2021年09月28日

ネコハギとイモムシ

三股町

庭の地面を這うようにして茎を伸ばしている、ネコハギ
葉っぱも小さいけど、控えめな白い蝶弁花がいい。
ネコハギという和名も覚えやすく、高校生の頃にはマメ科植物が好きになって、近所で植物探索をしては図鑑を眺めていた。
チョウの食草を知りたくて植物図鑑を買ったけれど、植物そのものにも興味を覚えて、庭で栽培したりもした。
NHKの「趣味の園芸」もたまに購読していた。植物のことを色々知りたかった。
庭にいろんなチョウや虫を呼び込みたいという気持ちも強くあったけど、雑木雑草をなんで?と親は嫌がっていた。
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ネコハギの小さな葉を食べていたのは、キチョウ(キタキチョウ)の幼虫。数日前から毎日、この幼虫の様子を見ていた。
キチョウ幼虫-3259568.jpg

小雨が降る今朝のこと、もう前蛹になっていた。
ネコハギは軟毛に覆われているのが特徴の一つ。
キチョウ蛹-3289734.jpg

蛹になるのは明日かなと思っていたら、午後3時20分、すでに蛹化していた。
蛹化したばかりなのだろう、透明感のある艶々の体をしている。抜け殻もまだお尻のところに残っているが、そのうち体をくねらせて落とす、、はず。
キチョウ蛹-9280141.jpg


谷津田でずっと継続観察しているナガコガネグモを見ての帰り道、
うちの林縁からクロコノマチョウが次々と飛び出してきた。
翅裏の紋様は個体によって様々で、まるで指紋のように同じものは無いと言っても言い過ぎでは無いだろう。
クロコノマチョウ-9280126.jpg

その次は、ゴイシシジミ
一箇所に3頭いた。今年はやけにゴイシシジミが多い。
マユタテアカネ-9280134.jpg

林に入る手前で、マユタテアカネのオス。
マユタテアカネ-9280130.jpg


カナムグラの群落は最盛期で花もたくさん咲いているが、秋を感じさせる色も見つかる。
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ヤブマメの葉には、コミスジの幼虫巣と幼虫が見つかる。
ヤブマメ-2250672.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:22|