体に良い感触。
posted by やまかます at 22:00| カメムシ

2022年03月17日

サツマヒメカマキリ幼虫、動く

三股町

日中の最高気温が20℃を超える日が続き、イチイガシで越冬していたサツマヒメカマキリ幼虫に動きが見られたのは昨日のこと。とは言え、お隣の葉っぱに引っ越しをしただけだった。
そして、今朝にはさらにそのお隣の葉っぱに移動。本格的な始動とまではいかないまでも、いつでも動けますよという雰囲気が伝わってくる。いつもより近寄ってカメラを構える私を、幼虫はじっと見つめている。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

写真画面左がクヌギカメムシの3齢幼虫。脱皮直後でまだ色が浅い。
画面右に縦に3頭並んでいるのが、2齢幼虫。頭幅や触角の大きさの違いで2齢と3齢の違いがわかるが、肉眼ではわかりづらい。

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 OM-D E-M1X ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 AUTO25 マクロフラッシュ STF-8

今春、庭でよく見かけるイタドリハムシ。例年よりはるかに多く、ナナホシテントウ並みかそれ以上の数を毎日、目にしており、逆にナナホシテントウがやけに少ない。
2007年から数年前までは、うちの庭や周辺でも全く見つからなかったのが不思議に思える。

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        OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

よほど空腹だったようで、レンゲ、アブラナ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、と次々に巡って吸蜜していた、ルリシジミ

庭のレンゲは年々、全体的には増えているように思うが場所によって繁茂するしないの波があるようだ。
畳1畳分でもいいから密なレンゲ畑になって欲しいけれど、意外とまばらになりがちだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

台場クヌギの樹皮を崩しながら食事をしていた、コゲラ
後から調べてみると、腐食して朽木化した部分は柔らかいフレーク状になっており、中ではDiptera(ハエ目)の幼虫が育っていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

上の写真をトリミングしてみた↓
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posted by やまかます at 20:33| カマキリ

2022年03月16日

菜の花と紋白蝶

三股町

朝一番、仕事部屋のすぐ外でウグイスの姿をしばし眺める。
忙しく移動しながら、囀りを挟みながら小さな虫やクモなどをしきりと啄んでいる。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

宇宙人にもいるような、マムシグサの今朝の姿。
(SF映画『メッセージ』(2017)に登場する知的生命体とか、、、、、、)

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        OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



昼食後、コーヒーを啜っていたらカワセミの囀りが聞こえたので外に出てみた。

しかし、すでにカワセミの姿はなく、
物置小屋の裏手にいつの間にか大きく育った菜の花に、モンシロチョウのメスが飛来して、葉裏や蕾などに産卵をしていた。
産卵が始まっているということは、孵化幼虫もどこかでは育っていることだろう。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:11| チョウ

2022年03月15日

クヌギカメムシ幼虫、ただいま2齢、3齢

三股町

クヌギカメムシ幼虫は2齢と一部3齢になって、体はパンパンに肥えている。
そのため、卵塊3つから孵化した皆が一塊になってい、母カメムシが用意してくれたゼリーはほぼ吸い尽くされたようだ。
孵化が早かった個体はすでに3齢となり、よ〜くみると体の大きさが違う2ステージが混じっているのがわかる。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成

菜の花ではヒラタアブの一種がハナグモに捕食されていた。
花に来る虫の数が増えてきた証拠だろう。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 

庭に出るとすぐ目の前で、ウグイスが囀っている。

このところ毎朝、ウグイスの動きを追うのが日課のようになっている。写真のオスはうちの林の一番家屋寄りにナワバリがあるようだ。どの程度のエリアを縄張りとしているのか、メスはどこにいるのだろう、とか、巣作りは雌雄が協力してやるの?とか、いろいろ疑問を並べてみたりしながら、忙しいオスの動作から目が離せない。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO


posted by やまかます at 19:53| カメムシ

2022年03月14日

越冬幼虫、登る

都城市 早水公園

しばらくぶりに訪れてみれば、ヤナギの芽吹きや開花ですっかり賑やかになっていた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

シダレヤナギの細い枝では、若芽のそばにコムラサキ幼虫の姿があった。
頭以外はすっかり若葉色になっている。
冬の間に見つけていた越冬幼虫は1頭だけだったが、同じ木で眠起していた幼虫は4頭いた。おそらくもっと見落としがあることだろう。風に揺れて揺れて、ピンボケ写真を量産してしまった。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

生垣の間にあったエノキ若木でも、ゴマダラチョウ幼虫がすでに登っていた。
このエノキでは昨年の暮れ遅くまで枝上に留まっていた幼虫を見ていたが、その幼虫かどうかはわからない。
背景はアスファルト路面。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

三股町

カラスノエンドウはグングン伸び上がって、ソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーが盛大に繁殖し始めた。
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花外蜜腺にはアミメアリが来ていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

菜の花には、クマバチ♀の姿も。
これからしばらくは栄養をつけて、やがて巣場所探しも始めることだろう。毎年、庭の枯れ枝で営巣を始めるのだけど、少し掘っただけでなかなか巣場所が決まらない。一度だけナナミノキの枯れ枝で営巣したことがある。
高い枝ではなく低い場所で営巣して欲しいが、そううまくはいかないものだ。枯れ枝を設置して巣場所誘致作戦もやったことがあるけど、一度失敗してからはずっとやっていない。何事も諦めずに継続することが大事なんだけど、、、。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

草藪の中を縫うようにして移動しながら、囀る、ウグイス

キョロキョロとこまめに探索しながら、小さな虫やクモなども啄んでその動きはとても忙しい。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:40| チョウ

2022年03月13日

キョロちゃん

三股町

Tシャツでも過ごせそうな、4月下旬並みの暖かさ。

今朝は少し寝坊をして、ウグイスの囀りで目が覚めた。
すっかり明るくなった頃には、寝室の窓からもウグイスの姿が見えていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO トリミング

2番目に現れたマムシグサは最初の株を追い越して仏炎苞が見え始めた。
毎年同じ場所から出てくるのでこの時期は歩く足下にも気を遣う。
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         OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

ずいぶんと気温が上ったけど、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫は今日も動かず。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

仕事部屋のすぐ外で、シロハラがミミズを漁っていた。
その様子をしゃがんでカメラで狙っていたら、地区の方が回覧板を持って歩いて来られた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

路上で立ち止まって私を見上げながら(うちの敷地は道路より2メートルほど高台にある)、

「鳥でもいるの?」

「いますよ〜。ほら、キョロちゃん」

「アラ、ほんとだ! 逃げないのね、キョロちゃん」

長い白レンズ(望遠レンズ)を構えていたから、私が鳥の撮影をしていることがすぐにわかったのだろう。



posted by やまかます at 20:53| とり

2022年03月12日

シブイロカヤキリ、鳴く

三股町

昨日に引き続き、今日も室内撮影の仕事。

とは言え、外は良い天気だし気温も高め。準備作業の合間にわずかな時間だが、午前と午後の2回フィールド歩きを楽しんだ。

午前

庭のツバキは花盛り。朝早くからヒヨドリが来ていた。
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       OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

畑の合間の登り坂で、ふと目の前にあった、ホトケノザ
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       OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

すっかり枯れた、ヨシ
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ホオジロのオス
警戒心が強くこちらの動きをよく見ていてすぐに逃げてしまう。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14 トリミング

盛んに囀る、ウグイス
この辺りにウグイスは大変多くて、数羽がまさに競演たけなわ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

ウグイスが囀っていた薮は、以前はタラノキが道沿いに並んでいて、下草刈りも施されていたが、地主の方が亡くなってからはやがてタラノキは枯れてしまい、セイタカワダチソウの群落となり荒れてしまい、一歩も踏み込めない。
タラノキの隣には、カキ、ウメ、ナツグミが植えられていて自然観察を楽しめる場所だったがそれらも枯れたり、草藪の中に埋もれてしまった。人がほどほどに手入れし管理する植生は人里の自然風景だが、年々、そういう場所が消えていく。世代が変わることで風景も変わっていく。

午後

ベニシジミの姿が増えてきた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

昼過ぎから、畑ではモンシロチョウの姿が多かった。
スジグロシロチョウは一頭を見たのみで、他の白い蝶はモンシロかモンキチョウ。まだツマキチョウは見ていない。
ツマグロキチョウは花には見向きもせず、地面スレスレを同じ場所を何度も何度も行ったり来たりしていた。遠目でも翅裏の橙色がチラチラとよく目立つし、飛び方もキチョウとはまるで違う。
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 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

午後7時、シブイロカヤキリのジイ〜〜〜〜〜〜〜♪ という、鳴き声が聞こえてくる。

posted by やまかます at 20:44| とり

2022年03月11日

マイホーム作り

三股町

このところ気温が少し上がってきて、庭の草地ではイタドリハムシを見かけるようになった。

まだ越冬明け直後のせいか特に何をするでもなく、触角を小刻みに動かしてはプイッと飛び立つ、着地してチョイ歩く、そのようなことを繰り返しているばかりで、食事をしている姿はまだ見ていない。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO プロキャプチャーモード(上写真は静音L連写)

スズメたちは、我が家の雨樋や巣箱(2)、アンテナ塔など少なくとも4か所で営巣を始めている。

枯れ草を運んでいたが、巣材はたっぷりと必要だからこんなでは効率悪そう。けれどせっせと地道に運んでいる。巣が完成するまでに要する日数はどのくらいになるだろう?
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こちらは、まるで山菜採り。ヨモギの葉っぱをしこたま集めている。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

仕事部屋から林につながる細道は、私が毎日歩いてできた「けもの道」だ。

いつもここでバッタリ出会すのが、シロハラ
地面が幾分か剥き出しになった細道では、餌になる虫や種子などを見つけやすいのだろう。

一旦立ち止まってゆっくりしゃがみ込むと、こちらを振り向いて目が合った。
名前は「キョン吉」。「キョン吉」は少なくとも4羽はいるようだ。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO



posted by やまかます at 17:40| コウチュウ

2022年03月10日

ビロードツリアブ

三股町

林床のキランソウで吸蜜していた、キチョウ(キタキチョウ)。
花は目立たないのによく見つけるものだ。左後ろ翅が大きく欠損している。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 

菜の花に来ていたのは、ビロードツリアブ。今年初めてのお目見え。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 

メス(画面左)に求愛するオス(画面右)。
キタテハの求愛は相手に寄り添うようにして翅を細かく震わせる。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14


ラッパズイセンで吸蜜する、キタテハ

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

ルリシジミのピッカピカのオスは夕方4時過ぎた頃、庭へ転がるように飛来した。

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       OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

posted by やまかます at 18:14| アブ・ハエ

2022年03月09日

クヌギカメムシ、最初の脱皮はじまる

三股町

孵化が早かった卵塊では、1回目の脱皮をして2齢となった幼虫もいるクヌギカメムシ
写真画面の中央に脱皮直後の幼虫が見えている。
一方で、卵塊ごとそっくり姿を消してしまったのもあって、考えられるのは鳥のしわざだろうと思うがどうだろう。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

家庭菜園の片隅には例年、小松菜が盛大に花を咲かせるようになった。食用で植えた小松菜の種子がこぼれたものだろう。花期が長いので様々な虫たちが訪れる姿もたっぷり楽しめる。紛らわしいが、写真はアブラナ。
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      OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

午後4時、洗濯物を取り入れていると、背後に何やら気配を感じた。
振り返ってみると、エノキの幹にヒヨドリがへばりついていた。

普段なら私の姿を見て飛び去る距離(近さ)だったが、じっと動かないので、「オヤ?」と思わず手を止めた。
日頃からほんのわずかでも外の庭に出るときはカメラを携えているので、すぐに撮影体制をとる事ができた。

何かと思えば、、、
ヒヨドリのお目当ては、幹に生えているシダのノキシノブだった。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

このすぐあとにもう1羽も飛来し、2羽が仲良く並んでシダの葉っぱを啄んでいた。
おそらくカップルなのだろう。


posted by やまかます at 19:58| カメムシ

2022年03月08日

とりのお顔

三股町

午前8時55分

今朝はまた一段と冷え込み、霜が降りていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

公民館の集積場までゴミ出しに行って戻ってみると、庭にいつものシロハラがいた。

上写真、霜の撮影を終えて、カメラからヒョイと目を離すと直ぐ目の前、2メートルほど先にいてこちらがびっくり。通常ならサッサと逃げ出しているところだが、なぜ故か、むしろこちらへと近づいて来る。どうやら獲物を見つけたようで、それをどうしても見逃したくはないようで、どんどん、さらに近寄ってくる。もう手が届くんじゃない、という位置で止まると地面からサッと何かを啄んだ。残念ながら獲物の正体はわからず。30分ほど前にはミミズを掘り出しているところをみている。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

昔のレンズならとっくに焦点域を外れているところだが、今朝のレンズの最短撮影距離は1.4m。全く問題ない。
ただし深度が浅くなるので、フォーカスをどこに合わせるか慎重に決める必要がある。
絶えず首を動かしているのでこれが意外と難しい。

午前10時15分

アオサギの若鳥がピタッと動きを止めて獲物を狙っていた。
このあと、長くて赤い舌をピョロピョロ出し入れしていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

日中は気温も高く虫の活動も盛んだったが、昼前から新聞社の取材が入っていたので、フィールドを歩く時間が無くなってしまった。


posted by やまかます at 19:18| とり

2022年03月07日

三寒四温

三股町

今日の気温は低めで終日日射しもなかったけれど、春の兆しは着実に増えている。

杉植林の伐採跡の藪中には、アオモジの薄クリーム色の花が浮き上がってきた。
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曇り空の下、イチイガシにいるサツマヒメカマキリ幼虫を見に行く。
そろそろ動き始める頃合いかと思い、定点観察を朝と夕方の最低2回以上に増やしている。
もっとも、一旦動きだし移動したら、このイチイガシでは去年8頭もの幼虫を確認しているので、どの個体だったか区別がつかなくなる可能性もある。
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昨日も載せたけれど、イチイガシの手前ではほぼ毎日のように、ルリビタキ♂に出会える。
明るい場所より、日陰を好むのはその派手な色姿のせいかしら。
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田んぼや畑は、ナズナホトケノザの花で賑わっている。
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今日の写真はすべて、望遠ズームレンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO で撮影したもの。
撮影最短距離が1.3m(ズーム全域)と短いため、小さな昆虫から遠く離れた樹木や鳥まで撮影範囲がとても広い。
しかも、描写力もすこぶる優れており、重量もこのクラスのズームレンズとしては、とにかく驚くほどに、軽い!
1000ミリ相当の望遠レンズを手持ち撮影で使えるというのは今更だが、やはり凄い。

このレンズの評判は色々と見聞きしていたけれど、ここ数日間ではあるが実際に触れて使ってみてじゅうぶんに納得できた。
私がかつて使っていた望遠レンズのうち400ミリ(Canon)と300ミリ、400ミリ、600ミリ(Nikon)はいづれも、フィルムカメラ時代のもので、最短撮影距離が3m以上と長いものばかりだった。それで、小さな鳥の撮影では時に接写リングを使うなどして出来るだけ距離を縮める工夫が必要なこともあった。接写リングを使うと最短距離が縮まるものの、今度は無限遠、つまり少し離れた位置から遠くほどフォーカスが来なくなるという制約があって、通常使いのレンズにはなり得なかった。昔にはそんなこともあったなあ、とつくづく思い出した。

ただ、この150-400mm F4.5レンズを抱えていると筐体の表面塗装の白さはかなり目立ち、ちと面映い。
ちと面映いくらいは、慣れの問題ではあろうと思うけど、さらにこのレンズ、大変人気も高いようで、受注生産ということもあって、発注しても直ぐには手元に届かないそうだ。今、手にしているこの白レンズは試用中です。








posted by やまかます at 20:32| 草花

2022年03月06日

シマアメンボ

三股町

午後0時58分
昨日は黄砂の影響で霧が掛かったような空模様で深夜には西風がかなり激しく吹き荒れていたが、今日は朝から雲一つない快晴。

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 OM-D E-M1 MarkV  ED 40-150mm F2.8 PRO PLフィルター

今日も風は少しキツめに吹いていたが、風に逆らうようにして、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、モンキチョウ(雌雄)、ベニシジミ、キタテハ、たちが舞っていた。

度々日光浴をしていたモンシロチョウ
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

例年、オニヤンマのヤゴが多数見つかる田圃の用水路では、シマアメンボが数頭、水面を滑っていた。一回り小柄な幼虫の姿もあった。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

いつも池の周囲の薄暗い場所にいる、ルリビタキのオス。
ここはうちの林の一番南端になり、下の谷津田への通り道でもある。
ジョウビタキはもっと広範囲に動き、林の上の家屋敷地内にもしばしばやって来るが、ルリビタキが上がって来るのを一度も見たことがない。
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  OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

posted by やまかます at 19:57| カメムシ

2022年03月05日

クヌギカメムシ1齢幼虫

三股町

クヌギの幹では、クヌギカメムシの1齢幼虫たちが育っている。

写真画面中央の幼虫群は一番早く孵化したので、体のサイズが両端の群れより一回り以上肥えている。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

羊羹のようなゼリーのような塊に顔を突っ込んで、幼虫たちはこれを糧として成長する。
この間、2回脱皮をして3齢となると、やがて樹上へと分散し枝葉から吸汁するようになる。
ゼリー状物質には共生細菌も含まれており、メス親の体内から幼虫たちに伝達される仕組みにもなっている。

イチイガシのそばの棒杭に、アカギカメムシがいた。
ひっくり返してみると、オスと判った。

先月にも少し暖かい日にイチイガシの根元で姿を見たことがあるが、
どうやら無事に冬を乗り切れたようだ。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 
posted by やまかます at 18:02| カメムシ

2022年03月04日

まだ動きません、サツマヒメカマキリ幼虫

三股町

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

どんどん開花し始めたツバキの花に、ヒヨドリとメジロが飛来するようになった。
メジロは身軽で、忙しく花蜜を吸っては次々と場所替えしている。
身軽ゆえ花弁にぶら下がるので、花びらが傷だらけになっている。つまりこれは、鳥のしわざ。

あえて望遠レンズで撮影している、サツマヒメカマキリ幼虫

近寄り過ぎると、頭をこちらに向けたり身じろぎしたりと刺激を与えてしまうので、できるだけ距離を置いて観察なり撮影するようにしている。またこの場所を通るときも、少し距離を置いて迂回するような気遣いもしている。
3月に入っても気温が低い日が続くけれど、春の兆しは確実に近づいている。
そろそろ、動きが出る頃かもしれない。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:25| カマキリ

2022年03月02日

小さな春

三股町

自宅林で継続観察していたクヌギカメムシの卵の孵化が始まっていた。
午前中、写真画面の右端卵塊ではちょうど孵化の最中だった。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

こちらは昨日、孵化したのだろう。どの卵塊も一昨日には孵化していなかったので。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

庭にはヒメツチハンミョウがいた。

数年前、花壇の片隅で産卵していたこともあった。その様子を横断面を出して撮影しようとしたけれど、うまくいかなかった。
この虫は動かないと決めたらいつまでも動かない。今朝も写真のポーズのままフリーズ状態が続いた。
それでも時折、首だけは左右に小さく振り動かすことがあって、深度合成撮影はうまくいかない。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8


林床では、鬼のツノのようなマムシグサが顔を出していた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫は向きを変えたり、ずり動いたりしつつ今日も同じ葉っぱに留まっていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

池の浅瀬ではヤマアカガエルのオタマ達が群れ泳いでいた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

シロハラはいつも通り、林の地面で餌漁り。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 22:06| カメムシ

2022年03月01日

鳴くカラス

三股町

クワ〜、クワ〜、クワ〜 

昨日のこと、澄んだ鳴き声を絞り出すようにしていた、ハシブトガラス

ハシブトガラス-2286725.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

さて、よく似たハシボソガラスとの区別点は調べてみると色々な情報があるけれど、今一つわかりにくい。
そこで、念には念を入れ今回は鳥の専門家のお方に写真を見ていただいた。

「尾羽を下げていること、翼が尾羽の真ん中くらいかそれより短いこと、からハシブトで間違いない」とのこと。
「ハシボソは翼が尾羽と同じくらいの長さ。さらに鳴く時、お辞儀をするという特徴があり」、その仕草は私も見たことがある。
けれど、専門家でも迷うような紛らわしい個体もいるそうだから、要注意ということだろう。
うちの近辺ではハシボソガラスもいて、両種が混棲しているからなおさらである。

先週あたりからうちの林で巣材を運び始めているのは写真の個体である。
昨年とほぼ同じセンダンの樹上に営巣しているようだ。すぐ隣のアカメガシワで営巣したアオサギの姿はまだ無い。

posted by やまかます at 20:20| とり