三股町
杉伐採地の手前にあるクヌギ林は、14年前引っ越してきたときは、私の胸の高さくらいの幼木だった。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
今では高さも数倍まで伸び、さらに3年前に林の半分が伐採され写真のごとくスカスカになった。
2007年の4月、ここのクヌギ幼木でサツマヒメカマキリ幼虫を見つけたことが懐かしい。
ヨモギの葉上によく見かける虫こぶは、ヨモギハエボシフシ。
その名のごとく烏帽子型をした可愛いらしいこぶになる。
で、どうやら虫こぶの中にいるタマバエ幼虫はこのまま冬を越すようだ。
OM-D E-M1 MarkVM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro(深度合成撮影)
白く朝露を纏った姿は、小さなイチゴにも見える。
それでいっそのこと「ヨモギイチゴ」と呼んでみたくなった。
昨晩、日暮れ間近に夕日を浴びていたコスモス。
花壇からのこぼれ種で育ち今頃になって開花した。
昨日から使い始めた、M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROの望遠端25ミリで撮影。
今朝になって同じレンズで下から仰いで撮影してみた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
ツインフラッシュを使っているが、太陽光が明るいため、フラッシュの効果は分かりづらい。
ED 8-25mm F4.0 PROの最短撮影距離ではレンズから被写体までが近づき過ぎるため、照明が必要な時には、天候や撮影場所の条件次第で工夫がいる。
2021年11月30日
ヨモギイチゴ、とは?
posted by やまかます at 20:53| 虫こぶ
2021年11月29日
準備完了!!アカイラガ幼虫
三股町
先日、仕事部屋のすぐ外のクヌギにいた、アカイラガ幼虫。
どう見ても熟齢だろう、ということで枝ごとケースに入れておいたら、やはり、、、。
大きくて痛そうな肉質突起が脱落していた。
一箇所にまとまっているから、ここでポロリ、ポロリンと外したのだろう。一度はその様子を見てみたいものだ。
体色もラムネアイスの水色から、緑色になる。
身軽になってから24時間以上も徘徊するのは、営繭場所を探し歩くためだ。
今回も黒土と一緒にケースに入れておくと、翌々日には土中に姿を消していた。
狭いケースでごめんなさい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350+FL-36R 深度合成撮影
新しいレンズ、ED8-25mm f4 PRO でさっそく試し撮り。
このレンズはかなり寄れると聞いて購入を決めた。プロレンズは高価だけど、ずっと待っていたレンズだ。
さすがに写りも文句無い。
特に気になっていたのは太陽を画面に入れた逆光時の描写だが、これも問題ない。
これまで代替レンズとして、CanonのEF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STMを使っていたが、やはり純正レンズに越したことはない。
庭のツワブキには、たくさんの蝶やハナアブ類が集まっている。
キタテハが吸蜜しているところに、タイミング良く、モンシロチョウがやってきた。グングン寄れるので気を付けないとレンズ前玉が花弁に当たってしまうほど。
広角端8ミリで撮影。
伐採地に続く道路沿いには、ベニバナボロギクが並んで咲いている。
去年までここでは見ることがなく、今年になってから急に姿を現した。
広角9ミリで撮影。アクセサリーシューに付けたストロボはノーマル発光。
望遠よりの17ミリで撮影。発光部にディフューザーを被せたストロボを使用。
昨日見つけた4頭のゴマダラチョウ幼虫は同じ葉上にそのまま留まっていた。
望遠端25ミリで撮影。
葉上で待ち伏せ中?のワカバグモ。
広角端8ミリで撮影。発光部にディフューザーを被せたストロボ1灯を使用。
画面手前の影が気になるところだが、こうした日陰の条件下では1灯だけで影を完全に抑えることはできない。
あと1灯を加えるなどライティングの工夫が要る。
久しぶりに、都城市、早水公園に立ち寄ってみた。
先日、仕事部屋のすぐ外のクヌギにいた、アカイラガ幼虫。
どう見ても熟齢だろう、ということで枝ごとケースに入れておいたら、やはり、、、。
大きくて痛そうな肉質突起が脱落していた。
一箇所にまとまっているから、ここでポロリ、ポロリンと外したのだろう。一度はその様子を見てみたいものだ。
体色もラムネアイスの水色から、緑色になる。
身軽になってから24時間以上も徘徊するのは、営繭場所を探し歩くためだ。
今回も黒土と一緒にケースに入れておくと、翌々日には土中に姿を消していた。
狭いケースでごめんなさい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350+FL-36R 深度合成撮影
新しいレンズ、ED8-25mm f4 PRO でさっそく試し撮り。
このレンズはかなり寄れると聞いて購入を決めた。プロレンズは高価だけど、ずっと待っていたレンズだ。
さすがに写りも文句無い。
特に気になっていたのは太陽を画面に入れた逆光時の描写だが、これも問題ない。
これまで代替レンズとして、CanonのEF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STMを使っていたが、やはり純正レンズに越したことはない。
庭のツワブキには、たくさんの蝶やハナアブ類が集まっている。
キタテハが吸蜜しているところに、タイミング良く、モンシロチョウがやってきた。グングン寄れるので気を付けないとレンズ前玉が花弁に当たってしまうほど。
広角端8ミリで撮影。
伐採地に続く道路沿いには、ベニバナボロギクが並んで咲いている。
去年までここでは見ることがなく、今年になってから急に姿を現した。
広角9ミリで撮影。アクセサリーシューに付けたストロボはノーマル発光。
望遠よりの17ミリで撮影。発光部にディフューザーを被せたストロボを使用。
昨日見つけた4頭のゴマダラチョウ幼虫は同じ葉上にそのまま留まっていた。
望遠端25ミリで撮影。
葉上で待ち伏せ中?のワカバグモ。
広角端8ミリで撮影。発光部にディフューザーを被せたストロボ1灯を使用。
画面手前の影が気になるところだが、こうした日陰の条件下では1灯だけで影を完全に抑えることはできない。
あと1灯を加えるなどライティングの工夫が要る。
久しぶりに、都城市、早水公園に立ち寄ってみた。
posted by やまかます at 19:08| レピ
2021年11月28日
衣替えのタイミングは?
三股町
杉植林地の伐採作業は予定より1ヶ月延長となってようやく終わった。
最後まで残っていたイチョウの大木も切り倒されていた。
伐採地の縁にあったコナラの切り株から萌芽が一本育っていた。
ハゼノキでは、とっくに蛹になっているだろうと思っていたクロモンカギバ幼虫(2頭)が、まだ葉を食べていた。
しかし、いよいよ葉は色付き始めている。気温が低いために成長が遅いのだろう。
無事に蛹になれたとして、その先はどうなるのだろう?
ハゼノキの隣にあるエノキは、私の胸の高さほどの小木だが、
ゴマダラチョウの幼虫が4頭もまだ、葉上に残っていた。
体色は緑色のものと、すっかり茶褐色になったものとがいた。
葉柄はしっかりと吐糸で固められており落下防止策が施されている。
午前10時10分
今日も秋晴れ。風もほとんどなく日向は暖かい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
杉植林地の伐採作業は予定より1ヶ月延長となってようやく終わった。
最後まで残っていたイチョウの大木も切り倒されていた。
伐採地の縁にあったコナラの切り株から萌芽が一本育っていた。
ハゼノキでは、とっくに蛹になっているだろうと思っていたクロモンカギバ幼虫(2頭)が、まだ葉を食べていた。
しかし、いよいよ葉は色付き始めている。気温が低いために成長が遅いのだろう。
無事に蛹になれたとして、その先はどうなるのだろう?
ハゼノキの隣にあるエノキは、私の胸の高さほどの小木だが、
ゴマダラチョウの幼虫が4頭もまだ、葉上に残っていた。
体色は緑色のものと、すっかり茶褐色になったものとがいた。
葉柄はしっかりと吐糸で固められており落下防止策が施されている。
午前10時10分
今日も秋晴れ。風もほとんどなく日向は暖かい。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:58| レピ
2021年11月27日
飴色のチビクワガタ
都城市 志和地
午前9時13分
雲一つない晴天に熱気球が浮かんでいた。
観察会の現場に向かう途中、熱気球はちょうど降下し始めており、走行する車窓から間近に見ることができた。
この場所から数キロ離れた上空にも2基の熱気球が上がっていた。
今日は学童クラブの小学生たちと、昆虫の撮影観察会。
昆虫だけでなく、いろいろな生き物やしわざも探してもらった。
朽木の中からチビクワガタをたくさん掘り出した子もいた。
こちらは、羽化して日が浅い、飴色の成虫。
地面の窪みで越冬中の、ニホントカゲもいた。
このトカゲは大人気で、競ってカメラを向けていた。
観察会の前に撮影のやり方など話をしたけれど、みんな早く撮りたい一心でガムシャラに被写体へと迫っていた。
いくら声がけしても、聞く耳持たず被写体にグイグイ近づき過ぎてしまうのは、見ていて面白かった。
カメラを扱ったことはあるの?という質問には、ほとんどの子が元気に手を上げていたけど、
小さな虫などの被写体を撮影した経験がほとんどないようだ。まあ当たり前ではあるけど。
参加人数も多くて、一人一人に丁寧に指導できればいいのだが、虫を見つけることに夢中になっていることもあって、撮影と観察がうまく両立しないのは止むを得ない。それでも、ジョロウグモがうまく撮影できなかった女の子は、私にやり方を尋ねてから、上手に撮り直しができていたりした。
虫が少ない中、みんな熱心に楽しそうに虫探しに興じていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午前9時13分
雲一つない晴天に熱気球が浮かんでいた。
観察会の現場に向かう途中、熱気球はちょうど降下し始めており、走行する車窓から間近に見ることができた。
この場所から数キロ離れた上空にも2基の熱気球が上がっていた。
今日は学童クラブの小学生たちと、昆虫の撮影観察会。
昆虫だけでなく、いろいろな生き物やしわざも探してもらった。
朽木の中からチビクワガタをたくさん掘り出した子もいた。
こちらは、羽化して日が浅い、飴色の成虫。
地面の窪みで越冬中の、ニホントカゲもいた。
このトカゲは大人気で、競ってカメラを向けていた。
観察会の前に撮影のやり方など話をしたけれど、みんな早く撮りたい一心でガムシャラに被写体へと迫っていた。
いくら声がけしても、聞く耳持たず被写体にグイグイ近づき過ぎてしまうのは、見ていて面白かった。
カメラを扱ったことはあるの?という質問には、ほとんどの子が元気に手を上げていたけど、
小さな虫などの被写体を撮影した経験がほとんどないようだ。まあ当たり前ではあるけど。
参加人数も多くて、一人一人に丁寧に指導できればいいのだが、虫を見つけることに夢中になっていることもあって、撮影と観察がうまく両立しないのは止むを得ない。それでも、ジョロウグモがうまく撮影できなかった女の子は、私にやり方を尋ねてから、上手に撮り直しができていたりした。
虫が少ない中、みんな熱心に楽しそうに虫探しに興じていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:58| コウチュウ
2021年11月26日
アカイラガ幼虫
三股町
まだ緑葉が残るクヌギを見上げていたら、アカイラガの幼虫がいた。
食べ痕の様子から、主脈を残して葉っぱ一枚をほぼ綺麗に食べきったようだ。
先日、見つけた幼虫は土と一緒に容器に入れておいたら、土中で繭を紡いでいた。
黒土と同じ色をしているので、繭を見つけ出すのには意外と時間が掛かった。
長径1センチのほぼ楕円形。
車で走行中、開いていた助手席窓からキタテハが飛び込んできた。
飛び込んだ瞬間、バシッと音がした。
ちょうどカーブ手前で減速していたけど、時速40キロ以上は出ていた。
しばらくこのまま同乗して、昼食で立ち寄ったうどん屋の駐車場で外に解放した。
以前、キアゲハが飛び込んできたこともあった。
明日開催予定の観察会下見で都城市の志和地の森を歩いてみた。
上空を多数のミヤマガラスが旋回していた。
なんかあるな、と眺めていると、オオタカが一直線に飛び去って行った。
エノキにはゴマダラチョウの幼虫がいた。さて、明日、子どもたちが見つけてくれるかな?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
まだ緑葉が残るクヌギを見上げていたら、アカイラガの幼虫がいた。
食べ痕の様子から、主脈を残して葉っぱ一枚をほぼ綺麗に食べきったようだ。
先日、見つけた幼虫は土と一緒に容器に入れておいたら、土中で繭を紡いでいた。
黒土と同じ色をしているので、繭を見つけ出すのには意外と時間が掛かった。
長径1センチのほぼ楕円形。
車で走行中、開いていた助手席窓からキタテハが飛び込んできた。
飛び込んだ瞬間、バシッと音がした。
ちょうどカーブ手前で減速していたけど、時速40キロ以上は出ていた。
しばらくこのまま同乗して、昼食で立ち寄ったうどん屋の駐車場で外に解放した。
以前、キアゲハが飛び込んできたこともあった。
明日開催予定の観察会下見で都城市の志和地の森を歩いてみた。
上空を多数のミヤマガラスが旋回していた。
なんかあるな、と眺めていると、オオタカが一直線に飛び去って行った。
エノキにはゴマダラチョウの幼虫がいた。さて、明日、子どもたちが見つけてくれるかな?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:37| ガ
2021年11月25日
おんぶヤスデ
日南市
都城盆地から山を越えて日南海岸方面へ抜ける。
所要時間は約1時間。気温はグンと暖かいはず。
海岸近くの林道を歩いていると、タブノキの葉裏に虫こぶが並んでいた。
虫こぶの名前は、タブノキハウラウスフシ、だ。
珍しいわけでもないが、同種で色鮮やかな虫こぶを見る機会は少ない。
また探してみたくなった。
ハクサンボクの葉表に、お一人さまの、ムラサキツバメ。
アスファルトの路面を歩いていた、ヤスデの一種は、オスを背中に乗せていた。
急いで近づいたら、雌雄とも丸くなってしまった。
元に戻るまで枯れ葉に移してみたが、これがいつまで経っても覚醒しない。
痺れを切らした頃、やっと先に起き上がったのは、メスの方。
流石に交尾を再開することなく、オスもやがて落ち葉の下へと慌ただしく姿を消した。
白穂の向こうに見える鎮守の森は、越冬中のオオテントウを初めて見つけた懐かしい場所。
越冬といっても、梢にチョコンとお一人様で止まっていたのだけど。
久しぶりに、日南名物、「天むす」ミックス(エビ、鶏)5個入り(480円)を昼食用に買って帰った。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
都城盆地から山を越えて日南海岸方面へ抜ける。
所要時間は約1時間。気温はグンと暖かいはず。
海岸近くの林道を歩いていると、タブノキの葉裏に虫こぶが並んでいた。
虫こぶの名前は、タブノキハウラウスフシ、だ。
珍しいわけでもないが、同種で色鮮やかな虫こぶを見る機会は少ない。
また探してみたくなった。
ハクサンボクの葉表に、お一人さまの、ムラサキツバメ。
アスファルトの路面を歩いていた、ヤスデの一種は、オスを背中に乗せていた。
急いで近づいたら、雌雄とも丸くなってしまった。
元に戻るまで枯れ葉に移してみたが、これがいつまで経っても覚醒しない。
痺れを切らした頃、やっと先に起き上がったのは、メスの方。
流石に交尾を再開することなく、オスもやがて落ち葉の下へと慌ただしく姿を消した。
白穂の向こうに見える鎮守の森は、越冬中のオオテントウを初めて見つけた懐かしい場所。
越冬といっても、梢にチョコンとお一人様で止まっていたのだけど。
久しぶりに、日南名物、「天むす」ミックス(エビ、鶏)5個入り(480円)を昼食用に買って帰った。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
posted by やまかます at 20:23| 虫こぶ
2021年11月24日
木城町 小丸川
児湯郡 木城町
高鍋ICを降りてから木城町役場を左手に見て、小丸川沿いを上流へと20数分ほど走ると「木城えほんの郷」。
今日は先月から開催していた写真展の撤収で赴いた。
気持ちの良い秋晴れの下、少し時間の余裕があったので、前から気になっていた小丸川の対岸へ降る道に入ってみた。
「一歩橋」という大きな橋の欄干は腰の高さまでしかなく、しかし、橋の掛かっている位置は半端ない高所。
一歩誤れば数十メートル下に落下し、まず間違いなく即死だろう。
それで「一歩橋」なのか?
道路沿いには常緑樹のヤマビワがやたらと多く、アオバセセリとスミナガシ両種の幼虫が残したしわざ(食痕)も目立つ。
蛹でもぶら下がってないかと覗き込んでいたら、ムラサキツバメの越冬集団がいた。
数は少ないけど。
ボロボロノキを探し歩いていたら、今度はヤマビワの葉上で、ウラギンシジミ♀が日光浴をしていた。これが結構長い時間続いていた。
写真パネルを積み込んで「木城えほんの郷」を立ち、次は新富町の図書館へ。
こちらでも写真展示の撤収。国道10号線から西都ICに入り帰途についた。
自宅庭では、ツワブキがほぼ満開となった。
風に煽られクヌギの落ち葉が次々と舞い落ちていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
高鍋ICを降りてから木城町役場を左手に見て、小丸川沿いを上流へと20数分ほど走ると「木城えほんの郷」。
今日は先月から開催していた写真展の撤収で赴いた。
気持ちの良い秋晴れの下、少し時間の余裕があったので、前から気になっていた小丸川の対岸へ降る道に入ってみた。
「一歩橋」という大きな橋の欄干は腰の高さまでしかなく、しかし、橋の掛かっている位置は半端ない高所。
一歩誤れば数十メートル下に落下し、まず間違いなく即死だろう。
それで「一歩橋」なのか?
道路沿いには常緑樹のヤマビワがやたらと多く、アオバセセリとスミナガシ両種の幼虫が残したしわざ(食痕)も目立つ。
蛹でもぶら下がってないかと覗き込んでいたら、ムラサキツバメの越冬集団がいた。
数は少ないけど。
ボロボロノキを探し歩いていたら、今度はヤマビワの葉上で、ウラギンシジミ♀が日光浴をしていた。これが結構長い時間続いていた。
写真パネルを積み込んで「木城えほんの郷」を立ち、次は新富町の図書館へ。
こちらでも写真展示の撤収。国道10号線から西都ICに入り帰途についた。
自宅庭では、ツワブキがほぼ満開となった。
風に煽られクヌギの落ち葉が次々と舞い落ちていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 19:12| チョウ
2021年11月23日
食べる芋虫、眠る芋虫
三股町
午前7時
朝焼けに赤く染まった、霧島山。
午前8時
庭のナツフジに留まっている、コミスジ幼虫。
葉は日に日に萎れている。
午後4時
ナツフジの葉はさらにもっと萎れてきた。
風に揺れる振幅も大きく、これはいづれ引っ越すのではないか?
ハゼノキの葉を元気に食べていた、クロモンカギバ幼虫。
こちらは振動に驚き、素早く糞擬態のポーズ。
杉伐採地の作業はもう完了間近のようで、敷設していた「施工計画表」や「伐採作業中注意」という看板も撤去されていた。
地主の方の要望なのか、イチョウ大木は残されている。
伐採されず周縁に残された杉の一部は、前にも書いたように風倒木となる危険性が高まった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
フラッシュFL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
E-PL2
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
午前7時
朝焼けに赤く染まった、霧島山。
午前8時
庭のナツフジに留まっている、コミスジ幼虫。
葉は日に日に萎れている。
午後4時
ナツフジの葉はさらにもっと萎れてきた。
風に揺れる振幅も大きく、これはいづれ引っ越すのではないか?
ハゼノキの葉を元気に食べていた、クロモンカギバ幼虫。
こちらは振動に驚き、素早く糞擬態のポーズ。
杉伐採地の作業はもう完了間近のようで、敷設していた「施工計画表」や「伐採作業中注意」という看板も撤去されていた。
地主の方の要望なのか、イチョウ大木は残されている。
伐採されず周縁に残された杉の一部は、前にも書いたように風倒木となる危険性が高まった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
フラッシュFL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
E-PL2
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
posted by やまかます at 19:18| レピ
2021年11月22日
赤蕪絨毯
三股町
午後5時
じっと動かない、クロセセリ。
気温が低いためだろうが、このまま夜を迎えるようだ。
この時期だからか、小柄。最初は何セセリか迷った。
庭ではヌルデの紅葉が目立つが、どれも実生の幼木。
こちらは、コマユミ。
ハキリバチのしわざ付き。
あ!オオカマキリのメスもいた。
目立つようで、目立たない。
まだこれから最後の力を振り絞って、産卵できるだろうか。
体に触れても反応は鈍く、お疲れのように見える。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
GODOX TT350
午後5時
じっと動かない、クロセセリ。
気温が低いためだろうが、このまま夜を迎えるようだ。
この時期だからか、小柄。最初は何セセリか迷った。
庭ではヌルデの紅葉が目立つが、どれも実生の幼木。
こちらは、コマユミ。
ハキリバチのしわざ付き。
あ!オオカマキリのメスもいた。
目立つようで、目立たない。
まだこれから最後の力を振り絞って、産卵できるだろうか。
体に触れても反応は鈍く、お疲れのように見える。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:17| カマキリ
2021年11月21日
赤葡萄、赤蜻蛉、赤エグリバ
宮崎県 児湯郡 木城町
昨日20日(土)の午後から、「木城えほんの郷」で開催された「むしむし探検隊」に講師として参加。
「えほんの郷」手前の渓流沿いにあった、イイギリにはたくさんの赤い実がまだ残っていた。
先日、毎年見に行っている青井岳のイイギリではほとんど残っていなかった。鳥のしわざか?
刈田では、ナツアカネのカップルが盛んに産卵していた。
夜は薪を囲んで、豚汁と焼き肉で夕食の後、先月から開催中の私の写真展のギャラリートーク。
その後、恒例のライトトラップを見てみたが、ウスギヌカギバが来ていたくらいで、虫はほとんど飛来しなかった。
例年ならヒメヤママユやウスタビガの姿があるはずだが、満月でもあり条件が良くなかった。
けれど、そのあと夜の花めぐりで花の香りの中、ナツグミの梢にサツマヒメカマキリ幼虫が見つかった。
まだ翅芽が見えないことから、亜終齢かと思う。写真は今朝になって撮影。
今朝になって昨夜の成果が乏しかったせいか、子供たちが私の泊まっているロッジまでやって来て、
「虫が見つかりません!どこを探せばいいですか?」と。みんな元気で好奇心旺盛だ。
そこで「どれどれいないはずはないよ、探し方にはコツがあるんだよ」と、常緑樹の梢を探ってみると、枯れ葉にしがみついていたアカエグリバがすぐにも見つかった。
お友達の手の上でウォーミングアップした後、ビュ〜んと飛び立っていく姿をみんなで見送った。
アカマツの根元が抉られて白く乾いた泥が付着していたので、イノシシの仕業であること、その近くに松脂の塊もあったので、匂いを嗅いでもらって感想を聞かせてもらったりした。
「いい匂い!」松脂の塊を大事そうにケースに入れる子もいた。
エナガの群れや、コゲラもすぐ頭上にやって来たので、囀りや姿の特徴を実況中継。
虫だけでなく、目の前に繰り広げられる自然の営みを、そのつながりをみんなで楽しむことができた。
すると、一人の子が落ち葉の中からタテハモドキを見つけた。何かを見つけてみたい、という気持ちにみんなが夢中になっていたようだ。
ナツフジの実生に、コミスジの幼虫がいた。地面から15センチほどと低い位置だし、
枯れ葉に留まっているので、顔を近づけてもすぐにはわかりづらかっただろう。
私は自宅庭で毎日、観察しているので遠目でもすぐにピンとくる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
昨日20日(土)の午後から、「木城えほんの郷」で開催された「むしむし探検隊」に講師として参加。
「えほんの郷」手前の渓流沿いにあった、イイギリにはたくさんの赤い実がまだ残っていた。
先日、毎年見に行っている青井岳のイイギリではほとんど残っていなかった。鳥のしわざか?
刈田では、ナツアカネのカップルが盛んに産卵していた。
夜は薪を囲んで、豚汁と焼き肉で夕食の後、先月から開催中の私の写真展のギャラリートーク。
その後、恒例のライトトラップを見てみたが、ウスギヌカギバが来ていたくらいで、虫はほとんど飛来しなかった。
例年ならヒメヤママユやウスタビガの姿があるはずだが、満月でもあり条件が良くなかった。
けれど、そのあと夜の花めぐりで花の香りの中、ナツグミの梢にサツマヒメカマキリ幼虫が見つかった。
まだ翅芽が見えないことから、亜終齢かと思う。写真は今朝になって撮影。
今朝になって昨夜の成果が乏しかったせいか、子供たちが私の泊まっているロッジまでやって来て、
「虫が見つかりません!どこを探せばいいですか?」と。みんな元気で好奇心旺盛だ。
そこで「どれどれいないはずはないよ、探し方にはコツがあるんだよ」と、常緑樹の梢を探ってみると、枯れ葉にしがみついていたアカエグリバがすぐにも見つかった。
お友達の手の上でウォーミングアップした後、ビュ〜んと飛び立っていく姿をみんなで見送った。
アカマツの根元が抉られて白く乾いた泥が付着していたので、イノシシの仕業であること、その近くに松脂の塊もあったので、匂いを嗅いでもらって感想を聞かせてもらったりした。
「いい匂い!」松脂の塊を大事そうにケースに入れる子もいた。
エナガの群れや、コゲラもすぐ頭上にやって来たので、囀りや姿の特徴を実況中継。
虫だけでなく、目の前に繰り広げられる自然の営みを、そのつながりをみんなで楽しむことができた。
すると、一人の子が落ち葉の中からタテハモドキを見つけた。何かを見つけてみたい、という気持ちにみんなが夢中になっていたようだ。
ナツフジの実生に、コミスジの幼虫がいた。地面から15センチほどと低い位置だし、
枯れ葉に留まっているので、顔を近づけてもすぐにはわかりづらかっただろう。
私は自宅庭で毎日、観察しているので遠目でもすぐにピンとくる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
posted by やまかます at 18:35| カマキリ
2021年11月19日
越年蝶
三股町
午前中は宮崎市内の小学校で講演を行ったので、近所のフィールドを歩いたのは午後1時過ぎからだった。
帰宅途中「あとひきネギラーメン」を食べた。ほんとうに久々のこと。
陽射しがかなりきつく、思わず薄手のパーカーさえも脱ぎたくなるほど。
多くのチョウが舞っており、足元からは次々と大きなトノサマバッタが跳ね飛んで行く。
知り合いの方が畑に出ていて、「いっぱい、ほら!チョウが飛んでいるよ」と声をかけてくれた。
その方と二人並んで谷津田の風景を眺め話していると、目の前でモンキチョウの雌雄が絡むように飛び始めた。
そのうち別のオスも加わり、3頭がちらちらと忙しく舞い続ける。
白い方がメスで、2頭の黄色いオスは一生懸命、求愛していますと実況中継さながら。
実況していたので撮影ならず。
「蝶々も、たいへんやね〜」と、知り合いのおばさまもしきりと感心していた。
メスのモンキチョウが、地面スレスレに舞っていたので近寄ってみれば、次々と産卵していた。
これはカラスノエンドウだろうか?
肉眼ではやっとわかる程度の小さな卵が、点々と付いていた。
卵はもうすぐ孵化しそうなのもあるが、これでは餌不足に落ち入りそうだ。きっとあちこち、食草を探し歩くことになるのだろう。モンキチョウの幼虫は少しづつ成長しながら、冬を越す。
ヒメアカタテハの元気な姿も多かった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 +接写リング
マクロフラッシュ STF-8
午前中は宮崎市内の小学校で講演を行ったので、近所のフィールドを歩いたのは午後1時過ぎからだった。
帰宅途中「あとひきネギラーメン」を食べた。ほんとうに久々のこと。
陽射しがかなりきつく、思わず薄手のパーカーさえも脱ぎたくなるほど。
多くのチョウが舞っており、足元からは次々と大きなトノサマバッタが跳ね飛んで行く。
知り合いの方が畑に出ていて、「いっぱい、ほら!チョウが飛んでいるよ」と声をかけてくれた。
その方と二人並んで谷津田の風景を眺め話していると、目の前でモンキチョウの雌雄が絡むように飛び始めた。
そのうち別のオスも加わり、3頭がちらちらと忙しく舞い続ける。
白い方がメスで、2頭の黄色いオスは一生懸命、求愛していますと実況中継さながら。
実況していたので撮影ならず。
「蝶々も、たいへんやね〜」と、知り合いのおばさまもしきりと感心していた。
メスのモンキチョウが、地面スレスレに舞っていたので近寄ってみれば、次々と産卵していた。
これはカラスノエンドウだろうか?
肉眼ではやっとわかる程度の小さな卵が、点々と付いていた。
卵はもうすぐ孵化しそうなのもあるが、これでは餌不足に落ち入りそうだ。きっとあちこち、食草を探し歩くことになるのだろう。モンキチョウの幼虫は少しづつ成長しながら、冬を越す。
ヒメアカタテハの元気な姿も多かった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 +接写リング
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 18:18| チョウ
2021年11月18日
枯れ葉ダマシ
三股町
玄関前のツバキに、翅を広げたタテハモドキがいた。
陽射しもなく気温が低いせいか、いくら近づいても微動だにしない。
ナツフジの葉を萎れさせ、越冬態勢に入ったかコミスジ幼虫。
以前、落ち着いていた葉は小さ過ぎたか?すでに脱落している。
このまま越冬するとも思えず、また引っ越しをしそうな予感がする。
すぐ近くでねぐらに篭っているタテハモドキの2頭は、ここに落ち着いてすでに10日目。
ここのすぐ右手には、先月からすでに一ヶ月近く、ねぐらに留まったまま。
晴れて気温が上がろうとも、一切活動していない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
玄関前のツバキに、翅を広げたタテハモドキがいた。
陽射しもなく気温が低いせいか、いくら近づいても微動だにしない。
ナツフジの葉を萎れさせ、越冬態勢に入ったかコミスジ幼虫。
以前、落ち着いていた葉は小さ過ぎたか?すでに脱落している。
このまま越冬するとも思えず、また引っ越しをしそうな予感がする。
すぐ近くでねぐらに篭っているタテハモドキの2頭は、ここに落ち着いてすでに10日目。
ここのすぐ右手には、先月からすでに一ヶ月近く、ねぐらに留まったまま。
晴れて気温が上がろうとも、一切活動していない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:16| チョウ
2021年11月17日
Xウィング
三股町
午前6時49分
ねぐらで朝を迎えた、ヒメアカネのオス。
夜露をびっしり纏った4枚の翅は、前翅を上に後ろ翅を下にと曲げてX型にしている。
前から気になっていたのだが、翅を水平でなくこうして交叉する理由とはなんだろう?
日が昇って気温が上がると翅についた雫は弾き飛ばし、その時に4枚の翅は水平に揃う。
自宅林を歩いていて思わず足を止めた。
すぐ目の前の地面を、アカイラガの幼虫が歩いていたからだ。
先端が赤い肉質突起のほとんどを捨てて身軽な姿になっているので、営繭場所を探し歩いていたのだろうか。
カメラをガッチリ構えて、深度合成撮影をしてみた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
午前6時49分
ねぐらで朝を迎えた、ヒメアカネのオス。
夜露をびっしり纏った4枚の翅は、前翅を上に後ろ翅を下にと曲げてX型にしている。
前から気になっていたのだが、翅を水平でなくこうして交叉する理由とはなんだろう?
日が昇って気温が上がると翅についた雫は弾き飛ばし、その時に4枚の翅は水平に揃う。
自宅林を歩いていて思わず足を止めた。
すぐ目の前の地面を、アカイラガの幼虫が歩いていたからだ。
先端が赤い肉質突起のほとんどを捨てて身軽な姿になっているので、営繭場所を探し歩いていたのだろうか。
カメラをガッチリ構えて、深度合成撮影をしてみた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:26| トンボ
2021年11月16日
朝一番、弾きます!
三股町
午前6時47分
昨夕、撮影したヒメアカネは、夜露を全身に纏っていた。
背景の抜けがいいので、雫弾きを去年に引き続き狙ってみることにした。
午前8時49分
明るくなって気温が少しづつ上がってくると、体の向きを変えた。
時折、前脚で頭部についた夜露の雫を拭ったりし始めた。そろそろだな!と緊張する。
午前8時58分
もそっ、と身じろぎした瞬間、4枚の翅を激しく羽ばたいて1回目の弾き!
このあと、少し間を置いて2回、羽ばたきを行った。通常、3回というのが決まりのようだ。
さらに数分後には飛び立って行った。
ユズの葉にいたナガサキアゲハ幼虫の様子を覗いてみたら、2頭のうち一頭は終齢になっていた。まだ小振りだけど。
ユズの果実は大きくなりすっかり色付いて、そこに寄生バチの一種がやって来た。
何かを見つけた!という素振りで、しきりと触角を震わせて果実表面を触診していた。
何を察知したのだろう?
それにしても、今年の果実は皆、デッカい!!
数は少ないけど。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午前6時47分
昨夕、撮影したヒメアカネは、夜露を全身に纏っていた。
背景の抜けがいいので、雫弾きを去年に引き続き狙ってみることにした。
午前8時49分
明るくなって気温が少しづつ上がってくると、体の向きを変えた。
時折、前脚で頭部についた夜露の雫を拭ったりし始めた。そろそろだな!と緊張する。
午前8時58分
もそっ、と身じろぎした瞬間、4枚の翅を激しく羽ばたいて1回目の弾き!
このあと、少し間を置いて2回、羽ばたきを行った。通常、3回というのが決まりのようだ。
さらに数分後には飛び立って行った。
ユズの葉にいたナガサキアゲハ幼虫の様子を覗いてみたら、2頭のうち一頭は終齢になっていた。まだ小振りだけど。
ユズの果実は大きくなりすっかり色付いて、そこに寄生バチの一種がやって来た。
何かを見つけた!という素振りで、しきりと触角を震わせて果実表面を触診していた。
何を察知したのだろう?
それにしても、今年の果実は皆、デッカい!!
数は少ないけど。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:49| トンボ
2021年11月15日
カトリヤンマとナガコガネグモ
三股町
庭の草むらでねぐらに籠ったままのタテハモドキやコミスジ幼虫の横で、鮮やかな色をしたフユイチゴの果実が朝陽を受けて輝いていた。
畦道を歩いていると足下の枯れ草にぶら下がった、カトリヤンマ♀の死骸があった。
ナガコガネグモの網糸に絡んでそのまま吸血されたようだ。
すでに死後数日を経ているようだ。
田んぼの側溝に舞い降りては産卵する姿をよく見かけていたが、それを知ってか知らずか、複数のナガコガネグモが側溝の上に網を張っている。
台所の勝手口近くのコンクリート壁を歩いていた、アトボシアオゴミムシ。
忙しく歩くので撮影はやりづらいが、今日に限ってはなぜかじっと動かない。
午後5時05分
昨日とほぼ同じ草むらで、3頭のヒメアカネがねぐらについていた。
オス2、メス1、という組み合わせも同じなので昨日と同じ個体だろうか。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
庭の草むらでねぐらに籠ったままのタテハモドキやコミスジ幼虫の横で、鮮やかな色をしたフユイチゴの果実が朝陽を受けて輝いていた。
畦道を歩いていると足下の枯れ草にぶら下がった、カトリヤンマ♀の死骸があった。
ナガコガネグモの網糸に絡んでそのまま吸血されたようだ。
すでに死後数日を経ているようだ。
田んぼの側溝に舞い降りては産卵する姿をよく見かけていたが、それを知ってか知らずか、複数のナガコガネグモが側溝の上に網を張っている。
台所の勝手口近くのコンクリート壁を歩いていた、アトボシアオゴミムシ。
忙しく歩くので撮影はやりづらいが、今日に限ってはなぜかじっと動かない。
午後5時05分
昨日とほぼ同じ草むらで、3頭のヒメアカネがねぐらについていた。
オス2、メス1、という組み合わせも同じなので昨日と同じ個体だろうか。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 18:08| クモ
2021年11月14日
2021年11月13日
オオカマキリのペア
福岡県 福津市 竹尾緑地
昨夜は雨も降ったりして荒れ模様だったようだが、今日は昼前から晴天となった。
鳥栖市から1時間40分ほどかけて古賀市に移動。明日の観察会の下見をしたあと、
すぐお隣の福津市、竹尾緑地で観察会を行った。
竹尾緑地では以前にも数回、季節を違えて観察会を行っている。
湿地のヘリの棒杭で見つかった、オオカマキリのペア。
すでに産卵期も後半に入っている頃合いである。まだオスが残っていることに驚いた。
メスは褐色型。このペア、遠目だとあっさりと素通りしてしまいそうだ。
このペアのすぐ近くの杭で、緑色型メスもいた。
オオカマキリのメスには、褐色と緑色の2型がいることを話していると、さらにもう一頭、少し小振りなカマキリがいた。
なんとそれが、チョウセンカマキリのメスだった。これはラッキー。
オオカマキリとの違いを胸の模様や後ろ翅の模様などで見てもらった。
チョウセンカマキリのメスはまだまだ元気で、摘んでいる私の手のひらに噛みつき、皮膚が抉られて小さな穴ができた。
おちょぼ口だからと言って、侮れない。
このあとは女郎蜘蛛の産卵や、虫のしわざ各種、など見て回り、1時間半の観察歩きがあっという間に終了。
古賀市に引き返し、明日の講演会の準備。
竹尾緑地で見つけたナナホシテントウをケースに入れておいたら、マウントしているペアがいた。
さて、ナナホシテントウ雌雄の判別は、ルーペくらいの倍率で見てわかるものだろうか???
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
昨夜は雨も降ったりして荒れ模様だったようだが、今日は昼前から晴天となった。
鳥栖市から1時間40分ほどかけて古賀市に移動。明日の観察会の下見をしたあと、
すぐお隣の福津市、竹尾緑地で観察会を行った。
竹尾緑地では以前にも数回、季節を違えて観察会を行っている。
湿地のヘリの棒杭で見つかった、オオカマキリのペア。
すでに産卵期も後半に入っている頃合いである。まだオスが残っていることに驚いた。
メスは褐色型。このペア、遠目だとあっさりと素通りしてしまいそうだ。
このペアのすぐ近くの杭で、緑色型メスもいた。
オオカマキリのメスには、褐色と緑色の2型がいることを話していると、さらにもう一頭、少し小振りなカマキリがいた。
なんとそれが、チョウセンカマキリのメスだった。これはラッキー。
オオカマキリとの違いを胸の模様や後ろ翅の模様などで見てもらった。
チョウセンカマキリのメスはまだまだ元気で、摘んでいる私の手のひらに噛みつき、皮膚が抉られて小さな穴ができた。
おちょぼ口だからと言って、侮れない。
このあとは女郎蜘蛛の産卵や、虫のしわざ各種、など見て回り、1時間半の観察歩きがあっという間に終了。
古賀市に引き返し、明日の講演会の準備。
竹尾緑地で見つけたナナホシテントウをケースに入れておいたら、マウントしているペアがいた。
さて、ナナホシテントウ雌雄の判別は、ルーペくらいの倍率で見てわかるものだろうか???
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:55| カマキリ
2021年11月12日
けもののしわざ
三股町
昨日、ネズミモチの小枝を歩いていたコミスジ幼虫は、今朝になって、
ナツフジ枯葉布団に落ち着いていた。
この枯葉布団は幼虫が齧って萎れさせたものだろう。
佐賀県 佐賀市 金立山公園
今年は5月に訪れてから、今回が2回目。
短い時間だったが、今抱えている本の仕事のための虫探しで歩いてみた。
シラカシの幹でじっと動かない、アオマツムシのメスがいた。
公園内の至るところでタヌキのため糞が見られ、さらに明るい草地には、イノシシの糞がやたらと多い場所もあった。かなり高い密度で転がっていて、こんな場所は初めてだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
昨日、ネズミモチの小枝を歩いていたコミスジ幼虫は、今朝になって、
ナツフジ枯葉布団に落ち着いていた。
この枯葉布団は幼虫が齧って萎れさせたものだろう。
佐賀県 佐賀市 金立山公園
今年は5月に訪れてから、今回が2回目。
短い時間だったが、今抱えている本の仕事のための虫探しで歩いてみた。
シラカシの幹でじっと動かない、アオマツムシのメスがいた。
公園内の至るところでタヌキのため糞が見られ、さらに明るい草地には、イノシシの糞がやたらと多い場所もあった。かなり高い密度で転がっていて、こんな場所は初めてだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:00| しわざ
2021年11月11日
越冬場所を求めて
三股町
昨日、カラムシの葉裏でビバークしていたキタキチョウは、今朝になって10時過ぎに姿を消した。
ちょうど晴れ間が出ていた時だったが、昨日に引き続き今日も天候不順で、晴れ間は一時だけ。
翅に異常があるように見受けたが、飛翔には差し支えなかったようだ。
気温も低めで、あったかいコーヒーを何杯も飲んでしまう。
ナツフジの蔓が複雑に絡んでいるネズミモチの梢を眺めてみた。
もちろんコミスジ幼虫を探すのが目的で、すぐにも幼虫の姿を発見。
この幼虫は越冬場所を吟味していたのか、やたら上へ下へと歩き回っていた。
いやまさか!?とは思うが蛹化場所を探し歩いていた可能性もあるだろうか。
その傍ではずっと何日も動かない幼虫もいて、個性の違いを感じる。
ネズミモチの梢に引っ掛かっていた落ち葉を手に取ると、小さなキノコがたくさん生えていた。
手塚治虫 著:『陽だまりの樹』(全6巻)を久しぶりに読み直している。
舞台は幕末激動の時代。シーボルトが日本から追放されてしばらく経た頃だろうか。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
昨日、カラムシの葉裏でビバークしていたキタキチョウは、今朝になって10時過ぎに姿を消した。
ちょうど晴れ間が出ていた時だったが、昨日に引き続き今日も天候不順で、晴れ間は一時だけ。
翅に異常があるように見受けたが、飛翔には差し支えなかったようだ。
気温も低めで、あったかいコーヒーを何杯も飲んでしまう。
ナツフジの蔓が複雑に絡んでいるネズミモチの梢を眺めてみた。
もちろんコミスジ幼虫を探すのが目的で、すぐにも幼虫の姿を発見。
この幼虫は越冬場所を吟味していたのか、やたら上へ下へと歩き回っていた。
いやまさか!?とは思うが蛹化場所を探し歩いていた可能性もあるだろうか。
その傍ではずっと何日も動かない幼虫もいて、個性の違いを感じる。
ネズミモチの梢に引っ掛かっていた落ち葉を手に取ると、小さなキノコがたくさん生えていた。
手塚治虫 著:『陽だまりの樹』(全6巻)を久しぶりに読み直している。
舞台は幕末激動の時代。シーボルトが日本から追放されてしばらく経た頃だろうか。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:31| チョウ
2021年11月10日
ビバーク
三股町
気温は15度程度で寒く、断続的に雨。
雨の時は風も強めに吹いて縁側に干してあった洗濯物は早々と室内に取り込んだ。
庭のカラムシでは、キタキチョウが葉裏でビバークしていた。
昨夕からここに潜り込んだのだろう。
ビュンビュン、風に煽られている事もあったが、キチョウはそれでもしっかり踏ん張っていた。
前翅がわずかにズレているのは、何か不具合があるのだろうか?
ヤマトシジミが飛んでいることもあったが、ほとんどチョウの活動は見られない。
雲の流れは速く、時折、青空が広がる事もあったが、ほんの数分間でどんより冷たい曇り空に戻る。
雨風を凌ぐには、あまりふさわしいビバーク場所とは思えないが、キタキチョウは今夜もここで過ごすようだ。
秋の蛾、ウスキトガリキリガが灯りに来ていた。
特徴のある紋様、翅形が印象的だ。ツバキやサクラで幼虫が育つようだが、まだ幼虫は見たことがない。
ぎっしりと並んだ赤い蕾が目立つイヌタデは、よ〜く見ると小さな薄桃色の花が咲いていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3+自作ディフューザー
近藤ようこ『高浜親王航海記』第四巻、が届いた。
渋澤龍彦の原作を漫画化した作品で、全四巻。
気温は15度程度で寒く、断続的に雨。
雨の時は風も強めに吹いて縁側に干してあった洗濯物は早々と室内に取り込んだ。
庭のカラムシでは、キタキチョウが葉裏でビバークしていた。
昨夕からここに潜り込んだのだろう。
ビュンビュン、風に煽られている事もあったが、キチョウはそれでもしっかり踏ん張っていた。
前翅がわずかにズレているのは、何か不具合があるのだろうか?
ヤマトシジミが飛んでいることもあったが、ほとんどチョウの活動は見られない。
雲の流れは速く、時折、青空が広がる事もあったが、ほんの数分間でどんより冷たい曇り空に戻る。
雨風を凌ぐには、あまりふさわしいビバーク場所とは思えないが、キタキチョウは今夜もここで過ごすようだ。
秋の蛾、ウスキトガリキリガが灯りに来ていた。
特徴のある紋様、翅形が印象的だ。ツバキやサクラで幼虫が育つようだが、まだ幼虫は見たことがない。
ぎっしりと並んだ赤い蕾が目立つイヌタデは、よ〜く見ると小さな薄桃色の花が咲いていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3+自作ディフューザー
近藤ようこ『高浜親王航海記』第四巻、が届いた。
渋澤龍彦の原作を漫画化した作品で、全四巻。
posted by やまかます at 17:53| レピ
2021年11月09日
朽木虫
三股町
立ち枯れて倒木となっていたアカメガシワ。
その樹皮はボロボロと自然に剥がれていて、残っている樹皮をめくってみれば、アカハネムシ類の幼虫が潜んでいた。
尾突起の形状から、アカハネムシ(P.vestiflua)かと思う。
高さ45センチほどのケヤキ立ち枯れは手でゆすると、あっさり地面に転がった。
太い根っこをナタで割ると、クワガタムシ幼虫が入っていた。
まだ小さいが、ノコギリクワガタだろう。
近所のスギ伐採池の縁に切り残されたスギの一本には、樹皮下にオオトビサシガメが潜んでいた。
秋は何処へやら、今日は肌寒くて冬の虫探しとなった。
以前、スギ伐採池で切り残された杉のことを書いたけれど、先日、新たな情報を得ることができた。
伐採地一部の地主の方からの情報で(伐採地は数区分あって所有者が複数いる)、その方によると、私がAからBと写真で示した数本のスギの生えている土地区分については、土地の所有者が特定できないそうだ。そのため、所有者の了解もなく伐採するわけにもいかず、そのまま放置されているということだった。
この先、所有者が分からないままではスギは限りなく成長を続け(保守管理は一切行われていないし)、風倒木となる危険性を孕むのは必至。狭い道路を挟んですぐ目の前に立ちはだかる大杉に恐怖感を抱くのはごく当然のことだが、かと言って今の日本の法律では、万が一倒木被害が生じたとしても何の手立ても保証もなく、訴訟を起こす事もできない。
参照文献:吉富博之・甲斐達也(2015)「日本産アカハネムシ科の幼虫とチェックリスト」SAYABANE N.S. No.18
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3+自作ディフューザー
立ち枯れて倒木となっていたアカメガシワ。
その樹皮はボロボロと自然に剥がれていて、残っている樹皮をめくってみれば、アカハネムシ類の幼虫が潜んでいた。
尾突起の形状から、アカハネムシ(P.vestiflua)かと思う。
高さ45センチほどのケヤキ立ち枯れは手でゆすると、あっさり地面に転がった。
太い根っこをナタで割ると、クワガタムシ幼虫が入っていた。
まだ小さいが、ノコギリクワガタだろう。
近所のスギ伐採池の縁に切り残されたスギの一本には、樹皮下にオオトビサシガメが潜んでいた。
秋は何処へやら、今日は肌寒くて冬の虫探しとなった。
以前、スギ伐採池で切り残された杉のことを書いたけれど、先日、新たな情報を得ることができた。
伐採地一部の地主の方からの情報で(伐採地は数区分あって所有者が複数いる)、その方によると、私がAからBと写真で示した数本のスギの生えている土地区分については、土地の所有者が特定できないそうだ。そのため、所有者の了解もなく伐採するわけにもいかず、そのまま放置されているということだった。
この先、所有者が分からないままではスギは限りなく成長を続け(保守管理は一切行われていないし)、風倒木となる危険性を孕むのは必至。狭い道路を挟んですぐ目の前に立ちはだかる大杉に恐怖感を抱くのはごく当然のことだが、かと言って今の日本の法律では、万が一倒木被害が生じたとしても何の手立ても保証もなく、訴訟を起こす事もできない。
参照文献:吉富博之・甲斐達也(2015)「日本産アカハネムシ科の幼虫とチェックリスト」SAYABANE N.S. No.18
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3+自作ディフューザー
posted by やまかます at 19:22| コウチュウ
2021年11月08日
越冬準備
三股町
ようやく庭のツワブキの花が咲き始めた。
断続的に雨が降り、肌に触れる空気が少し生暖かく感じる一日だった。
もう1週間以上、ナツフジの葉上でじっとしたままの、コミスジ幼虫。
越冬の際は萎れさせた枯れ葉布団にくるまるはずだが、、、、、。
スイカズラも気になって覗いてみれば、イチモンジチョウ幼虫のしわざがすぐ見つかった。
幼虫のシルエットも見える。
イチモンジチョウ幼虫は、萎れさせ切り詰めた台形型の葉を糸で閉じた中に入って越冬する。
小さな枯れ葉鞄は蔓から落ちないように糸でガッチリ固定される。
小さな鞄の中で幼虫の体は極限までスリムになり、まさにマジシャンの技のよう。
今朝も元気に囀っていた、ホオジロ。
望遠ズームの400mmに2倍テレコンを付けての撮影練習は日頃から怠りなく。なくても大丈夫ではあったが、三脚を使用。
TASCAMの、リニアPCM レコーダー「DR-05X」が届いた。
手のひらサイズで、厚みはスマホ3台分(26mm)。
自分への誕生日祝いを、今年はレコーダーにしてみた(去年は腕時計)。
レコーダーは仕事には直接関係ないアイテムだ。
ちょっと気になる音の風景を記録して、後でじっくり聴いてみたい。そんな軽い動機。
さっそく庭に出て、ジョウビタキやタイワンクツワムシの鳴き声を拾ってみた。
取説をろくに読まなかったけれど、録音はうまくできた。
英語表示を日本語に切り替えるのに少し手間取ったが、取説を読めば操作そのものは難しいことはない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS MC-20
ようやく庭のツワブキの花が咲き始めた。
断続的に雨が降り、肌に触れる空気が少し生暖かく感じる一日だった。
もう1週間以上、ナツフジの葉上でじっとしたままの、コミスジ幼虫。
越冬の際は萎れさせた枯れ葉布団にくるまるはずだが、、、、、。
スイカズラも気になって覗いてみれば、イチモンジチョウ幼虫のしわざがすぐ見つかった。
幼虫のシルエットも見える。
イチモンジチョウ幼虫は、萎れさせ切り詰めた台形型の葉を糸で閉じた中に入って越冬する。
小さな枯れ葉鞄は蔓から落ちないように糸でガッチリ固定される。
小さな鞄の中で幼虫の体は極限までスリムになり、まさにマジシャンの技のよう。
今朝も元気に囀っていた、ホオジロ。
望遠ズームの400mmに2倍テレコンを付けての撮影練習は日頃から怠りなく。なくても大丈夫ではあったが、三脚を使用。
TASCAMの、リニアPCM レコーダー「DR-05X」が届いた。
手のひらサイズで、厚みはスマホ3台分(26mm)。
自分への誕生日祝いを、今年はレコーダーにしてみた(去年は腕時計)。
レコーダーは仕事には直接関係ないアイテムだ。
ちょっと気になる音の風景を記録して、後でじっくり聴いてみたい。そんな軽い動機。
さっそく庭に出て、ジョウビタキやタイワンクツワムシの鳴き声を拾ってみた。
取説をろくに読まなかったけれど、録音はうまくできた。
英語表示を日本語に切り替えるのに少し手間取ったが、取説を読めば操作そのものは難しいことはない。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS MC-20
posted by やまかます at 19:43| チョウ
2021年11月07日
鳥の糞もどき
三股町
今日はよく晴れて、桜島の眺望も拝めた。
梶山小学校裏から。
ノササゲの豆果が弾けていた。
カラスウリ
小学校理科の教科書で初めて知った頃、カラスウリの赤い果実に憧れたものだ。あの独特な香りも良い。
成虫越冬の、ホソミイトトンボ♀
マユアタテアカネ♀
背景はヌルデの紅葉。
都城市 山之口町
ハゼノキの葉をヘリから食べていた(蚕食とも言う)、クロモンカギバの幼虫。
少しでも異常な振動を感じると、体を丸めて糞に化ける。
若齢幼虫は葉の先端から食べ始め、
しかも葉を齧って萎れさせるという偽装工作まで施しているようだ。
産卵位置も先端部なんだろうか?
今年のウラナミシジミは、例年に比べて多いように感じる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
今日はよく晴れて、桜島の眺望も拝めた。
梶山小学校裏から。
ノササゲの豆果が弾けていた。
カラスウリ
小学校理科の教科書で初めて知った頃、カラスウリの赤い果実に憧れたものだ。あの独特な香りも良い。
成虫越冬の、ホソミイトトンボ♀
マユアタテアカネ♀
背景はヌルデの紅葉。
都城市 山之口町
ハゼノキの葉をヘリから食べていた(蚕食とも言う)、クロモンカギバの幼虫。
少しでも異常な振動を感じると、体を丸めて糞に化ける。
若齢幼虫は葉の先端から食べ始め、
しかも葉を齧って萎れさせるという偽装工作まで施しているようだ。
産卵位置も先端部なんだろうか?
今年のウラナミシジミは、例年に比べて多いように感じる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 18:11| ガ
2021年11月06日
ジイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
三股町
好天続きだったけれど、今日は朝から久々の雨。
気温も13度程度といきなりだから、余計に肌寒く感じる。
ススキの葉にしがみつくアナタは、ダレ!?
仕事部屋を出てすぐの草むらにいたのは、シブイロカヤキリ。
メス、かな?
髭のようにも見える顔の黒い模様が本種の特徴。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
好天続きだったけれど、今日は朝から久々の雨。
気温も13度程度といきなりだから、余計に肌寒く感じる。
ススキの葉にしがみつくアナタは、ダレ!?
仕事部屋を出てすぐの草むらにいたのは、シブイロカヤキリ。
メス、かな?
髭のようにも見える顔の黒い模様が本種の特徴。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
posted by やまかます at 18:15| バッタ
2021年11月05日
アリ地獄
三股町
庭のユズには、ナガサキアゲハの若齢幼虫が2頭いた。寒さが厳しくなる前に蛹化できるかどうか危うい。
例年、遅く産卵されたナガサキアゲハやモンキアゲハの幼虫が成長し切れず死んでしまうことは珍しくない。
そのユズの葉っぱをしばらく眺めていたら、葉裏に何やらゴミがついているように見えた。
手繰り寄せてみれば、ギボシヒメグモの親子たち、だった。
画面中央右寄りに母蜘蛛がいて、その周りを子蜘蛛が取り囲んでいる。
葉裏には食べかすとなった昆虫の死骸や、子蜘蛛の脱皮殻などが雑然と放置されているので、見た目は汚らしい。
少しは掃除でもしたらどうだい、と思いたくもなるが、この雑然としたのが天敵の目を欺く戦略にでもなっているかな?
子蜘蛛の中にはやけに小さいのがいる。成長が遅れているのか、それともオスだろうか?
ユズの近くで、穴掘り作業をすること2時間。掘り出した土の山に取り囲まれた。
大人一人が浸かれる浴槽ほどの穴ができた。
土中にいるはずのお目当ての虫がなかなか見つからない。
そのうち出るさ!と自分を宥め励ましつつ掘り進むうち、
なんだか自分の墓穴を掘っているような気がしてきた。
午後4時過ぎ、これは無理!と、ついにギブアップ。
これだけ掘ったのだから、この大きな穴は何かに活用したいとも思う。人工池にでもしようか、、、。
蛇口も近いし。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2.8
FL-LM3
マクロフラッシュ STF-8
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
庭のユズには、ナガサキアゲハの若齢幼虫が2頭いた。寒さが厳しくなる前に蛹化できるかどうか危うい。
例年、遅く産卵されたナガサキアゲハやモンキアゲハの幼虫が成長し切れず死んでしまうことは珍しくない。
そのユズの葉っぱをしばらく眺めていたら、葉裏に何やらゴミがついているように見えた。
手繰り寄せてみれば、ギボシヒメグモの親子たち、だった。
画面中央右寄りに母蜘蛛がいて、その周りを子蜘蛛が取り囲んでいる。
葉裏には食べかすとなった昆虫の死骸や、子蜘蛛の脱皮殻などが雑然と放置されているので、見た目は汚らしい。
少しは掃除でもしたらどうだい、と思いたくもなるが、この雑然としたのが天敵の目を欺く戦略にでもなっているかな?
子蜘蛛の中にはやけに小さいのがいる。成長が遅れているのか、それともオスだろうか?
ユズの近くで、穴掘り作業をすること2時間。掘り出した土の山に取り囲まれた。
大人一人が浸かれる浴槽ほどの穴ができた。
土中にいるはずのお目当ての虫がなかなか見つからない。
そのうち出るさ!と自分を宥め励ましつつ掘り進むうち、
なんだか自分の墓穴を掘っているような気がしてきた。
午後4時過ぎ、これは無理!と、ついにギブアップ。
これだけ掘ったのだから、この大きな穴は何かに活用したいとも思う。人工池にでもしようか、、、。
蛇口も近いし。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2.8
FL-LM3
マクロフラッシュ STF-8
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
posted by やまかます at 19:39| クモ
2021年11月04日
網戸に45度の姿勢とは?
三股町
車のオイル交換で街に出た。
30分待ちの間、広い駐車場のベンチに座っていたら、陽射しがキツくじっとしていられないほど、暑かった。
私くらいの年齢になると、どこのお宅でも子供部屋は大抵は空き部屋で、使い途は物置部屋となっているのではないだろうか。
今朝、そのガランとした子供部屋の窓の網戸に、西日が燦々と降り注いでいる中、
キマダラカメムシが姿勢正しくじっとしていた。
窓を開けると逃げるかな、と思いきやそのまま動かない。
顔を近づけてよく見ると、口吻を直角に突き立てて、しかも何かを吸い上げているような気配がある。
口吻の付け根あたりが時折、ドクン、ドクンとわずかに動き、それはポンプが稼働しているかのように見える。
もし吸引中だとしたら、アルミサッシの表面から、一体何を吸い上げているのだろう?
無機質のアルミサッシ表面は埃だらけで乾燥している。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
車のオイル交換で街に出た。
30分待ちの間、広い駐車場のベンチに座っていたら、陽射しがキツくじっとしていられないほど、暑かった。
私くらいの年齢になると、どこのお宅でも子供部屋は大抵は空き部屋で、使い途は物置部屋となっているのではないだろうか。
今朝、そのガランとした子供部屋の窓の網戸に、西日が燦々と降り注いでいる中、
キマダラカメムシが姿勢正しくじっとしていた。
窓を開けると逃げるかな、と思いきやそのまま動かない。
顔を近づけてよく見ると、口吻を直角に突き立てて、しかも何かを吸い上げているような気配がある。
口吻の付け根あたりが時折、ドクン、ドクンとわずかに動き、それはポンプが稼働しているかのように見える。
もし吸引中だとしたら、アルミサッシの表面から、一体何を吸い上げているのだろう?
無機質のアルミサッシ表面は埃だらけで乾燥している。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:50| カメムシ
2021年11月03日
講演会とギャラリートーク
午前中、『新富町図書館〜ブックフェスタ2021』で講演を行い、午後から木城町の『木城えほんの郷』にて、ギャラリートークを行った。
新富町図書館での演目は「昆虫のお母さんとこども」として1時間、『木城えほんの郷』では開催中の写真展のギャラリートークを50分ほどで写真の内容説明に加え、撮影の裏舞台、写真への思い入れなどを語った。
ギャラリートークの後コーヒーをいただき、嫁さんと本屋さんを出たところで、多数のアリジゴクに目が釘付けとなった。
雨を凌げるほんの僅かな砂地に点々と並んだ、すり鉢状の蟻地獄(写真画面の右側にもこれと同じくらいの数が並んでいた)。
何度も出入りしている本屋さんの玄関口近くにあって、これまで気付かなかったのが情けない気がした。
さらに駐車場へと緩いスロープを下っていくと、目の前の棒杭を色鮮やかなイラガ幼虫が登っていた。イラガ幼虫は久しぶりの対面。
体の色合いからして、営繭が近いのだろう。
そう言えば、昔(17年ほど前)、群馬大学構内のケヤキ並木に無数の繭がついていて、驚いたことを思い出した。
数えてはないがかなりの数だった。松山の実家の庭の柿の木でも大量に発生したことがあり、その時は枝ごと宮崎に持ち帰ったこともあった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
posted by やまかます at 19:36| ガ
2021年11月02日
2021年11月01日
夏型キチョウ
三股町
正午過ぎ、我が家では年に一、二回あるかないかの御来客。
なので昨日から掃除は抜かりなく隅々まで。
出迎えに出た玄関先のジョロウグモ網糸に、キタキチョウが掛かっていた。
お客さんを横目に失礼して、撮影だけは手早く済ませた。
小さなオスがすかさず下降してきて、交尾を試みようとしたが、メスの足蹴り一発を食らい、すぐさま退却していた。
餌食となったキタキチョウは夏型の紋様だが、今の時期ほとんどが秋型である。
家の前の道沿いでは、イノコヅチの花に、ルリウラナミシジミが来ていた。
先日も仕事部屋を出たすぐの庭にいたし、町内の上米公園には数頭が乱舞していた。
九州各地で繁殖しているようで、宮崎県内での採集、目撃の記録も今年は多いようだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
正午過ぎ、我が家では年に一、二回あるかないかの御来客。
なので昨日から掃除は抜かりなく隅々まで。
出迎えに出た玄関先のジョロウグモ網糸に、キタキチョウが掛かっていた。
お客さんを横目に失礼して、撮影だけは手早く済ませた。
小さなオスがすかさず下降してきて、交尾を試みようとしたが、メスの足蹴り一発を食らい、すぐさま退却していた。
餌食となったキタキチョウは夏型の紋様だが、今の時期ほとんどが秋型である。
家の前の道沿いでは、イノコヅチの花に、ルリウラナミシジミが来ていた。
先日も仕事部屋を出たすぐの庭にいたし、町内の上米公園には数頭が乱舞していた。
九州各地で繁殖しているようで、宮崎県内での採集、目撃の記録も今年は多いようだ。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:16| チョウ