2022年02月28日

春の妖精

三股町

朝一番、仕事部屋の外灯周辺を見て回る。
そろそろかな、と思っていたらやはり!

トビモンオオエダシャクのオスがイチイガシに止まっていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成

翅の縁はかなり痛んでいるが、羽化してからの日は浅いように見える。
過去の飛来データを見る限り、今日という日付は例年並みと言える。
ちなみに我が家での過去データを「ひむか昆虫記」から拾い出してみると、

2011.3.21 ♀(愛媛県松山市)、2013.3.6 ♂、2015.2.24 ♂、2016.3.1 ♀、2017.3.4 ♂  

トビモンオオエダシャクの出現期は早くても2月下旬。

朝早くから庭に出入りするシロハラが少なくとも3羽いて、餌場の争奪戦なる様相を窓越しに観察できる。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

使い始めてまだ1週間程度だけど、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO の描写が素晴らしく良いことに感動の日々。まあお値段だけのこともあって良いのは当たり前かもしれないが、レンズの描写性能でゾクゾクするほどの感動を得たのは久々かと思う。前々から噂は聞いていたけど、実際に使ってみるともうこれは手離せない。事前試用もせずいきなり発注してしまったけど、懐具合を傷めたことを十分過ぎるほど癒して尚且つ、(ちょっと盛り過ぎかもしれないけど)明日への活力さえこのレンズから貰っているような気がする。
posted by やまかます at 20:04|

2022年02月27日

黄色い蝶

三股町

部屋の中より陽射しのある外の方が遥かに暖かい。それで室内作業をやる気が起きない。
昼過ぎまでずっと外を歩いてみた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

案の定、活動する虫の姿も多く、梅に来ていたメジロが私のすぐ目の前で虫をフライングキャッチした。飲み込む寸前、ナナホシテントウだとわかった。このあと、不規則に舞うフチグロトゲエダシャク♂も追いかけていたが、流石に手こずっていた。キャッチできたどうか、視界から消えてしまい確認できず。

キチョウ(キタキチョウ)は、アブラナやホトケノザなどで盛んに吸蜜していた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


庭にいたツマグロキチョウは、オオイヌノフグリやナズナ、ホトケノザなどに来てしきりと口吻を伸ばしていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

しかし、どうも様子がおかしい。一箇所の花での滞在時間が長過ぎるのだ。そんなに蜜があろうはずもなかろう?と不思議に感じてよく見れば、口吻の先が網かごのように絡んでいる。これではおそらく吸蜜できていないか、あるいはわずかしか吸えていないかのどちらかだろう。

気温が上がったので移動したか?と案じながら林を降りていくと、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫はわずかに位置替えしながらもまだいた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ベニシジミ幼虫もまだスイバに残っていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8


posted by やまかます at 18:06| チョウ

2022年02月25日

泥団子

愛媛県 松山市

お墓参りの後に(八坂寺)、お隣の浄瑠璃寺に立ち寄ってみた。
八坂寺の裏山にはクヌギ林があり、一部が伐採された直後だった。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO(写真全て)

虫探索もしてみたかったが実家の片付けもあるので早々と引き上げ、「瓢月」で早めに昼食のうどんを食べてから実家に移動。

2年ぶりに訪れた実家の庭木は伸び放題になっており、庭木の剪定や片付けは2時間強掛かった。
カキの伐採ではイラガの繭を期待していたが全く見当たらず。

盛大に茂ったハランを刈っていた嫁さんが見つけたのは、泥団子・スズバチの泥巣だった。
細い茎や枝に造られる泥巣は、写真のような綺麗な球状になることもあるが少なく、凹凸のある不定形になることが多い。
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posted by やまかます at 19:36| しわざ

2022年02月24日

ひぎり焼き

三股町

午前7時半

昨日はどんより曇り空の一日だったが、今日は快晴。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

愛媛県 松山市

JR松山駅近くのホテルから萱町を抜け、堀之内を大きく横切り、花園町を歩いて松山市駅前に出た。

夕暮れ時で薄暗くなっていたが、県立美術館が新しくなっていたことや、松山城二の丸「元・城東中学校」がよく見えるようになっていた。

元・県立博物館が入っていたビルが右手に見える。博物館はずっと前に市外へ移転し今は図書館だけになった。
高校生の時は受験勉強で(勉強のフリで)図書館の自習室に、大学生の頃は博物館によく通っていたし、バイトもやっていた。
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幼稚園から小学3年生まで暮らした三番町などを巡り、市駅前の「お日切さん」(日切善勝寺)に行ってみた。
周囲の様子はすっかり変わっていたが、お寺の建物はそのままのようだった。
ここには昔、茶店があってお婆ちゃんが店番をしていた。おみくじ売り場の中にカラーテレビがいつもつけてあって、うちのテレビは白黒だったしUHFが映らなかったので、他の番組をこっそり覗き見したりしていた。
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「お日切さん」の隣には、大判焼きの「ひぎりやき」の老舗がある。

ここでは機械が大判焼きを自動で焼くところをガラス越しに見学できる。小さい頃は飽きずにずっと眺めていたものだ。
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あずき餡入り、一個百円也。
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 携帯で撮影
posted by やまかます at 21:08|

2022年02月23日

青い鳥、ふたたび

三股町

林から池にかけて、観察路の落ち葉かきを行った。30分ほどで片付けて、イチイガシの根元に座り込んで休憩。
待つこと5分。ルリビタキがやって来た。メス成鳥かオス若鳥かのいづれかだ。
いづれにせよ、この場所は昨日オス成鳥がいたし、以前からこの付近で見かけるのはオスなので、今朝の性別不明ルリビタキは侵入者ということになるだろうか。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

落ち葉が片付いて地面の様子が一変して、餌が探しやすくなったようだ。
地面に飛び降りてはしきりと何かを啄んでいた。一瞬にして飲み込むので肉眼ではなかなか分かりづらいが、写真で見るとハゼノキの落果を盛んに啄んでいた。

しばらくすると、予想していた通り林の奥からルリビタキのオスが姿を現した。
で、若かメスのそのよそ者を猛然と追いかける。よほど癪に触るのか、私の目の前すぐのところを一直線に飛んで行った。
追い立てられてもそのうちに戻ってくるので、オスはその度に猛追しなければならず、忙しい。ゆっくり食事どころではない。
けれど、束の間、私の目の前で地面に飛び降りては食事をするようになった。やはり、ハゼノキの落果を次々と啄んでいる。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
posted by やまかます at 20:43| とり

2022年02月22日

青い鳥

三股町

継続観察しているイチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫は今日も動かず。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

イチイガシの根本近くには、ベニシジミ幼虫が育っているスイバもある。
気温は低いが陽射しをたっぷり受ける地面は温かいのだろう、体を晒して食事をしていた。
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いつもの虫たちを確認してからじっと立っていると、畑から道路を横切ってスギ林に駆け込む、イタチの姿があった。
そのあと、林の暗がりからルリビタキのオスがすぐ近くまでやって来た。
私が通路の落ち葉を掃いた音を聞きつけたからだろうか。
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  OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO





posted by やまかます at 17:11| とり

2022年02月19日

網戸のシルエット

三股町

昼食後、ふと窓を見ればサッシ網に、アシナガバチのシルエットが。
さっそく縁側に出てみた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO(広角端) GODOX TT350 XPro O

アシナガバチ-2194876.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO(望遠端) GODOX TT350 XPro O

越冬中のヤマトアシナガバチ女王だろう。
どこかに潜り込んでいたはずだが、何かの拍子でそこから飛び出したらしい。例年、庭にある倉庫の中で越冬している姿をよく見る。

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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14 


※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
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posted by やまかます at 16:28| ハチ・アリ

2022年02月18日

消えたコミミズク幼虫たち

都城市 早水公園

先月、ハンノキの梢で見つけたコミミズク幼虫たちは、狭い範囲に20匹もいた。
しかし、しばらく間をおいて先週には全く姿がなかった。曇り空の下、暗かったので見落としたかも知れないと思い、
今日改めて覗いてみたが見つかったのは、写真の1匹だけだった。

一体、どこに消えたのだろう?

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FL-LM3 
posted by やまかます at 16:27| カメムシ

2022年02月16日

ここにいるよ!コムラサキ越冬幼虫

都城市 早水公園

先日見つけた、ちょい肥えのコムラサキ越冬幼虫

あらためて撮影してみた。(幼虫は画面中央左下)
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FL-LM3

越冬幼虫としては見つけやすい位置、姿だと思う。
この幼虫がいつ動き出すだろうか、その日が待ち遠しくなってきた。
冷たい北風が強烈に吹き荒れて、体感気温はグンと下がった。これではモンキチョウも飛べないだろう。

三股町

イチイガシ樹皮の裏側にこっそり産み付けてあった、コカマキリの卵しょう。

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今日から受付が始まった確定申告書の提出を済ませておいた。
今年からは携帯で読み取りができるというe-taxを使おうとしたが、説明書きが良くないのか全くやり方が理解できず諦めて、例年通り提出だけは出向くことになった。
ここ数年、3月に入ってギリギリに提出していたが、ついででも早めに済ませておくに限る。



posted by やまかます at 20:11| チョウ

2022年02月15日

elegansが、庭にやって来た

三股町

午前7時半

朝食の洗い物を終えた頃、窓越しに、Emberiza elegans の群れが見えた。

「ああ、今年初めてだね。ミヤマホオジロだよ」

ミヤマホオジロと名前を聞いて、嫁さんも思い出したようだ。何せ、昨年の冬は庭に大きなブラインドを2ヶ所に設置して、そこへ「静音モード進入路」まで拵えての撮影大作戦を繰り広げていたからだ。

カメラを準備する暇もなく群れは去ってしまったが、午後4時40分頃、再びやって来た。

メヒシバなど草本植物の種子を次々と啄んでいた。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

警戒して冠羽を平らにした、オス
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

メスは穏やかで、優しい顔をしている。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS


今日は、OMシステムから、新しいカメラとレンズの発表があった。

新しいカメラは、「OM-1」。従来の「OLYMPUS」というロゴマークは残った。
様々な機能が堅実に進化しており、仕事の上ではこれを使わないという選択は有り得ないだろうと思った。
E-M1XやE-M1 MarkVなどを使ってきて、ここはこう改善して欲しいというところがしっかりと向上している。
もっとも、OM-1のフルスペックを引き出すには、使用するレンズもプロレンズの一部に制約される。
OM-1はフラッグシップカメラだが、このカメラはOMシステムにとっては始まりの第一歩だそうで、次機種の登場にはどんな期待が抱けるのだろうか。次は、OM-3?

posted by やまかます at 20:30| とり

2022年02月14日

越年蝶とフチグロトゲエダシャク、舞う

都城市 早水公園

先日、コムラサキ越冬幼虫を見つけたシダレヤナギで再び、別の幼虫が見つかった。
地面からの高さも先日の幼虫とほぼ同じで、幹が別なだけ。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro (自然光で深度合成)

探していた訳でもなく、ふと樹皮に目が行ったその先にやたらと目立っていたのである。
というのも、写真でわかるように胴体が太っていて通常よりか明らかに大きく見える。頭幅と比較すると分かり易いだろう。それにしても、最初から(越冬前から)こんな体型だったのだろうか?

三股町

午前中は曇っていてハッキリしない天候だったが、正午過ぎ頃から雲が流れ青空が出た。
そよ風は少し冷たいけど、それをあまり感じさせないほど陽射しがたっぷりあった。
今日は流石にモンキチョウが元気よく飛んでおり、白っぽい、フチグロトゲエダシャク♂の忙しく舞う姿も2匹だが見られた。あっという間に視界から消えてしまうけど。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ここならメスがいるだろう、という畦道を歩いてみるとしばらくして足下からオスが飛び立った。
これもひとっ飛びで笹藪の方に去ってしまった。もしや、交尾していたのではと足下周辺の草はらを探ったけど、メスは見つからなかった。オスは神経質で迂闊に近寄ると交尾を解いて飛び去ることが多い。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

あれ!? サツマヒメカマキリ幼虫の頭の向きが元に戻っていた。
頭の向きにはこだわりがあるのかな?

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  



posted by やまかます at 20:34| レピ

2022年02月13日

大きな卵

三股町

これはでっかい!
数メートル先にあってもよく目立っていた、オオカマキリの卵しょう(卵のう)。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

チガヤにあった小ぶりの卵しょうと並べて見た。大きさの違いは一目瞭然。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 

昨年10月、お腹がはち切れそうなくらい肥大したオオカマキリの産卵に立ち会った。
夕方から始まった産卵時間は5時間にも及び、お腹の大きさに見合ったでっかい卵しょうになった。
太さに加え、縦長いプロポーションになる。

一昨日見つけたベニシジミ幼虫たち。今日は雨上がりのせいか、姿をあらわにして活動していた。

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落ち葉に縋りついた幼虫は蛹化が近いのだろうか。
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スイバの葉をめくったらポロリと転がって丸くなった幼虫。
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のんびりじっくりと時間をかけて起き上がった。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 


今日のサツマヒメカマキリ幼虫。
雨で葉っぱが濡れたせいか、頭の向きが逆になっていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  




posted by やまかます at 19:48| しわざ

2022年02月12日

カラスの目

三股町

居間の窓は大きく広く、南面の林がよく見える。

このところカラスがなにやら採餌する様子を窓越しによく見かける。
クヌギやアカメガシワの、ウロや樹肌からなにかしら獲物を啄んでいる。なんだろう、と気にかけて見ているが獲物は小さ過ぎてすぐに飲み込まれてしまうので、なかなか正体が掴めない。

今日の昼過ぎにもクヌギに舞い降りた、ハシブトガラス
もうすでに何かを察知していたのだろう。枝に止まって一瞬上空を警戒した後すぐに、嘴を樹肌に突っ込み始めた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

苔布団の下に嘴を差し込んだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

獲物は一飲みで消えていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

2017年に刊行した『はじめて見たよ!セミのなぞ』(少年写真新聞社)では、
「セミの天敵」というページで、ハシブトガラスがセミの幼虫を食べるシーンを載せている。
この時のカラスの撮影以来、カラスの行動には一層興味を抱くようになった。

2016年の夏、東京都代々木公園でこの採餌行動を初めて目の当たりにして、本当に驚いたのがつい先日のことのように思い起こすことができる。
その後、2019年の夏、大学時代の先輩でもある鳥類研究者のMさんに同行をお願いし、代々木公園でカラスの採餌行動をあらためて観察した。鳥類研究者の間でもセミの幼虫を食べる習性については知られていなかったのであるが、現場を一緒に見てもらったMさんも驚かれていた。カラスはとにかく、よく見ているのである。よく見て、そしてしっかり食糧となるものを識別しているようだ。その眼力は地面にあるかないかの数ミリ径の穴をも見落とさない。
posted by やまかます at 23:01| とり

2022年02月11日

春を待つ幼虫

都城市 早水公園

シダレヤナギに近づいてみれば、樹肌の皺の間に黒っぽいコムラサキ幼虫が収まっていた。
高さは私の顎あたりで、ちょうど日差しを受けて見易かった。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 (深度合成)

次の写真の中に幼虫がいます。
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三股町

朝から快晴。陽射しもたっぷりあって気温も高め。日中は上着が要らないほどだった。

先日、ベニシジミ幼虫を見つけたスイバのすぐ隣でも、しわざが盛大についた株があることに気づいた。
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葉っぱをめくらなくても、地面に顔を寄せてみれば食事中の幼虫がすぐに見つかった。
今日の幼虫も紅型だ。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

同じ株に4齢が2頭、3齢が1頭と計3頭いた。
こちらも、紅色の筋が薄いけれど、紅型。
ベニシジミ幼虫-3113659.jpg
 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

林に降りて、クヌギカメムシの卵塊を見ておいた。そろそろ孵化が始まる頃だが、まだも少し先のようだ。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

同じクヌギの樹肌に溶け込むように潜んでいたのは、ヨツボシホソバ幼虫かな?

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 20:17| チョウ

2022年02月10日

スイカズラの二つ折り越冬巣

三股町

ただの枯れ葉にしか見えないが、これでも越冬巣である。

イチモンジチョウ越冬巣-3103475.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

巣の中にはイチモンジチョウ幼虫が小さくなって籠っている。

6年前に撮影したこちらの写真では、隙間から糸や中の幼虫が見えている。吹きさらしになるけど、これでもマイホームだ。
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 EOS-M5 MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト 

同じスイカズラの蔓にぴたりと張り付いていたのは、ウラベニエダシャク幼虫。
うん?幼虫越冬?
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今日のサツマヒメカマキリ幼虫。
お尻を上げていた。気分次第か?お尻をクイっと背中へ反らすことがよくある。
今日のにっちゅは温かったけれど、期待していたフチグロトゲエダシャクの飛翔は見られず。

イチモンジチョウ越冬巣他-3103393.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 23:00| しわざ

2022年02月09日

スイバの葉っぱに、しわざ

三股町

午後4時過ぎ、下の谷津田に降りてみれば、足下のスイバにしわざを発見。

「あ、これはベニシジミ幼虫だな」

ベニシジミ幼虫-3093289.jpg
       OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

そっと葉っぱをめくってみれば、やはり!
ステージは4齢だろう。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350


他の葉にも透けたしわざがたくさん。「これなら他にもいるね」
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350


いました!こちらは、3齢のようだ。成長すればさらに鮮やかな紅型になるだろう。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

今日も朝からパソコンに向かっての作業が続く。
ここしばらくは、フィールドに出る時間も削って室内作業に専念せねば。
体には極めて良くない時間が続くので、適度に外に出る時間も必要だ。

去年撮影した写真を閲覧中にキイロテントウダマシの写真が出てきた。
日付を見れば、5月27日となっており活動期かと思うけど、葉っぱの裏でじっとしているだけだった。
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 OM-D E-M1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8  マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 19:34| しわざ

2022年02月08日

小さなクワガタムシ

三股町

地区の公民館広場には程々の植栽があり、週に一回はゴミ出しのついでにここを歩く。

サクラをはじめ、イチョウ、サンゴジュ、ツツジ、サザンカ、クロガネモチ、イボタ、エノキ、カラカネオガタマ、サネカズラ、アケビ、(コブシの大木3本は伐採されて今はない)、、、、。
カラカネオガタマは数年前に一度、根本近くを樹皮剥離されて弱っていたがなんとか持ち堪えた。一体誰がどんな目的で!?と、一人憤慨していたことも懐かしい思い出になった。

さて、ツツジの植え込みの手前に30センチほどの朽木が転がっていた。はて?何の木の枝だろう。
見るからに軽そうで、実際手に取ってみると簡単にポロポロと割り砕くことができた。何かが食べ進んだ形跡、しわざがある。すぐに現れたのは、チビクワガタで、3頭入っていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R (深度合成)

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R (深度合成)

今朝は雨音と新聞配達のバイク音が重なって、目が覚めた。

終日、室内で撮影とデスクワークを行なった。昼食時に窓の外にやって来る野鳥をぼんやり眺めるだけで外歩きは一切できなかった。
つくづく、フィルム写真時代が懐かしい。

フィルム写真ならば、渾身を尽くして撮影したのち、やるべきことは現像所にフィルムを出し、現像から上がった写真をルーペでチェックし、ハサミを入れてデータを手書きし整理すればそれで終わり。データ管理をパソコン上でやることは一度もなかった。写真フィルムにカビが来ないよう管理には気を遣うが、うっかりデータ消失という事故はない。フィールドノートに書き込んだメモが頼りだった。
写真ストックの量もデジタル写真ほど膨大にはならないので、そこそこどんな写真が手元にあるかは記憶に残る。
デジタル写真は量も多ければ、やれることが色々ある分、パソコン上での作業時間も膨大になる。

などと、ぼやいても始まらない、、、、、、

9年前の2013年1月、その年月に撮影した写真データがいくつか必要になって引っ張り出していたら、すっかり忘れていた鳥の写真がたくさん出てきた。

その中から、エナガ、と
鳥たち-009827.jpg
 EOS7D EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

シロハラ、いづれも庭で撮影したもの。
去年からすっかりオリンパスカメラに移行してから、EOSカメラの出番がほとんどなくなってしまった。
唯一たまに稼働するのは、超接写室内撮影専用とした、EOS-M5だけになった。
鳥たち-0099.jpg
 EOS-5D MarkV EF400mm F5.6L USM 

posted by やまかます at 21:42| コウチュウ

2022年02月07日

杉の越冬ねぐら

都城市 山之口町

スギの樹皮の隙間に潜り込んでいた、クロウリハムシ
ここのねぐらに集まっている虫の中では一番数が多かった。

Z3072629.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

テントウゴミムシダマシも、全部で10頭以上いた。
これほど多くを見たのは初めて。集まってもせいぜい3頭までで、単独か2頭のことが多い。
Z3072607.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

テントウゴミムシダマシの腹側。
以前にも撮影したのはコンデジ、TG-3を使っていた。6年前の2月、テントウゴミムシダマシを見つけたのはこの時が初めて。

Z3072542.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

こちらは、ヤツデやキヅタで繁殖する、アオモンツノカメムシ
冬に産卵するけれど、ここで越冬中ということはすでに産卵を終えたのだろうか?

Z3072651.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (写真全て深度合成) 

posted by やまかます at 21:03| コウチュウ

2022年02月06日

ダブル産卵

三股町

ウメの開花が始まった。
多数の膨らんだ蕾がうっすら白く目立つようになった。
ウメ-2063553.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

エノキについていた、ハラビロカマキリの卵のう。
二つ並びになることは珍しくないが、おそらく産んだメスは別個体だと思う。
ハラビロカマキリ-3062426.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

よく見ると、向きが逆になっており、左のは頭を左向きに、右のは頭を、右向きにして産卵したことがわかる。

ハラビロカマキリ-3062428.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

昨日から冷たい北西の風が吹き荒れた。強風の後では、サツマヒメカマキリ幼虫が動くことが多い。
イチイガシの幼虫を見に行ってみれば、これまで通りの場所にいた。
他の幼虫は見つからず。
サツマ-3062420.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

posted by やまかます at 20:45| しわざ

2022年02月05日

風に揺れるぬけがら

午前6時、居間の窓と雨戸を開けた途端、スズメが部屋の中に舞い込んできた。

スズメ-2053319.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 フラッシュFL-900R

雨戸の庇の隙間をねぐらにしていたようだ。この後、網を使って外に誘導するのに偉く手間が掛かった。
スズメにしてみれば、生きた心地がしなかっただろうけど。
以前、ツバメが入ったこともあるが、日中で営巣場所を探してのことだった。狭い空間での飛翔は、スズメよりツバメの方がはるかに上手だった。

生垣に絡んだヘクソカズラの実を啄んでいた、シロハラ
すぐ目の前だけどよほど食事に夢中だったのか?
シロハラ-2053372.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

風に揺れるシダレヤナギの枝に葉っぱが残っていた。
よくよく見ると、コムラサキの蛹のぬけがらがついていた。
蛹化する際に脱落しないよう念入りに吐糸されたことで落葉を免れたのだ。
蛹は無事に羽化できたのだろうか?
さなぎ抜け殻-2053322.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 18:32| しわざ

2022年02月04日

ジョウビタキも夢中

三股町

渓流で鳥を観ていると、キセイキレイがしきりとフライキャッチをしている。
獲物は川虫類だ。スイ〜、スイ〜と、大きめのカゲロウが上空へと優雅に舞い上がる姿もある。

キセキレイとまるで競うかのように、こちらもフライキャッチに余念がない。
ジョウビタキのメス。

めがね橋-2043296.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

キセキレイとの間に諍いはないようだが、お互いに交錯しながら狩を続けていた。
キセキレイもジョウビタキも数時間に渡って、川虫狩りを続けていた。どれほどの量になるのだろう?と思えるくらいよく食べる。

沖水川の上流に掛かる、めがね橋。
川面を撫でるようにして下流から吹き上げてくる風は冷たい。防寒対策はしっかりしているが、数時間も渓流にいるとすっかり体が冷えてしまう。熱々の緑茶は有難い。ニッケ飴を口の中で転がしながらひたすら待つ。
めがね橋-2043314.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 19:58| とり

2022年02月03日

枯れ葉布団の越冬ねぐら

三股町

ヒサカキの梢に引っ掛かっている枯れ葉の中に、越冬虫が見つかる。

今日、見つかったのは、アミメカゲロウ目ヒメカゲロウ科の、ミドリヒメカゲロウ
体長は5ミリ程度と小さい。
とてもおとなしくて、ライトで照らしても微動だにしない。

ミドリヒメカゲロウ-3032342.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R (深度合成)


こちらは、コウチュウ目テントウムシダマシ科の、キイロテントウダマシ
1箇所に数頭集まっていることもある。キイロとは言うけど、赤い。色彩には変異が多いようだ。
照明や振動には敏感ですぐにモゾモゾと動き出し、深度合成撮影は無理。
キイロテントウダマシ-3032417.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R 

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posted by やまかます at 20:34| アミメカゲロウ

2022年02月02日

空き家

三股町

町内を流れる沖水川の上流に「矢ヶ淵公園」がある。
ここに掛かっている「めがね橋」を境に渓流から広い川幅の流れになる。
めがね橋の下は深い澱みになっているため、夏になると橋から飛び込む若者が絶えない。
過去には重症者も出たそうで飛び込みは禁止されているが、若者が飛び込みたくなる気持ちもわからないでもない。
まあ私だったら、いくら若い頃でも飛び込む勇気はなかったと思うが。

橋のすぐ下流域は水深が膝位で流れも遅く広いので、カヌー教室が開催されたこともあるが、今はどうなのかは知らない。
また、うちの子供たちが通っていた梶山小学校では、ここで「筏下り大会」を毎夏開催していたが、これもいつの間にか中断してしまった。父兄、生徒、教師、皆が参加してチームで筏作りから始め、仮装やタイムを競ったりして楽しい行事だった。

さて、渓流の鳥の観察で林を下っていると、ササ薮の腰の高さほどのところに、ウグイスの古巣があった。
ウグイス古巣-3022113.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

一昨年の春、うちの敷地で営巣していたが、残念ながら卵が消えてしまい、巣は放棄されてしまった。
うっかり巣があるとは知らず、周囲の草刈りをしてしまったことも影響しただろう。
意外と通り道のすぐ脇などに営巣していることが多いようなので、これからの時期、草刈りや観察歩きでは気をつけたい。
posted by やまかます at 20:54| しわざ

2022年02月01日

台所の虫

三股町

朝一番に谷津田から公民館まで歩いてみると、イチョウの大木に小鳥の群れがいた。
遠目にはスズメに見えたのだけど、近づいて望遠レンズで覗いてみれば、ニュウナイスズメだった。
20羽前後いて、田んぼへと舞い降りてはまた戻って来ていた。
ここには、ツグミとイカルの群れもやって来ており賑やかだった。

ニュウナイスズメ-3011963.jpg
  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

毎春、ここの公民館のサクラに集まるのもニュウナイスズメで、ご近所にいるスズメたちはサクラに来ても警戒心が強くてすぐに逃げてしまう。ところがニュウナイスズメはスズメよりかおっとりしていることが多い。
2年前の暮れには、うちの林で死骸を見つけている

こちらは、今朝のこと玄関前にいた、スズメ
もっとも身近な野鳥だけど、サラサラとスズメの絵を簡単でも描ける人がどれだけいるだろう?
私とて、アレ?どんな模様だっけと考え込んでしまう。
スズメ-3012066.jpg
  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

コーヒーを淹れる準備をしていたら、目の前の壁にアカイエカが止まっていた。

アカイエカ-3311914.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

室内で越冬中なのか。寿命はどの程度だろう?
お湯が沸いたのでそちらに気を取られているうちに、いなくなってしまった。台所や食堂を隈無く探してみたけどそれでも見つからなかった。次はいつ出会えるかな?などと言ってられるのも冬だからこそ。
posted by やまかます at 20:12|